データ通信の利用実態や意識調査(大手キャリアから格安SIMに乗り換えたスマホユーザー対象) 

2017年12月20日
マクロミルは、ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリア3社(以下、大手キャリア)から格安SIMに乗り換えたスマホユーザー500名に対し、データ通信の利用実態や意識について調査しました。

【調査TOPICS】

・格安SIMに乗り換えて、データ通信によるサービス利用には“変化なし”が6~7割。利用が減ったものは「Eメール」「動画ダウンロード」「アプリのアップデート」

・6割が、スマホ利用中にデータ通信量を管理や注意しながら利用

・「ゼロ・レーティング」を“知らない”、格安SIM乗り換えユーザーは67%、大手キャリアユーザーでは78%にのぼる

【調査結果】

格安SIMに乗り換えて、データ通信によるサービス利用には“変化なし”が6~7割。利用が減ったものは「Eメール」「動画ダウンロード」「アプリのアップデート」

大手キャリアから格安SIMへ乗り換えたスマホユーザーに、モバイルデータ通信によるスマホの利用の変化を尋ねました。格安SIMに乗り換えた後、モバイルデータ通信による利用が最も減ったサービスの上位3つは、「Eメール」28%、「動画のダウンロード」24%、「アプリのアップデート」21%で、いずれも2割台でした。「E-メール」については、格安SIMではキャリアメールが存在しないことも要因として考えられます。

また、利用が減った上位5位のサービスにおいて、利用状況が「変わらない」と回答した人もそれぞれ6~7割存在しています。格安SIMに乗り換えても、モバイルデータ通信を使ったサービスの利用に変化はない、という人も多く存在することが分かりました。

6割が、スマホ利用中にデータ通信量を管理や注意しながら利用

大手キャリアから格安SIMへ乗り換えたスマホユーザーに対し、スマホ利用時のデータ通信量の管理について尋ねました。利用時のデータ通信量を「常に管理・注意」が2割、「まあまあ管理・注意」が4割で、合計6割がスマホ利用中にデータ通信量を管理や注意しながら利用しているようです。また、「ほとんど管理・注意していない」は3割、「全く管理・注意していない」は1割でした。

「ゼロ・レーティング」を“知らない”、格安SIM乗り換えユーザーは67%、大手キャリアユーザーでは78%にのぼる

SNSや動画配信サービスなど、一部のモバイルデータ通信がカウントされない「ゼロ・レーティング」。「カウントフリー」とも呼ばれているこのサービス内容を説明した上で、認知状況を確認しました。ここで、比較対象として、現在大手キャリアを利用中の人の回答結果も確認しました。

乗り換えユーザーでは、「初めて知った」人が最も多く67%でした。「なんとなく聞いたことがある」が19%、「どんなサービスか知っている」と「現在利用している」の合計が15%でした。一方、現在大手キャリアのスマホを利用している方では「初めて知った」という人が78%にのぼります。「ゼロ・レーティング」は、一般の人にはまだあまり知られていないようです。


【調査概要】
調査主体:マクロミル、翔泳社
調査方法:インターネットリサーチ

1.1万人に聞く、格安SIM利用実態把握調査
調査対象:全国20~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計10,000サンプル
調査期間:2017年9月12日(火)~14日(木)

2.格安SIM乗り換えユーザーと、大手キャリアユーザーに聞く、モバイルデータ通信の利用実態調査
調査対象:全国20~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:1の調査より、格安SIM乗り換えユーザーと、大手キャリアユーザーの出現率×性別×年代で割付/合計1,000サンプル
調査期間:2017年9月13日(水)~14日(木)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[マクロミル]
 マイページ TOP