第12回 大都市交通センサス調査(速報版) ~三大都市圏の鉄道、バスの利用実態に関する調査 

2016年08月19日
国土交通省は、首都圏、中京圏、近畿圏の三大都市圏における鉄道、バスの利用実態を把握し、公共交通施策の検討に資する基礎資料の提供を目的として、大都市交通センサス調査を昭和35年以来5年ごとに実施しております。

今般、平成27年に実施した調査結果を速報版として取りまとめましたので公表します。

1.調査内容
(1)鉄道調査:鉄道利用者調査、定期券発売実績調査、鉄道OD調査、乗換え施設実態調査等
(2)バス調査:バス利用者調査、バスOD調査等

2.調査結果の主な概要
(1)鉄道輸送の動向
[1] 券種別鉄道輸送人員(鉄道OD調査)
  首都圏は約34百万人/日、中京圏は約3百万人/日、近畿圏は約11百万人/日。
  定期券利用割合は、首都圏が57%、中京圏が64%、近畿圏が49%。
[2] 鉄道定期券発売枚数(定期券発売実績調査)
  首都圏は8.9百万枚で平成22年(8.5百万枚)から増加。中京圏は0.9百万枚で長期的に横ばい。近畿圏は3.0百万枚で減少傾向  から最近5年間でやや増加。
 
(2)鉄道駅の乗換え状況(乗換え施設実態調査)
 鉄道駅のピーク時とオフピーク時の平均乗換え時間は、首都圏がピーク時4.4分、オフピーク時3.4分、中京圏がピーク時3.8分、オフピーク時3.2分、近畿圏がピーク時4.4分、オフピーク時3.8分となっており、首都圏において、その差が最も大きい。
 注1)調査対象は定期券利用者が3,000 人/時以上の乗換え経路
   [ 首都圏(170 駅、261 経路)、中京圏(19 駅、24 経路)、近畿圏(52 駅、79 経路) ]
 注2)ピーク時:各駅の最混雑1時間 オフピーク時:11~16時

(3)空港アクセスバスの動向(バス利用者調査)
 空港アクセスバスを利用した理由としては、「乗換が無い(62%)」「座って行ける(59%)」が多く、次いで「所要時間が短い(36%)」という回答が多い。[複数回答]
 注)調査対象:羽田空港、成田空港、中部空港、関西空港、大阪空港、神戸空港

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[国土交通省]
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