「生前整理」に関する調査(20代~70代男女対象) 

2019年06月28日

エイチームライフスタイルは、ライフエンディングの総合サイト「ライフドット(Life.)」において20代~70代男女を対象に「生前整理」に関する調査を実施しました。

調査サマリー


  • 生前整理で悩んだことのある人は6割以上
  • 生前整理で悩むことの1位は「貯金」
  • デジタル遺品という言葉を知っている人は、約半数
  • デジタルな情報で残しておきたくない情報がある人は約7割
  • デジタル情報の生前整理でトラブル対策しておきたいもの1位は「ネット口座」

―「生前整理」とは?-
「生前整理」とは、生きているうちに自分の財産や所有物について、自分が亡くなった後に家族が困らないように身辺整理をすることです。相続トラブルを避ける目的だけではなく、残された家族の遺品整理にかかる負担を減らすことができるため、いざというときに備えて行います。

調査結果


■生前整理で悩んだことのある人は6割超え!

「生前整理で悩まれたことはありますか?」と質問したところ、実際に生前整理を考え、悩んだことがあると回答した人は60.5%という結果になりました【Q1】。生前整理は、20代から70代の6割が悩む社会的に大きな関心事であることが伺えます。

■生前整理で悩むことの1位は「貯金」

「生前整理において、どのようなことで悩まれたことがありますか」という質問をしたところ、1番多かった回答は「貯金」61.4%で、次いで「家」と答えた方が53.9%、「土地」と答えた方が36.4%となりました【Q2】。また、その他の回答で多かったものは、「お墓」です。お墓を相続する人は、その維持管理のためのお金について考えることが多いようです。そして、「着物」や「雑貨」など趣味で集めていた価値のあるものの整理に悩まれているようです。コレクションについては、不要なものであれば、売りに出して現金化してしまうのもいいかもしれません。

生前整理では、貯金や家など以外にデジタルな情報についての整理も必要です。昨今、注目されている「デジタル遺品」についての意識調査を実施しました。

■デジタル遺品という言葉を知っている人は、約半数!

生前整理について悩んでいる方が6割以上いる一方で、「デジタル遺品」という言葉を知っている人は53.6%と約半数が知らないという結果となっており、まだ「デジタル遺品」についての認知度は低いといえます【Q3】。
しかし、遺された家族が故人の「デジタル遺品」を見られないことで、トラブルが多発しており、対策を必要とする人は多いため「デジタル遺品」について考える機会や対策をしていく必要があります。

■デジタルな情報で残しておきたくない情報がある人は約7割!

「デジタルな情報で残しておきたくない情報はありますか」という質問には、あると答えた方が68.3%と約7割にのぼることが分かりました【Q4】。
「残しておきたくない情報はどのようなものですか」という質問で、1番多かった回答は「PCのデータ」が61.6%、次に「携帯電話のデータ」53.9%、続いて「写真・動画データ」が48.0%という結果になりました【Q5】。PCやスマートフォンのデータには、家族や恋人にも見られたくない情報があるという方もいると思います。もし、見られたくないデータがある場合は、見られたくない情報にだけパスワードをかけておくなどの対策をしておいた方がいいかもしれません。

■デジタル情報の生前整理でトラブル対策しておきたいもの1位は「ネット口座」 

「デジタル情報の生前整理でトラブル対策しておきたいものはどういった情報ですか」という質問をしたところ、一番多かった回答が「ネット口座」64.3%、「写真・動画データ」が57.0%、「SNSアカウント」が52.8%という結果になりました【Q6】。ネット口座は、「デジタル遺品」の中でも問題が起きやすい情報です。相続トラブルにつながることもあるので、ネット口座のパスワードは家族に分かるように情報共有しておくのもいいかもしれません。

調査概要


調査方法:インターネット調査
調査対象:20代~70代 男女
調査期間:2019年6月13日~6月15日
調査エリア:全国 サンプル数:549

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[エイチーム]
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