いまどきの中学生と親の勉強事情に関する調査(公立中学校に通う子どもをもつ30代~60代男女対象)
2018年06月11日学研プラスは、公立中学校に通う子どもをもつ30代~60代の男女600人を対象にインターネットによる「いまどきの中学生と親の勉強事情に関する調査」を実施しました。
調査結果サマリー
- ①いまどきの 中学生のスマホ所持率は62%!
スマホ所持・非所持に関わらず勉強法はアナログ派が多数ということが判明! - ②中学1年生の約2人に1人が勉強で頼るのは「親」という結果に!
しかし学年が上がるにつれ「親」を頼らなくなる傾向が。 - ③親子の2組に1組は苦手な教科が一緒!
親と子どもが揃って苦手な教科トップ3は1位公民、2位数学、3位国語ということが判明! - ④親が買ってあげたいもの第1位の「参考書などの勉強道具」、欲しいと答えた子どもは6.7%!
一方で「参考書」をもらったら嬉しいと答えた中学生は6割以上という結果に! - ⑤約7割の中学生が参考書を持っているなか、 8割以上が途中で挫折した経験があるという結果に。
調査結果
◆いまどきの中学生のスマホ所持率は62%!
スマホ所持・非所持に関わらず勉強法はアナログ派が多数ということが判明!
中学生のスマホ所持について聞いたところ62.0%の人が持っているという結果となりました。また、スマホ所持者・非所持者別にこれまでに行ってきた勉強方法について聞いたところ、どちらも1位は「参考書や問題集」、2位は「通信教材」、3位は「インターネット利用」とランキングが全て同じ結果となりました。スマホを持っていても持っていなくても勉強方法に大きな差はなく、「インターネット利用」や「学習アプリ」よりも「参考書」などのアナログ派がまだまだ多いことが判明しました。
◆中学1年生の約2人に1人が勉強で頼るのは「親」という結果に!
しかし学年が上がるにつれ「親」を頼らなくなる傾向が。
勉強がわからないときに頼るものについて聞いたところ、中学1年生の約2人に1人が「親」と答え第1位(48.0%)に、2年生も第3位(39.0%)という結果となりました。一方で、3年生になると「親」と答えた人は第6位(29.0%)となり、代わりに「参考書」(41.6%)を頼る人が増加することがわかりました。
◆親子の2組に1組は苦手な教科が一緒!
親と子どもが揃って苦手な教科トップ3は1位公民、2位数学、3位国語ということが判明!
親と子どもそれぞれに苦手な教科を聞いたところ、親と子どもが揃って苦手な教科ランキングトップ3は1位公民(58.5%)、2位数学(50.0%)、3位国語(47.3%)ということがわかりました。中学1年生~2年生は勉強で親を頼っている人が多いという結果が前述で出ていますが、一方で2組に1組の親子は苦手な教科が一致しているため、「実は聞いて欲しくない」と思っている親は多いと想定されます。
◆親が買ってあげたいもの第1位の「参考書などの勉強道具」、欲しいと答えた子どもは6.7%!
一方で「参考書」をもらったら嬉しいと答えた中学生は6割以上という結果に!
子どもが欲しいものと親が買ってあげたいものをそれぞれ聞いたところ、子どもが欲しいもの第1位は「スマホやゲーム」(36.5%)、親が買ってあげたいもの第1位の「参考書などの勉強道具」(41.8%)を欲しいと答えた子どもは6.7%に留まりました。
一方、参考書をもらったら嬉しいかについては、“嬉しい”と答えた中学生は6割以上(61.2%)いることがわかりました。
◆約7割の中学生が参考書を持っているなか、8割以上が途中で挫折した経験があるという結果に。
参考書を持っているかということを聞いた結果、約7割(67.5%)の中学生が持っていることがわかりましたが、そのうち8割(85.2%)以上の人が最後まで読みきらずに使わなくなってしまった経験があるということが判明しました。
「株式会社学研プラス調べ」
調査概要
対象エリア:全国
対象者:30代~60代の公立中学校へ通う子どもをもつ男女600名
調査期間:2018年3月下旬
方法:インターネット調査