ハロウィンの仮装と天気に関する調査(東京都在住の男女15~49歳対象) 

2017年10月11日
日本気象協会が運営する天気予報専門メディア「tenki.jp」内の『tenki.jpラボ』にて「ハロウィンの仮装と天気に関するアンケート調査」を実施しました。

 アンケートでは、昨年2016年のハロウィンに仮装をした10代から40代までの東京都在住の男女400名を対象に、ハロウィンイベントに欠かせない仮装の動機についての年代別比較や、仮装時の防寒/雨天対策の実施率、具体的な対策方法などを調査しました。また併せて、過去30年分のデータからみたハロウィン時期の天気傾向についても解説します。

【調査結果の概要】

①ハロウィンに仮装をする動機「非日常感を味わいたい」「騒ぎたい」「SNSに投稿したい」
ハロウィン仮装のキーワードは「非日常感」、「SNS映え」。「SNS映え」は10代で顕著。

②約6割が「寒いと感じたことがある」と回答するも、その4割は防寒対策をしない!
少々寒くても気にしないが、実情か!?
防寒対策は「防寒インナーの着用」、「タイツやレギンスの着用」など下着の着用が多数派。

⇒さらに、tenki.jpラボでは過去30年分のデータからハロウィン時期の天気傾向についても調査。
ハロウィンの晴天率、10月31日は5割を切るも、28~30日は5割以上で安定した天気

③ぐずついた天気だった2016年東京のハロウィン※、仮装の雨天対策実施率は約3割
さらに雨天時の仮装は「SNS映えしない」と6割以上が回答!
雨または雨が降りそうだったと回答した参加者の4割以上が晴天・曇天時と同様の仮装をしたと回答。
雨天対策1位は「透明ポンチョ・レインコートの着用」。
※:2016年10月28日~31日の東京都心の天気

④2017年ハロウィンは、「天気に関係なく参加する」雨天でも参加予定が半数以上
仮装予定の4割は、雨でも「晴天・曇天と同様の仮装をする」
雨で「仮装を断念」する人はほとんどいないという結果に!

【調査結果】

<2016年ハロウィンに仮装をした東京都の10代~40代男女400名にハロウィンの仮装の実態について調査>
ハロウィンに仮装をする動機「非日常感を味わいたい」「騒ぎたい」「SNSに投稿したい」
 2016年のハロウィンに仮装をした経験のある東京都の10代から40代の男女400名にハロウィンの仮装に関するアンケートを実施しました。ハロウィンで仮装をする動機について調査を行ったところ、「非日常感を味わいたい」と回答した方は71.8%と最も高く、次いで「騒ぎたい」(43.8%)、「SNSに投稿したい」(32.8%)に票が集まる結果になりました。ハロウィンの仮装におけるキーワードは「非日常感」「SNS映え」と言えそうです。
 年代別に見ると、各年代で回答数の順位に差はないものの、10代では他の年代よりも10ポイント近く上回る40.0%が「SNSに投稿したい」と回答するという結果になりました。

約6割が「寒いと感じたことがある」と回答するも、
そのうち4割の方は防寒対策をしていない!少々寒くても気にしないが、実情か!?

 続いてハロウィンの仮装と天気の関係について調査を実施しました。「ハロウィンの仮装を決めるにあたり、天気(気温含む)を意識しているか」を聞いたところ、「非常に意識している」と回答した方は17.3%、「まあまあ意識している」と回答した方は47.8%という結果になり、65.1%が仮装を決める際に天気(気温含む)を意識しているようです。

 しかし、天気(気温含む)を意識しているにも関わらず、約6割が仮装時に寒いと感じたことが「非常にある」または「まあま

あある」と回答しました。仮装用の衣装の中には露出が多いものもあり、気温がさほど低くなくても、寒いと感じる方が多いのかもしれません。
 さらに、仮装をしていて寒いと感じたことがある方に、防寒対策の実施率について調査したところ、「あまりしていない」方は36.4%、「まったくしていない」方は4.4%という結果になりました。4割の方が寒いと感じていながら、防寒対策をしていないようです。また、具体的な防寒対策については「防寒インナーの着用」が63.1%と最も高く、次いで「タイツやレギンスの着用」(36.4%)、「マントなど羽織物を使用する」(34.4%)に票が集まりました。

<過去30年 東京のハロウィンの天気傾向について>
 関東地方の10月下旬にもなれば台風シーズンもピークを過ぎ、紅葉・レジャーと秋の行楽シーズン真っ盛りとなります。この時期、近年盛り上がりを見せているハロウィンイベントが各地で開催されます。
tenki.jpラボでは、10月28日~10月31日を対象期間として、「東京(千代田区)」の過去30年分(1987年~2016年)の気象データを統計し、ハロウィンの晴天率・気温を調査しました。

 過去30年の統計から、10月31日のハロウィン当日の晴天率は43.3%でした。10月30日が60.0%、10月29日、28日が56.7%でした。ちなみに、10月上旬では、秋雨前線の影響などもあり晴天率は20、30%台の日もあるため、10月下旬には天気はやや安定してきているといえます。晴天率だけ見ると、31日当日は5割を少し下回ったものの、28日~30日は5割以上となり晴れの日が多いといえます。
また、日別天気出現率の「雨」は、16.7%~33.3%となり雨の日もある…という統計結果です。しかし、6、7割以上は晴または曇りとなっている点を考えると、晴・曇りを期待しても良さそうです。

 次に、仮装の際に気になる気温について調査しました。10月28日~31日の平均日最高気温は20.0℃~20.5℃、平均日最低気温は12.8℃~13.5℃でした。日中は快適ですが、夜になると薄手のカーディガンやセーターが必要になるくらい肌寒いといえます。ただ、年によっては最高気温が26.6℃と夏日になるケースもありました。
 また、最高気温が11.4℃という年もあり、30年間で調べてみると気温の振れ幅は大きいです。天気、気温ともにあくまで過去データの統計値のため、今年の天気は最新の予報をチェックすることが大切です。

 ここで、昨年2016年東京でのハロウィン期間の天気を振り返ってみました。
 28日(金)の関東では日中から雨で、次第に本降りへ、昼間も上着が無いとヒンヤリとする11月下旬並みの冷え込みとなりました。29日(土)には気温は平年並みに戻りましたが、夜には雨がぱらつくところもありました。そして、30日(日)、31日(月)は10月として今世紀最強(当時)の寒気が流れ込み、東京では2日連続で朝の気温が10℃を下回り、31日夜には雨が降った地域もありました。昨年の東京でのハロウィンは寒く・ぐずついた天気であったといえます。
今年のハロウィンの天気はどうなるでしょうか?

<仮装の雨天実施率、雨天対策、雨天時の行動予定 雨天時におけるハロウィンの実態調査>
ぐずついた天気だった2016年東京のハロウィン※、仮装の雨天対策実施率は約3割
さらに雨天時の仮装は「SNS映えしない」と6割以上が回答!

 「2016年のハロウィンイベントに参加した日、雨は降っていたか」という質問に対し、38.0%が「雨が降っていた」または「雨が降りそうだった」と回答しました。
さらに仮装の雨天対策について聞くと、「雨天対策をしたうえで仮装をした」と回答した方は30.3%と低い結果となりました。具体的な雨天対策については、「透明ポンチョ・レインコートの着用」(60.9%)が最も多く、次いで「透明ビニール傘や仮装に合った傘の使用」(30.4%)、「防水スプレーの使用」(26.1%)に票が集まりました。
また、雨天時の仮装について、「フォトジェニックさ(インスタ映え)に欠けるか」について聞いたところ、「とてもそう思う」が19.0%、「まあそう思う」が46.3%という結果となりました。
6割以上の方が雨天時の仮装は「SNS(インスタ)映え」に欠けると感じているようです。
※:2016年10月28日~31日の東京都心の天気

2017年ハロウィンは、「天気に関係なく参加する」雨天でも参加予定が半数以上
仮装予定の4割は、「晴天・曇天と同様の仮装をする」
 2017年のハロウィンの行動予定について、「ハロウィンにちなんだ(ハロウィン限定の)料理・お菓子を購入する」が49.3%と最も多く、次いで「ハロウィンイベントに参加する」(32.5%)、「仮装をする」(27.5%)、「ハロウィンにちなんだ料理・お菓子を作る」(26.0%)という結果になりました。
 さらにハロウィンイベント当日に雨が降った場合については、「天気に関係なく、予定通りハロウィンに参加する」と55.5%が回答しました。また、仮装を予定している方のうち「晴天・曇天と同様の仮装をする」が39.1%となり、「雨天対策をしたうえで仮装をする」25.5%が続きました。一方で、雨で「仮装を断念する」と回答した方はわずか5.5%という結果になりました。


「tenki.jpラボ」調べ

【調査概要】
ハロウィンの仮装と天気に関するアンケート調査
調査対象: 東京都在住の男女15~49歳 合計400名
調査方法: インターネット調査(調査会社の登録モニター活用)
調査期間: 2017年9月9日(土)~9月13日(水) 

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[tenki.jp]
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