スマートフォンユーザーのアプリ利用実態調査 

2015年01月13日
インターネット利用状況を調査しているビデオリサーチインタラクティブは、スマートフォンユーザーのアプリ利用データを多面的に分析できるサービス「Cloudish」の2014年11月度のアプリ利用ログデータを使用して、平日の昼休みの時間帯(12時台)におけるAndroidスマートフォンのアプリ利用状況についてまとめました。

【結果の主なポイント】

●2014年11月度の平日1日当たりのアプリ利用率を時間帯別でみると、7時台と12時台、17時~22時台にアプリ利用が活発になっていることがわかる。
昼休みの時間帯である12時台(全体の利用率:30.8%)に絞り、性年代別の利用率をみると、学生が多くを占める女性10代では、21.7%と相対的に低い結果になっている。これは、校内へのスマートフォンの持ち込み禁止・使用制限などの学校ルールにあてはまる学生がいることに起因していよう。逆に、勤め人が多くを占める男性30代では41.9%と高い利用率を示している。

●平日12時台のアプリカテゴリ別起動回数シェアをみると、「LINE」など通信カテゴリのアプリの起動回数が45.2%までのシェアを占める結果となった。次いで、「パズル&ドラゴンズ」などゲームカテゴリ(13.1%)、“電源管理”などのツールカテゴリ(11.3%)、「Twitter」「Facebook」などソーシャルネットワークカテゴリ(10.1%)が続く。

●以下、昼休みのアプリ利用状況が特徴的だった女性10代と男性30代に関して、利用率上位アプリタイトルをみてみると、ともに「LINE」が最も高くなっており、利用者1人当たりの平均起動回数も他アプリに比べて相対的に多くなっている(この傾向は、他の年代層でも共通している)。
その他、女性10代では、「LINE camera」「カメラ360」「無音カメラ」などカメラアプリが多くランクインしていることが特徴として挙げられる。「Instagram」や「Twitter」といった写真でコミュニケーションを取れるソーシャルアプリも上位にランクインしていることから、カメラアプリで撮った写真をソーシャル上に投稿しているケースが多いものと推察される。 一方、男性30代の特徴としては、利用率上位20位までにゲームアプリが7タイトル(女性10代は2タイトル)と多くランクインしていることが挙げられる。

●主なアプリタイトルについて、平日12時台の利用が何日あったのかをみると、ここでも「LINE」が強く、11月の平日18日間のうち、半分(10日)以上利用したヘビーユーザーが両層とも1/4を占めており、平均利用日数も多いことから、昼休みの「LINE」利用の習慣性が窺える。


【集計概要】
調査エリア:日本全国
集計対象期間:2014年11月度の平日(祝日除く)18日間
集計利用データ:「Cloudish」搭載の上記対象期間のアプリ利用ログデータ
(属性が判別できる26,363サンプルを対象)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ビデオリサーチインタラクティブ]
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