高齢者・障がい者の次世代自立支援機器市場動向 

2017年08月17日
市場調査・コンサルティング会社のシード・プランニングは、高齢者・障がい者の次世代自立支援機器に関する市場動向調査を行い、このほどその結果をまとめました。

日本は急速に高齢化が進んでおり、「2016 年版高齢社会白書」によると、総人口は、2015 年10 月1 日現在、1 億2,711 万人。65歳以上の高齢者人口は3,392万人で、総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は26.7%。「65~74歳人口」(前期高齢者)は1,752万人、総人口に占める割合は13.8%。「75歳以上人口」(後期高齢者)は1,641万人、総人口に占める割合は12.9%となっています。

2025 年には、「団塊の世代」が75 歳以上になり、「75歳以上人口」(後期高齢者)は2,167 万人に達すると見込まれています。また、高齢者の一人暮らしや、高齢の夫婦のみの世帯も増え、その点でこの10 年でより高齢者・障がい者の「自立支援」をサポートするツールの役割が増えてきます。

国の政策も「介護する」から高齢者の「自立支援」に変わってきています。そのために介護報酬の見直しや介護支援分野の重点8分野を決めて、そこに予算を投入しています。

このような背景を踏まえ、次世代自立支援機器調査第4弾となる本調査では、次世代自立支援機器8品目について、関連する企業・団体22社・1団体、それらを導入して使用する施設6施設を対象に調査を行い、製品、サービスなどの多方面から分析し、市場規模を明らかにしました。

本調査結果は、市場調査レポート「高齢者・障がい者の次世代自立支援機器の市場性と将来動向 2017」に詳しく掲載しています。

高齢者・障がい者の次世代自立支援機器 市場動向

次世代自立支援機器8品目について調査
  ①ロボットスーツ、②次世代介護ベッド、③屋外次世代移動支援機器、
  ④屋内次世代移動支援機器、⑤次世代排泄支援機器、
  ⑥次世代入浴支援機器、⑥コミュニケーションロボット、 ⑧生活支援ロボット
→ 2020年(団塊の世代が70歳超)の市場規模は415億円
→ 2025年(団塊の世代が75歳超)の市場規模は2020年の20倍8,356億円になると予測


【調査概要】
調査対象
<調査対象品目> 次世代自立支援機器(8 品目)
  ①ロボットスーツ、②次世代介護ベッド、③屋外次世代移動支援機器、④屋内次世代移動支援機器、⑤次世代排泄支援機器、⑥次世代入浴支援機器、⑦コミュニケーションロボット、⑧生活支援ロボット
<調査対象企業>(22 社・1団体)
  ①取材企業・団体(9 社・1団体)
   (株)ATOUN、(株)石神製作所、(株)イノフィス、(株)エクシング、東日本電信電話(株)、(株)ソルクシーズ、大和ハウス工業(株)、ピップRT(株)、本田技研工業(株)、公益財団法人 テクノエイド協会
  ②公開情報をもとに調査した企業(13 社)
   (株)アートプラン、RT.ワークス(株)、(株)イデアクエスト、(株)今仙電機製作所、M-SOLUTIONS(株)、サイバーダイン(株)、(株)スマートサポート、(株)テクノスジャパン、日本精工(株)、(株)ピラニア・ツール、WHILL(株)、マッスル(株)、(株)ロゴス
  ③自立支援機器導入施設(6件)※
   総合病院(400 床規模、300 床規模、100 床規模)、回復期リハビリテーション病院、特別養護老人ホーム、リハビリ特化型デイサービス
   ※は直接取材、他は公開情報と当社保有データをもとに作成
調査方法:訪問取材及びオープンデータ調査、弊社データの活用
調査期間:2017 年4 月~2017 年 8 月

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[シード・プランニング]
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