「将来就きたい仕事」に関する調査(小中学生1000人対象) 

2018年03月26日

アデコは、日本全国の小中学生1000人を対象に、「将来就きたい仕事」に関するアンケート調査を実施しました。本調査は2014年より開始し、今回で5回目の実施となります。

調査結果のまとめ


  • 小中学生が将来就きたい仕事の1位は、男子が「サッカー選手」、女子が「パティシエ」
  • 「パティシエ」は4年連続で女子の小中学生が将来就きたい仕事の1位に
  • 小中学生女子では、「警察官・刑事」と「俳優・女優」が初めてトップ10入り
  • 小中学生男子では、昨年初めてトップ10入りした「ゲームクリエイター」が今年も8位に
  • 小中学生が好きな教科の1位は「算数・数学」。「算数・数学」は嫌いな教科でも1位に

調査結果の詳細


(1)小中学生が「将来就きたい仕事」

全国の小中学生1000人に対し、「あなたは、大人になったらどのような仕事をしたいですか。」と質問したところ、将来就きたい仕事の1位は、男子が「サッカー選手」(8.0%)、女子が「パティシエ」(14.4%)となりました。「パティシエ」は4年連続で女子の小中学生が将来就きたい仕事の1位となりました。また、将来もっとも就きたい仕事に「パティシエ」を選んだ女子の割合は、昨年の11.0%から3.4ポイント上昇しました。「サッカー選手」を将来もっとも就きたい仕事に選んだ男子の割合は、昨年の7.4%から0.6ポイントの微増でした。

今回の調査では、女子の将来もっとも就きたい仕事に、「警察官・刑事」が調査開始以来、初めてトップ10に入りました(3.9%)。「警察官・刑事」は、男子のもっとも就きたい仕事の3位(5.6%)にもランクインしました。また、男子がもっとも就きたい職業として、「野球選手」(5.6%)が3年ぶりにトップ3に入りました。
また、今回の調査で、「医者」が男子のもっとも就きたい仕事の2位(6.4%)、女子でも同じく2位(7.4%)となっていますが、「医者」は調査を開始して以来、男女双方のもっとも就きたい仕事のランキングで常にトップ10に入っており、安定して人気の職業であることが伺えます。

前回の調査では、「会社員(サラリーマン・OL)」が、男子のもっとも就きたい仕事の1位(14.4%)、女子の2位(9.4%)に選ばれていましたが、今回は男子のランキングで7位(4.2%)、女子では9位(1.8%)という結果でした。

【小中学生の「将来就きたい仕事」ランキング トップ10(男女別)】
トップ10:男子(6歳~15歳)【n=500】
1位 サッカー選手 8.0%
2位 医者 6.4%
3位 野球選手 5.6%
3位 警察官・刑事 5.6%
5位 公務員 5.0%
6位 先生(大学・高校・中学校・小学校、幼稚園など) 4.6%
7位 会社員(サラリーマン・OL) 4.2%
8位 学者・研究者 3.6%
8位 ゲームクリエイター 3.6%
10位 パイロット 3.2%
10位 エンジニア・プログラマー 3.2%

トップ10:女子(6歳~15歳)【n=500】
1位 パティシエ 14.4%
2位 医者 7.4%
3位 先生(大学・高校・中学校・小学校、幼稚園など) 7.0%
4位 看護師 5.0%
5位 公務員 3.2%
6位 警察官・刑事 2.2%
7位 学者・研究者 2.0%
7位 服飾デザイナー 2.0%
9位 野球選手 1.8%
9位 俳優・女優 1.8%
9位 会社員(サラリーマン・OL) 1.8%

【小学生の「将来就きたい仕事」ランキング トップ10(男女別)】
トップ10:男子(6歳~12歳)【n=350】
1位 サッカー選手 9.1%
2位 医者 7.7%
3位 野球選手 7.1%
4位 警察官・刑事 5.4%
5位 会社員(サラリーマン・OL) 4.6%
6位 学者・研究者 4.3%
7位 先生(大学・高校・中学校・小学校、幼稚園など) 3.7%
7位 ゲームクリエイター 3.7%
9位 運転手(バス・タクシー・電車など) 3.4%
9位 You Tuber(ユーチューバー)などの動画投稿者 3.4%
9位 公務員 3.4%

トップ10:女子(6歳~12歳)【n=350】
1位 パティシエ 17.4%
2位 医者 6.9%
3位 先生(大学・高校・中学校・小学校、幼稚園など) 6.3%
4位 看護師 5.4%
5位 警察官・刑事 2.9%
6位 学者・研究者 2.3%
7位 服飾デザイナー 2.0%
7位 歌手 2.0%
7位 俳優・女優 2.0%
10位 ピアノやお稽古事の先生 1.7%

【中学生の「将来就きたい仕事」ランキング トップ10(男女別)】
トップ10:男子(13歳~15歳)【n=150】
1位 公務員 8.7%
2位 先生(大学・高校・中学校・小学校、幼稚園など) 6.7%
3位 警察官・刑事 6.0%
4位 サッカー選手 5.3%
5位 パイロット 4.7%
5位 エンジニア・プログラマー 4.7%
7位 医者 3.3%
7位 ゲームクリエイター 3.3%
7位 会社員(サラリーマン・OL) 3.3%
10位 看護師 2.7%
10位 建築士・大工 2.7%

トップ10:女子(13歳~15歳)【n=150】
1位 医者 8.7%
1位 先生(大学・高校・中学校・小学校、幼稚園など) 8.7%
3位 公務員 8.0%
4位 パティシエ 7.3%
5位 看護師 4.0%
6位 会社員(サラリーマン・OL) 3.3%
7位 野球選手 2.7%
7位 漫画家 2.7%
9位 キャビンアテンダント(CA) 2.0%
9位 建築士・大工 2.0%
9位 美容師 2.0%
9位 服飾デザイナー 2.0%
9位 声優 2.0%

(2)小中学生が「好きな教科・嫌いな教科」

日本全国の小中学生1000人に対し、「あなたがもっとも好きな教科を教えてください。」と質問したところ、1位は「算数・数学」(24.1%)で、選択肢の中で唯一20%を超えました。2位は「体育・保健体育」(11.6%)、3位は「国語」(11.5%)でした。

一方、「算数・数学」は「嫌いな教科」として挙げた子どもも多く、「嫌いな教科」でも1位(20.9%)となりました。「体育・保健体育」と「国語」、も同様で、国語は「嫌いな教科」の2位(15.6%)、「体育・保健体育」は「嫌いな教科」の3位(8.2%)でした。

【小中学生の「好きな教科」・「嫌いな教科」ランキング トップ10】
「好きな教科」
1位 算数・数学 24.1%
2位 体育・保健体育 11.6%
3位 国語 11.5%
4位 図画工作・美術 10.9%
5位 社会 9.0%
6位 音楽 8.0%
7位 理科 7.2%
8位 外国語 5.8%
9位 技術・家庭 1.9%
10位 生活 0.8%

「嫌いな教科」
1位 算数・数学 20.9%
2位 国語 15.6%
3位 体育・保健体育 8.2%
4位 外国語 7.3%
5位 理科 5.9%
6位 社会 5.4%
7位 図画工作・美術 3.7%
8位 音楽 3.3%
9位 技術・家庭 2.2%
10位 道徳 1.9%

調査概要


調査対象:日本全国の⼩中学⽣(6 歳〜15 歳の男⼥)1000人
調査方法:インターネット調査
実施時期:2017年11 月

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[アデコ]
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