Instagramに関する調査(スマホを所有している女子中高生対象) 

2018年09月04日

GMOメディアが運営する、10代の女の子に関する研究機関「プリキャンティーンズラボ byGMO」は、女子中高生を対象に「Instagramに関する調査」を実施いたしました。

本調査の背景


Instagram」のアクティブユーザー数が成長を続ける中、「プリキャンティーンズラボ byGMO」の調査においても「2017年に一番流行ったアプリ」で「Instagram」が1位にランクインするなど、10代女子において「Instagram」は欠かせないサービスになっていると言えます。また、アンケート調査だけではなく、インタビューを通じて、「Instagram」に対する女子中高生のリアルな意見や、独自の文化なども明らかになっています。
 そこでこの度、女子中高生が「Instagram」の「タイムライン/ストーリーズ」をそれぞれどのように活用しているのかに加え、インタビューを通じて明らかになった、学校行事を「Instagram」に投稿しているという点に着目し、最新の「Instagram」の利用実態を探るべくアンケート調査を行いました。

調査結果


■回答者の属性:13歳から16歳がボリュームゾーン、スマホのOSは「iOS」が過半数

回答者の年齢は13歳~16歳がボリュームゾーンとなり、属性別では「中学生(56.2%)」が「高校生(43.8%)」を上回りました。また、利用しているスマホのOSは「iOS(51.5%)」が「Android(45.7%)」を上回りました。

■女子高生の約8割がInstagramのアカウントを所有、うち約4割が複数アカウント持ち

まず、女子中高生に「Instagramアカウントの有無」を聞きました。その結果、中学生は約6割(58.8%)、高校生では8割近く(76.9%)の子がInstagramのアカウントを持っていることがわかりました。
また、Instagramのアカウントを持っていると答えた子に、「所有しているアカウントの個数」を尋ねたところ、「1個(中学生:74.6%、高校生:60.5%)」という回答が多数を占めました。一方で、「2個以上(中学生:25.4%、高校生:39.5% / 合算値)」という回答も多く、Instagramのアカウントを持っている中学生の4人に1人、高校生では約4割が複数アカウントを持っていることが分かりました。

■Instagramは1日複数回見る子が多い

「タイムライン」「ストーリーズ」の閲覧頻度は同じくらいが最多
続いて、Instagramのアカウントを持っている女子中高生に、『Instagramの閲覧』に関する調査を行いました。
「タイムライン/ストーリーズどちらをよく閲覧するか」については、女子中高生ともに「同じくらい(中学生:42.9%、高校生:40.4%)」が最多となったものの、その次は「ストーリーズ(中学生:25.5%、高校生:36.2%)」が「タイムライン(中学生:19.7%、高校生:14.9%)」を上回る結果となりました。特にこの傾向は高校生に顕著であることが分かります。
また、Instagramを閲覧すると答えた子の閲覧頻度については、「1日に複数回(73.2%)」が突出する結果となりました。

■よく投稿するのは「ストーリーズ」

投稿経験のある女子高生の3割超が、毎日「ストーリーズ」に投稿
次に、『Instagramへの投稿』に関して質問しました。
「タイムライン/ストーリーズどちらによく投稿するか」を尋ねたところ、全体では「ストーリーズ(41.8%)」が「タイムライン(15.4%)」を上回る結果となりました。一方で、中学生は「どちらも投稿しない(中学生:34.6%、高校生:18.8%)」という回答が最多、高校生は「ストーリーズ(中学生:32.9%、高校生:50.5%)」が過半数となり、『Instagramへの投稿』に関しては中学生と高校生で異なる傾向にあることが分かりました。特に「ストーリーズ」については、中学生よりも高校生の方が活発に投稿しているようです。

 また、「(タイムライン/ストーリーズ)どちらも投稿しない」と答えた子以外に「タイムライン/ストーリーズへの投稿頻度」を尋ねました。「タイムライン」については「月に1~3回位(41.0%)」が最多、「週に1~3回位(19.5%)」という回答が続き、「毎日投稿する(13.2%)※」という子は1割強にとどまりました。一方「ストーリーズ」については、「毎日投稿する(32.6%)※」子が3割超にのぼり、「週に1~3回位(30.6%)」と合算すると、6割超の子が週に1回以上「ストーリーズ」を投稿していることが分かりました。
※「1日に複数回」と「1日1回位」を合算

「ストーリーズ」に投稿する理由は「その場のできごとを共有しやすい」「時間が経ったら消える」から
続いて「タイムライン/ストーリーズどちらによく投稿するか」という質問で、「タイムライン」「ストーリーズ」のいずれかを選択した子に、よく投稿する理由を尋ねました。
「タイムライン」によく投稿する理由については、「思い出を残しておきたいから(63.6%)」が最多となり、「いいねがもらえるから(39.7%)」と続きました。一方「ストーリーズ」によく投稿する理由については、「その場のできごとや感情・感動を共有しやすいから(66.9%)」「時間が経ったら消えるので(心理的に)投稿しやすいから(61.4%)」で6割を超えました。『24時間で消える』という特徴から、「ストーリーズ」の方が、その場のできごとや感情を気軽に投稿しやすいと感じている子が多いようです。

■投稿内容は「友達との写真や自撮り」が最多

スイーツやプリクラは「タイムライン」、“今していること”は「ストーリーズ」
続いて、Instagramに何らかの投稿をすると答えた子に、投稿するコンテンツについて尋ねました。「タイムライン」では「友達との写真や自撮り(59.2%)」が約6割にのぼって最多となり、「スイーツ・カフェなど食べ物系(46.3%)」「プリクラ(44.1%)」と続きました。一方「ストーリーズ」に関しては、「友達との写真や自撮り(45.8%)」「今いる場所やしていることの動画(45.7%)」に回答が集まりました。「友達との写真や自撮り」は共通するものの、「タイムライン」と「ストーリーズ」では、よく投稿するコンテンツは異なるようです。

約8割が学校行事を投稿、「卒業式」「体育祭・運動会」「修学旅行」「文化祭」が上位
最近Instagramでは、「#卒業式」「#体育祭」といった学校行事に関するハッシュタグを活用した投稿も多く見受けられています。
そこで「学校行事についてInstagramへ投稿するか」を聞いたところ、約8割の子が「投稿する(78.2%)」と回答しました。
また、「学校行事についてInstagramへ投稿する」と答えた子に「学校行事別のInstagramへの投稿実態」を尋ねました。結果、8割超が「卒業式(83.6%)」「体育祭・運動会(80.6%)」の投稿をすると答えました。「修学旅行(79.7%)」「文化祭(76.9%)」について投稿するという回答も、それぞれ約8割にのぼっています。

調査概要


調査テーマ:Instagramに関する調査
調査対象:スマホを所有している女子中高生
調査期間:2018年8月8日~2018年8月20日
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:1,786名
調査主体:プリキャンティーンズラボ byGMO

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[プリキャンティーンズラボ]
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