資本市場関連・投資銀行業務に関するグローバル 調査 

2015年05月12日
経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、資本市場関連・投資銀行(Capital Markets and Investment Banking)業務に関するグローバル調査レポート「Global Capital Markets 2015: Adapting to Digital Advances」(グローバル・キャピタルマーケッツ・レポート2015)を発表しました。

2014 年の世界の資本市場関連・投資銀行業務の市場規模は2,390億ドル、前年との比較で3%、2010年との比較では12%減少したと推計されます。低金利、ボラティリティの低下などの経済環境要因と、規制強化などの構造的な要因が相まって、収益環境は依然として厳しい状況にあります。特に、2010年には収益の55%を占めていたFICC(金利・債券、為替、商品関連)部門の収益シェアは49%まで落ち込みました。全体的に収益が低迷する中、M&A総額の増加などを受け、投資銀行業務部門は4%の増収となりました。

業界全体のROEは7%と、2013年から4%ポイント低下しました。コスト削減は思うように進まず、経常利益額は2010年の水準から28%縮小し、680億ドルと推計されます。
IT技術が新たな変革期を迎えている今、投資銀行が従来享受していた、情報における優位性は薄れており、デジタル技術の向上に合わせてビジネスモデルを抜本的に改革する必要がある、と本レポートでは指摘しています。


■ グローバル・キャピタルマーケッツ・レポートについて
BCGでは、資本市場関連・投資銀行業務の概況と、事業を営む上での課題について継続的に調査・分析してきました。レポートとして発表したのは本年で4回目となります。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[ボストン コンサルティング グループ]
 マイページ TOP