格安スマホ利用実態調査(「格安スマホ」所有者対象) 

2015年08月19日
総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングは、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっております。各社が参入し店頭やCMで話題の「格安スマホ」所有者1000名を対象に2015年7月29日(水)~2015年7月31日(金)、2015年8月7日(金)で格安スマホの利用実態についてインターネットリサーチを実施しました。

【調査結果】

■格安スマホの購入理由1位は、「月額料金が安くなりそうだから」
購入理由について聞いたところ「月額料金が安くなりそうだから」(66.9%)「通話をあまりしないから」(28.6%)「料金体系がシンプルだから」(26.3%)と続きました。実際に本年8月7日に当社が発表した「格安スマホ購入意向調査」でも、格安スマホを購入したい理由として「月額料金が安くなりそうだから」(56.2%)が同様に1位となっており、購入者、購入意向者ともに「料金」への期待が大きいようです。

■ただし、格安スマホに変更後、以前のサービスに比べて「安くなった」は2人に1人
購入者に現状の格安スマホの月額料金について聞いたところ、購入以前のサービスに比べ、明確に「安くなった」と回答した人は、約半数の51.3%となりました。「あまり変わらない」と回答した14.5%に、「少し高くなった」(9.9%)、「高くなった」(4.5%)を合わせた約3割の人は、期待したほど「料金」のメリットを得られなかったようです。

■「基本料金」には満足も、「通話料金」や「サポート」への満足スコアが低調
格安スマホの満足項目は「基本料金」(86.8%)、「データ通信容量」(60.0%)となっています。一方、「サポート体制」(34.4%)、「バッテリーの持ち時間」(39.6%)、「通話料金」(44.4%)などの項目では、半数以上の人の満足スコアは低調となっています。月額料金の安さを期待して格安スマホを購入したものの、「通話料金」はそれほど満足していないようです。

■格安スマホユーザーの約半数は、大手通信キャリアの携帯電話を併用、併用している理由は「音声通話、データ通信で使い分けたいから」
格安スマホユーザーに大手通信キャリアの携帯電話を併用しているか聞いたところ、45.3%が利用していると回答しました。その理由としては、「音声通話、データ通信で使い分けたいから」(57.8%)、「併用した方が料金総額が安くなるから」(51.4%)、続いて「キャリアメール(携帯電話会社のeメール)を使い続けたいから」(21.6%)といった結果となりました。格安スマホを利用する場合は、大手通信キャリアの携帯電話を併用した方が使いやすいのかもしれません。

■格安スマホを勧めたい人は「スマホに詳しい人」、「大手通信キャリアのフィーチャーフォンとの併用者」、一方、格安スマホを勧められない人は「スマホが苦手な人」、「シニア」、「子供」
どのような人に格安スマホを勧めたいか聞いたところ、「スマホに詳しい人」(60.0%)、「携帯電話の通信会社のフィーチャーフォン(従来型の携帯電話)との併用者」(53.4%)との回答が多く、一方、利用を勧められない人は「スマホが苦手な人」(53.5%)、「シニア」(36.9%)、「子供」(29.9%)という結果になりました。格安スマホの利用には、スマホやITデバイスへのある程度の知識が必要なようです。

※MVNO(仮想移動体通信事業者)とは、docomo、au、SoftBank、Yahoo!モバイルなど他の通信事業者から携帯電話回線などの無線通信基盤を借り受け、独自のサービスをくわえて提供する企業のことです。
この調査では、MVNO事業者が提供するSIMフリー端末と格安SIMを用いているものを、「格安スマホ」と定義します。

【調査概要】
①WEB調査
・調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
・調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の20歳以上70歳未満の男女を対象に実施
・有効回答数: 1000サンプル
・調査実施日:2015年7月29日(水)~2015年7月31日(金)

②デプスインタビュー
・WEBアンケートの対象者に対し、インタビュー方式で実施
・調査の対象:WEB調査対象者のうち、男性20代・女性20代・女性30代・女性40代・男性50代
・サンプル数: 5サンプル
・調査実施日:2015年8月7日(金)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ネオマーケティング]
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