北陸新幹線開業に伴う北陸観光調査(首都圏在住者を対象) 

2015年04月03日
シーエヌエスは、北陸新幹線開業直後に、首都圏在住者を対象に「北陸新幹線開業に伴う北陸観光調査」を実施。

【調査結果の要約】

●北陸新幹線の開業で、首都圏住民のおよそ66%が北陸観光への関心が高まったとしている!!その結果、8.7%が北陸観光を既に実行または計画中である。

●北陸で最も観光で行きたい県は、1位石川県49.8%、2位富山県19.4%、3位福井県6.4%で、石川県が断然リード!!

●首都圏住民が北陸に感じる魅力は、まずは「おいしいもの」!!その他、石川県は「歴史・文化」、富山県は「山岳景観・温泉」、福井県は「神社・仏閣」が魅力ポイントになっている。 

●なお北陸新幹線を利用したいとする割合は79.1%。又その利用目的の81.7%は観光である!!


【調査結果】

1.北陸新幹線開業に伴う北陸観光への高まり
北陸新幹線の開業で北陸への関心が高まったとする割合は、「とても高まった」18.0%、「やや高まった」47.6%で、およそ全体の66%である。

2.関心を高めた情報(関心が高まったと回答した層のみ)
なお関心を高めた代表的情報は、「開業に関するテレビのニュース/ニュースショー」「開業に伴うテレビの観光番組」である。

3.北陸新幹線開業に伴う北陸観光の計画
北陸新幹線の開業に伴い北陸観光を計画している割合は、「近々北陸に関する予定である」3.4%、「現在北陸観光を計画中である」4.5%で、「開業に合わせてもう北陸に観光した」0.8%を含め8.7%と1割未満であるが、「具体的計画はないが、北陸方面に旅行したいとは思っている」が58.6%と6割近くおり、北陸新幹線の開業が北陸観光を力強く後押ししている事を伺わせる結果となっている。

4.北陸3県への観光経験と観光で行きたい北陸の県
北陸3県に対する旅行経験の割合は、1位「石川県」52.8%、2位「富山県」42.6%、3位「福井県」35.8%で、「石川県」への旅行経験者が最も多い。なお北陸のどこにも旅行した事のない層も38.8%と、4割近く存在している。今後観光で行きたいと思う北陸の県は、これも1位「石川県」、2位「富山県」3位「福井県」で、旅行経験の順位と変わらない。また最も観光で行きたい県になると、1位「石川県」49.8%、2位「富山県」19.4%、3位「福井県」6.4%で、その順位は同じながら、「石川県」を挙げる割合が圧倒的に高くなる。

5.最も観光で行きたい県の魅力点
北陸全体で、1位「その地ならではのおいしい食べ物」60.2%、2位「温泉」47.1%、3位「海の景観」41.8%、4位「自然の名所」38.9%、5位「山岳景観」32.1%となっており、「地の食べ物」が北陸観光の重要な素材である事を伺わせ結果となっている。
なお自由回答で具体的に挙げられている魅力点を整理してみると、3県とも「海の幸」が共通して挙げられているが、他に石川県は「歴史・文化」を、富山県は「山岳景観・温泉」を、福井県は「神社・仏閣」を魅力点として挙げる傾向が強い。

6.北陸観光に行く場合の交通手段
北陸観光する際の交通手段では、「北陸新幹線」を挙げる割合が71.7%と圧倒的に高く、次いで「自家用車」が24.1%で続くが、「北陸新幹線」が群を抜いて高いのは開業直後という事もあろうが、いずれにしろ北陸新幹線が北陸観光の主たる足になるであろう事は間違いなさそうである。

7.北陸新幹線の利用意向
北陸新幹線を利用したいとする割合は、「是非利用したい」30.8%、「機会があれば利用してみてもいい」48.3%で、全体の79.1%と8割近い。

8.北陸新幹線の利用目的
北陸新幹線を利用する際の目的では、「観光」を挙げる割合が圧倒に高く、81.7%を占める。

9.北陸新幹線のルートで、観光で下車したいと思う駅
観光で下車したいと思う北陸新幹線の上位駅は、1位「金沢」63.5%、2位「富山」38.0%、3位「黒部宇奈月温泉」37.3%、4位「軽井沢」30.8%、5位「長野」22.2%で、「金沢」を挙げる割合が群を抜いて高い。なお2位と3位の「富山」と「黒部宇奈月温泉」を挙げる割合はほぼ拮抗しており、富山県にとり黒部渓谷や宇奈月温泉が、重要な観光スポットになっている事は伺わせる結果となっている。

10.出向いた事のある、都内の北陸3県のアンテナショップ
出向いた事のある都内のアンテナショップの割合を見ると、「富山県」と「石川県」が9.4%、「福井県」が3.9%で、「富山県」「石川県」は「福井県」に比べ利用率こそ高いものの、その割合はいずれも1割に満たず、一方「どれもない」とする割合が83.9%と圧倒的に高い事から考え、首都圏在住層のアンテナショップへの来客促進が、北陸3県にとっての観光促進におけるもう一方の課題であろう事を伺わせる結果となっている。


【調査概要】
調査対象:首都圏(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)在住の20才から75才までの男女。
調査時期:2015年3月16(月)~20日(金)
回収サンプル数:1272サンプル
調査方法:WEBアンケート

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[PRTIMES]
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