携帯電話利用に関する意識調 

2015年04月03日
楽天リサーチは、「携帯電話利用に関する意識調査」をインターネットで実施。今回の調査は、2015年3月18日(水)から19日(木)の2日間、楽天リサーチに登録しているモニター(約230万人)の中から、全国の20代~60代の男女1,000人を対象に行いました。

【調査結果】

■半数以上が「SIMロック」を「知っている」

「SIMロック」の認知について聞いたところ、知っている(よく知っている(16.1%)、少し知っている(34.2%))人は、半数以上(50.3%)いた。「SIMロック」を知っている人のうち、男性(64.2%)の方が女性(36.4%)より27.8ポイント多かった。なかでも、20代男性の3割以上(33.0%)は「よく知っている」と答え、ほかの性年代と比べると最も高いことが明らかになった。

■「SIMロック」を知っている人の約7割が「SIMロック解除の義務化」を知っている

前問で、「SIMロック」とは何か知っていると答えた人に、「SIMロック解除の義務化」について知っているか聞いたところ、7割以上(73.2%)が知っていた。全体では、36.8%の人が「SIMロック解除の義務化」について知っていることになる。男女間の差を見ると、男性(79.1%)が女性(62.6%)より16.5ポイント多く知っており、「SIMロック」の認知度に続き、「SIMロック解除の義務化」についても、男性の方が女性よりも知見があるという結果になった。また、こちらも20代男性(34.3%)が最も「よく知っている」ことが明らかになった。

■約8割が携帯電話「1台持ち」。「2台持ち」は約1割、20代男性の16.0%は「2台持ち」

携帯電話(スマートフォン、フィーチャーフォン)の契約台数を聞いたところ、約8割(78.4%)が「1台持ち」だった。「2台持ち」は9.5%となっており、8.7%は「持っていない」ことがわかった。

「2台持ち」で最も多い年代は男性20代(16.0%)であり、ほかの年代(平均8.8%)と比べ、7.2ポイント多いという結果になった。

■携帯電話端末のうち、93.1%以上が3大通信事業者と契約。約3%がMVNO

所有している携帯電話端末の「現在契約している通信事業者(キャリア)/MVNO(仮想移動体通信事業者)」を聞いたところ、3大通信事業者(キャリア)が全体の9割以上(93.1%)を占めた。3大通信事業者の内訳は「docomo(40.4%)」、「au(29.9%)」、「SoftBank(22.8%)」となった。また、約3%(2.7%)は、MVNOとの契約であることもわかった。

■4分の1はフィーチャーフォン。60代の4割以上がフィーチャーフォン

どの機種を使っているか聞いたところ、Androidが最も多く(35.9%)、次いでiPhone(28.6%)だった。Androidを使っているのは、男性の方が女性よりも8.9ポイント高く(男性40.0%、女性31.1%)、iPhoneを使っているのは、女性の方が男性よりも7.2ポイント高いことがわかった(男性25.3%、女性32.5%)。

また、使っている機種の4分の1(25.0%)がフィーチャーフォンであることがわかった。なかでも、60代の4割以上(40.8%)が使用しており、他の年代(平均21.9%)と比べ、18.9ポイント高いことが明らかになった。

■月額利用料金、「10,000円~19,999円」が最多。半数以上が6,000円超え

携帯電話にかけている月額利用料金を聞いてみたところ、最も多いのが「10,000円~19,999円(11.8%)」だった。続いて、「7,000円~7,999円(11.6%)」、「6,000円~6,999円(11.0%)」だった。月額利用料金が「6,000円以上」である人の割合は半数以上(54.0%)となった。

男女間の差を見ると、男性は「10,000円~19,999円(13.2%)」を支払っている人が最も多く、女性は「8,000円~8,999円(13.5%)」を支払っている人が最も多い。

性年代別に見ると、男性20代~40代は、「10,000円~19,999円(平均17.3%)」が多く、男性50代~ 60代は「6,000円~6,999円(平均15.2%)」が多いことがわかった。一方、女性20代は、「8,000円~8,999円(24.7%)」が最も多く、30代は「7,000円~7,999円(18.8%)」、「8,000円~8,999円(18.8%)」が多かった。女性40代~50代は「2,000円~2,999円(女性40代13.3%、女性50代15.5%)」、女性60代は「1,000円~1,999円(17.9%)」が多く、女性40代~60代は比較的低額であることがわかった。

■7割以上が、現在の月額利用料金を高いと考える。「高い」と感じる料金帯は、4,000円以上

自身の月額利用料金を高いと思うか訊ねたところ、7割以上(70.2%)が高い(高い(41.4%)、やや高い(28.8%))と考えていることがわかった。
また、月額利用料金が4,000円を超えると、半数以上が高いと感じることがわかった。

■月額利用料金、7割以上が高いと考えるも、携帯電話を替えたい人は約2割

7割以上の人が月額利用料金を高いと考えているが、携帯電話の契約内容を変更したい(変更したい(13.6.%)、変更したいと少し思う(9.4%))という考えに至っている人は、約2割(23.0%)しかいなかった。

■今使っている携帯電話を変更したくない理由第一位は、「変更したいと思える料金プランがないから」。一方、女性50代~60代は、「現在使っている料金プランを気に入っているから」

変更したくないと答えた人に、その理由を聞いたところ、約4割が「変更したいと思える料金プランがないから(38.5%)」と答え、現在の利用プランに満足しているというよりは、魅力的な料金プランがないことを挙げた。2位以下は、「2年契約で違約金が発生するから(30.0%)」、「手続きに手間がかかるから(24.8%)」と続いた。

「変更したいと思える料金プランがないから」を理由に挙げる方は、月額利用料金が比較的高い男性20代(55.7%)で、他の性年代(平均36.2%)と比べ19.5ポイント高く、一方、「現在使っている料金プランを気に入っているから」という理由については、月額利用料金が比較的安価な女性50代~60代(平均24.0%)で、他の性年代(平均11.9%)と比べて差が出ていた。

■携帯電話において、最も重要視しているのは、「料金の安さ」

携帯電話の「通信事業者が提供しているサービス」や「携帯電話端末の機能」について、重要度を聞いたところ、最も重要なことは、「料金の安さ(64.6%)」が突出していた。続いて「今までと同じ電話番号を使えること(53.7%)」、「通信速度が速い(42.2%)」だった。

■携帯電話の用途についてほぼ毎日使われるのは、1位「インターネット機能を利用した検索、情報入手」、2位「キャリアメール」、3位「無料のコミュニケーションアプリにおけるメッセージのやり取り」

最も使われるのは、「インターネット機能を利用した検索、情報入手、ニュースの閲覧」
携帯電話の用途について使用頻度を聞いたところ、ほぼ毎日使う機能として、突出して多かったのが「インターネット機能を利用した検索、情報入手、ニュースの閲覧(52.8%)」であった。

20代の半数以上が「無料のコミュニケーションアプリ」を利用。20代~30代を中心に「Webメール」を利用。30代~50代に根強い人気、「キャリアメール」
メール(キャリアメール(36.6%)、Webメール(28.8%))や、無料のコミュニケーションアプリにおけるメッセージのやり取り(33.1%)といった、オンライン上でのコミュニケーションは、ほぼ毎日使われる機能として多いことがわかった。

年代別に比較すると、20代の半数以上(51.0%)が「無料のコミュニケーションアプリ(Viber、LINE、Skype等)におけるメッセージのやり取り」をほぼ毎日利用しており、突出して多い傾向にあることがわかった(他の年代の平均23.5%)。「Webメール(@gmail.com、@yahoo.co.jp、@hotmail.co.jp等)」に関しては、20代~30代(平均36.2%)を中心に使われていることがわかった(他の年代の平均22.9%)。また「キャリアメール(@docomo.ne.jp、@i.softbank.jp、@ezweb.ne.jp等)」に関しては、30代~50代(平均40.2%)を中心に使われており、根強い人気があることがわかった(他の年代の平均30.7%)。

ほかの年代より60代の使用頻度が唯一高いのは「通信事業者が提供する通話機能」
「通話機能」に焦点をあてると、「通信事業者が提供する通話機能(28.0%)」が最も多く、続いて「無料のコミュニケーションアプリ(Viber、LINE、Skype等)の通話機能(16.5%)」、「有料のコミュニケーションアプリの通話機能(2.4%)」だった。

年代別に見ると、60代(31.8%)は、「通信事業者が提供する通話機能」の使用頻度が高く、20代(24.0%)は、「無料のコミュニケーションアプリ(Viber、LINE、Skype等)の通話機能」が高いことがわかった。

■携帯電話端末、20代の約5人に1人が「ほぼ毎回トイレで使う」と回答

5つのシーン(1.入浴中、2.トイレ、3.1人での食事、4.就寝前の寝床、5.会議/講義中)において、携帯電話を手離せず利用する頻度を聞いたところ「就寝前、寝床で使う」人が最も多く、約6割(57.7%)がよく使っている(「ほぼ毎回使う」、「2~3回に1回程度使う」)。また、「1人で食事をする際に使う」(「ほぼ毎回使う」、「2~3回に1回程度使う」)も半数以上(50.7%)という結果となった。

年代別に比較すると、20代の約5人に1人(23.5%)が、ほぼ毎回トイレで携帯電話を使用することが判明した。また、20代~30代の半数以上(20代62.8%、30代50.5%)が、ほぼ毎回就寝前、寝床で使用することがわかった。


【調査概要】
調査エリア:全国
調査対象者:20歳~69歳 男女
回収サンプル数:1,000サンプル
調査期間:2015年3月18日から3月19日
調査実施機関:楽天リサ-チ株式会社

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[楽天リサーチ]
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