「花贈り」に関する意識調査(20代~50代男女対象) 

2016年12月02日
花の国日本協議会は、全国20代~50代の男女1,000名を対象に「花贈り」に関する意識調査(インターネット、期間:2016年11月上旬)を実施いたしました。

【調査結果概要】

 男性の花贈りを啓発する「フラワーバレンタイン」の普及に向け行っている意識調査<花と恋愛の相関図>は、2016年で4回目となります。これまでと比べ明らかになったのは、男性の“花贈り”に対するモチベーションが高まり、パーソナルなシーンで相手に“花贈り”をする行動がみられることです。また、プレゼントに花を購入する男性の割合が調査開始以来、最も高いポイントとなりました。特に若年男性を中心に花を贈る行為が浸透しているようです。また“花贈り”は「楽しい・わくわくする」といったポジティブな感情をもつ男性も4年連続で増え続けています。
 一方で女性は、花をプレゼントされると「うれしい」だけでなく、「相手を好きになる」「相手を見直す」という相手に対するポジティブな感情を抱く人が多いのですが、その数値も年々向上しており、花を通じたコミュニケーションは、男女間の関係性をより良好なものにする有効な手段であることが鮮明にわかってきました。

【主な調査結果】

(1) 20~30代男性、花を購入する頻度が高まる。過去1年以内にプレゼントに花を購入する率が増加

 過去1年以内に花を購入した男性は48.0%で、調査開始以来最も高いポイントとなりました。2014年の28.8%と比べ約20ポイント増えています。(2015年は41.2%)。性別・年代別で見ると20代~30代の男性がそれぞれ54.4%、52.0%と、半数を超えています。20代~40代においては、女性よりも男性が高ポイントとなり、プレゼントで花を購入する男性が増えていることがわかりました。

(2) 男性の花贈りは「結婚記念日」「いい夫婦の日」「愛妻の日」が3年連続で増加、ライフイベントに花に想いを込める男性が増えている?!

 男性が日ごろ花贈りをしているシーンは、調査開始以来「誕生日」が最も多く、続いて「結婚記念日」となっています。調査を始めた2013年と比較すると「クリスマス」「二人の記念日」「仲直り」も伸び率が高く、「バレンタインデー」「いい夫婦の日」「プロポーズ」も少ないながらも増えていることがわかります。

 さらに、これらのシーンで花を贈る理由として「相手に特別な想いが伝わりそうだから」を選んだ男性の割合が、2015年と比較して、ほぼすべてのシーンで大きく伸びています。それぞれのライフシーンに特別な想い、つまり愛や感謝を、花に想いを込めて贈る男性が増えています。

(3) 女性56.2%は、誕生日プレゼントをもらえないと「がっかりする・寂しい」などの悪い印象をもつ

 今回が初となる調査項目です。記念日にパートナーからプレゼントをもらえない時の気持ちは、男女ともに「何とも思わない」が大多数の中で、誕生日に関しては「がっかりする・寂しい」「愛情を疑う」「嫌いになる」と答えた女性が56.2%だったことがわかりました。また、「プロポーズ」では39.6%、「二人の記念日」では25.2%と、パーソナルな記念日には、プレゼントをもらいたいという女性の気持ちが表れています。
 記念日にはプレゼントを贈りあうことが、お互いの気持ちをより近づけていく行為なのかもしれません。それは、プレゼントそのものより、プレゼントを選んでくれた相手の心理やその行動に対する想いが大きいのではないでしょうか。いずれにせよ、贈りものは相手の心に響くものだ、ということがわかります。

(4)女性は花をプレゼントされると、81.8%は「うれしい」「相手を見直す」「相手を好きになる」
  特に20代女性は、2年連続で3人に1人以上が花をもらうと「相手を好きになる」


 女性は、記念日やお祝い事に花をプレゼントされると81.8%が「うれしい」「相手を見直す」「相手を好きになる」のいずれかの感情をもつことがわかっています。これは、調査を開始した2013年から4年連続で8割を超える高ポイントです。また2015年から20代女性の3人に1人以上(36.0%)は「相手を好きになる」という感情をもつことがわかっています。「花贈り」が恋愛の過程において非常に重要な位置づけであると考えられるのではないでしょうか。

(5) 男性の46.4%が花を贈る時、「楽しい・わくわくする」と回答!
  ポジティブな気持ちが年々増加中の一方、「恥ずかしい・照れくさい」が減少


 (1) で花を購入している男性が多くなっていることがわかりましたが、花を贈る行為に対して「楽しい・わくわくする」というポジティブな感情をもつ男性は増え続けています。2016年も2015年と比べ、4ポイント増の46.4%となりました。なかでも、20代男性の55.2%が「楽しい・わくわくする」と回答し、2015年から4ポイント増えています。

 「恥ずかしい・照れくさい」と感じる男性も年々少数派となり、男性の全ての世代でこのような傾向がみられ、心理の変化が伺えます。これは日本人の男性が花を贈ることに抵抗がなくなってきたという表れで、花の購入のハードルも下がってきており、(1) の結果に結びついているのではないでしょうか。

 当協議会では、2010年11月の「フラワーバレンタイン推進委員会」の発足以来、多くの男性の花贈りやそのパートナーの女性を見守ってまいりました。男女の花贈りに関する意識調査『花と恋愛の相関図』は今後も、男女間における「花贈り」が互いの関係構築においてどのような相関性があるのか、本調査の具体的な数値にて毎年レポートしてまいります。


「一般社団法人 花の国日本協議会調べ」

【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2016年11月5日~8日
有効回答者数:1,000人
回答者の属性:20代25.0%、30代25.0%、40代25.0%、50代25.0%
男女内訳:男性50.0% 女性50.0%

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