年末年始の子どもの習い事アンケート調査(20代~50代の子どものいる親対象) 

2017年01月10日
イー・ラーニング研究所は、2016年から2017年に向けて、習い事に対する意識を調査するため、子どもを持つ親を対象に「年末年始の子どもの習い事アンケート」を実施いたしました。

2016年8月に文部科学省の中央教育審議会は、児童生徒が自ら主体的、能動的に授業に参加する「アクティブ・ラーニング」を全教科で導入すると発表し、児童生徒一人ひとりが能動的に学習に取り組む必要性が高まっています。今回、イー・ラーニング研究所では20代~50代の子どものいる親を対象に「年末年始の子どもの習い事アンケート」を実施いたしました。その結果、親世代が思う、子どもにさせたい習い事等の実態が見える調査結果となりました。

【調査結果】

1、2016 年に子どもにさせた習い事は「スポーツ系」、「学習塾」がトップ!

「2016年、学校以外に習い事をさせましたか(させていましたか)<SA>」という問では、「はい」が51%、「いいえ」が49%という結果になり、2人に1人の割合で、習い事をしていたことがわかりました。
習い事には「スポーツ系」(218)、「学習塾」(212)、という回答が多く集まり、次いで「音楽系」(100)、「習字」(97)、「英会話スクール」(83)と定番の習い事続きました。

2、2016年に話題になった習い事と2017年に子どもにさせたい習い事に「プログラミング教室」が上昇!

「2016年、保護者間で話題になった習い事はありますか<SA>」という問では、「はい」が35%、「いいえ」が65%という結果になり、話題になった習い事には、第1位が「スポーツ系」(55)、第2位が「英会話スクール」(48)、第3位が「プログラミング教室」(39)となりました。また、「2017年、何の習い事をさせたいですか(させる予定ですか)<MA>」という問では、第1位が「プログラミング教室」(62)となり、第2位が「英会話スクール」(42)、第3位が「スポーツ系」という結果になりました。2016年にさせていた習い事ではプログラミング教室は最下位だったのにも関わらず、2016年に話題になった習い事では第3位、2017年にさせたい習い事では第1位となり、2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化される動きから、話題になったと考えられます。

「なぜその習い事をさせたいのですか(させる予定なのですか)」という問に対しては、「将来のためになると思ったから」(138)という回答が、「本人が希望したから」(47)、「受験のため」(34)を抑え、最も多い結果となりました。将来必要となるスキルを身につけたいという思いが、習い事をする動機付けになっていることが伺えます。

3、「スマートフォン・タブレットを使った学習教材」は「紙の学習教材」と同じ割合で活用!

「お子様の学校以外での学習方法は何ですか<MA>」という問いでは、第1位が「学習塾」(166)となり、続いて「紙の学習教材」(67)、「スマートフォン・タブレットを使った学習教材」(61)という結果になりました。「スマートフォン・タブレットを使った学習教材」は「PCを使った学習教材」(41)を上回り、「紙の学習教材」とほぼ同じ割合で活用されていることがわかる結果となりました。

4、「スマートフォン・タブレットを使用した学習教材」は、半数以上が使用したことがないと回答!

「お子様はスマートフォン・タブレットを使った学習教材を使用したことがありますか<SA>」という問では、「はい」が35%、「いいえ」が65%と、半数以上がスマートフォン・タブレットを使った学習教材を使用したことがないという結果になりました。
スマートフォン・タブレットを使った学習教材を使用したことがあると回答した方に対して、「スマートフォン・タブレットを使用した理由は何ですか<MA>」という問では、「手軽に学べるから」(97)、「自分のペースでできるから」(51)、「繰り返し学習ができるから」(44)という回答が多く集まりました。一方で、スマートフォン・タブレットを使った学習教材を使用したことがないと回答した方に対して、「スマートフォン・タブレットを使用したことのない理由は何ですか<MA>」という問では、「きっかけがわからないから」(76)、「効果がわからないから」(54)、「使い方がわからないから」(44)という回答が多く集まりました。
文部科学省の中央教育審議会が「アクティブ・ラーニング」を全教科で導入すると発表し、子ども一人ひとりが主体的・能動的に学習に取り組むために、タブレットを使った学習スタイルが期待されている中で、スマートフォン・タブレットを使った学習教材の普及は、まだ低いと考えられます。

5、今後、「スマートフォン・タブレットを使用した学習教材」を使用させたいと半数以上が回答

スマートフォン・タブレットを使った学習教材を使用したことがないと回答した方に対して、「スマートフォン・タブレットを使った学習教材を使用させたいと思いますか<SA>」という問では、「はい」が60%、「いいえ」が40%という結果となり、スマートフォン・タブレットを使用した学習教材を使用させていないが、使用させたいと考えている親が半数以上いることが分かりました。使用させたい理由については、「自分のペースでできるから」(187)、「手軽に学べるから」(119)、「繰り返し学習できるから」(90)という回答が多く集まりました。
 今後、グローバル化の進展など社会の加速度的な変化が増し、将来の予測が難しい中において、自ら主体的に動く力が求められます。自分のペースで繰り返し学習することができるスマートフォン・タブレットを使用した学習教材は、それらを身につけることができる学習方法の一つとして注目されていると言えます。


「イー・ラーニング研究所調べ」

【調査概要】
調査方法:紙回答
調査地域:全国
調査期間:2016年12月1日(木)~2016年12月8日(木)
調査対象:20代~50代の子どものいる親 男女 計413人

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[PRTIMES]
 マイページ TOP