キャンピングカー旅行のペット同伴についての調査 

2016年02月08日
日本RV協会は、キャンピングカー旅行者のうち、ペット同伴でキャンピングカー旅行をするユーザーがどれくらいいるのか調査いたしました。
その結果、ペット連れ旅行を楽しむ人々は63.1%にも及ぶことが判明しました。また、同伴するペットは犬が圧倒的に多く、旅先で「ドッグラン」のようなペット用施設を見つければ利用する、という人が76.9%いることも判明いたしました。

【調査結果】

■犬は家族の一員。キャンピングカー旅行に必ず連れて行くという人は約5割

この調査は、2015年12月18日~2016年1月17日にかけて当協会のホームページに寄せられた約210人のユーザーアンケートを集計したものですが、ユーザーが飼っているペットの種類では、圧倒的に犬が多いことが分かりました。
内訳をみると、小型犬が44.4%。大型犬13.0%(計57.4%)となりました。それに対し、近年「猫ブーム」と言われながらも、猫を飼育しているユーザーの率はわずか6%にとどまりました。

次に、その犬をキャンピングカー旅行に連れて行く人の比率を調べてみました。
寄せられた回答を見ると、「必ず連れて行く」と答えた人は51.1%。「5割ぐらいの率で連れて行く」人が6.3%。「7~8割の率で連れて行く」人が5.7%となり、毎回というわけではないにしても、全体の63.1%の人がキャンピングカー旅行にペットを同伴していることが判明いたしました。

それでは、ペット同伴のキャンピングカー旅行を始めた人たちのきっかけは、いったいどこにあったのでしょうか。
アンケートの回答を見ると、「家族の一員として一緒に旅行へ連れて行きたかったから」という回答が46.8%を示して1位になり、今やペットが完全に“家族の一員”という存在になっている様子が伝わってきます。
また、ペット同伴旅行を始めたきっかけの2番目には、「ペットと一緒に泊れるホテル、ペンションなどを利用して乗用車で旅行していたが、予約がなかなか取れないなど満足できないことが多かったから」(19.4%)という回答が続き、キャンピングカーがペット同伴旅行に適した乗り物であると認知されている様子が浮かび上がりました。

これらのペット連れ旅行に使われるキャンピングカーのジャンルとしては、キャブコンが圧倒的に多く(48.1%)、出荷率ではキャブコンと肩を並べるバンコンは、約半分の25.2%にとどまりました。この回答から、バンコンと比べたときのキャブコンの居住空間的広さが、やはりペットを収容するときに優れていると評価されているようです。

■旅先で「ドッグラン」などを見つけたら、77%の飼い主が利用

多くのキャンピングカーユーザーは、具体的にどのようなペット同伴旅行を楽しんでいるのでしょうか。
たとえば移動中、ペットは車内のどこにいるのか。あるいは、散歩の後に体に付いた汚れをどうしているのか。ペットを飼っている人たちは、そんなところにも興味があるかもしれません。
そこで、今回のアンケート調査では、そのような細かい質問項目も設けて、車内でペットたちがどのように過ごしているのかを調べてみました。
まず、移動中のペットの居場所については、45.2%のユーザーが、「飼い主が場所を指定しなくても、ペットの方で勝手に好きな場所を見つけて休んでいる」と答えています。
また、ケージの利用率も高く、「移動中は専用のケージなどに入れておく」と答えた人の率も、21.7%に達しました。

さらに、ペットを散歩させた後、ペットの体の汚れなどにどう対応しているのかも尋ねてみました。
それによると、「濡らしたタオルなどを使って、体の汚れを拭き取る」(38.7%)、「足だけ拭いて、そのまま車内に入れる」(31.9%)という回答が上位にあがり、ペットの汚れた体をケアしつつも、それほど神経質になっていない状況が浮かび上がってきました。

また、近年、高速道路のSAや一般道の道の駅などに、ペット用の「ドッグラン」などを設ける施設も増えてきましたが、キャンピングカーユーザーは、これらのペット専用施設を積極的に利用していることが判明いたしました。
調査結果によると、「旅先の休憩所や目的地にドッグランなどのペット用施設があれば、必ず利用する」と答えた人が33.1%。「6~7割の率で利用する」という人が24.0%。「4~5割の率で利用する」と答えた人は19.8%。合わせて76.9%のユーザーが、旅先でペット用施設を見つけたときは利用していることが分かりました。


【調査概要】
調査地域:全国
調査対象:日本RV協会ホームページ閲覧者
調査手法:Webアンケート
調査時期:2015年12月18日~2016年1月17日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本RV協会]
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