定年退職後の仕事や生活についての調査(50代夫婦対象) 

2019年04月15日

マイスター60は、4月22日の「よい夫婦の日」と4月28日の「シニアの日」に合わせ、妻と同居している全国の50代男性会社員500名、および50代男性会社員を夫に持ち現在同居している女性500名、計1,000名を対象に定年退職後の仕事や生活についてのアンケート調査を実施いたしました。
第一弾として、老後の暮らしに関しての夫婦間の情報共有状況などの“定活”状況や、定年後に希望する働き方などについて発表いたします。

調査結果概要


  • 定年退職後の働き方の希望、「今の会社の再雇用制度を活用」が最多、男性47.5%・女性37.4%
  • 何歳まで働きたいか、男女共に「61~65歳まで」が最多
  • 老後の生活について「自身と配偶者の希望に相違があると思う」31.8%、4人に1人が相手の希望を把握していない

調査結果


■あなたもしくは配偶者の定年退職後や老後の生活や仕事について、配偶者の方としっかりと話し合われていますか?(n=1,000/単一回答方式)

夫婦の6割近くが、老後の仕事や生活について配偶者と話し合っていないと回答
50代の男性会社員500名、および50代の男性会社員を夫に持つ女性500名、計1,000名に自身や配偶者の定年退職後の老後の生活や仕事について、配偶者としっかりと話し合っているかを聞いたところ、「しっかりと話し合っている」と回答した方は5.0%で、「少しは話し合っている」と回答した方は36.9%にとどまりました。

一方、最も多かったのが「あまり話し合っていない(39.5%)」と回答した方で、「話し合ったことはない(18.6% )」と合わせると、実に6割近くの方が老後の仕事や生活について夫婦で話し合っていない実態が分かりました。
夫婦別でみても同様の回答傾向で、夫側も妻側も「話し合っている」と回答した方よりも「話し合っていない」と回答した方のほうが、割合が多いことが分かりました。

■あなたもしくは配偶者の定年退職後や老後の生活や仕事について、配偶者の方とあなたの希望に相違はありませんか?(n=1,000/単一回答方式)

老後の暮らし方や働き方
3割が配偶者の希望と相違があると思うと回答、4人に1人は希望を把握しておらず


定年退職後や老後の生活や仕事について、自身と配偶者との間で希望に相違はないと思うかどうか聞いたところ、「相違は全くないと思う(5.2%)」、「ほとんど相違はないと思う(37.8%)」と合わせて43.0%が相違はないと思うと回答しました。一方で「少し相違があると思う(22.5%)」、「大いに相違があると思う(9.3%)」と、合わせて31.8%の方が配偶者との間で希望に相違があると思うと回答しました。

また「分からない(配偶者の希望を把握していない)」と回答した方も25.2%存在し、夫婦間で老後生活の希望が共有されていない方も多いという実態が分かりました。男女別の傾向を見ると、女性(妻)のほうが「分からない(配偶者の希望を把握していない) 」と回答した割合が若干高いことも分かりました。

<クロス集計>
夫婦間で老後について話し合っている割合と、夫婦間の老後の暮らし方の希望に相違があると思っているかどうかの関係性を調べるため、それぞれの設問をクロス集計したところ、夫婦で老後についてしっかりと話し合っていると回答した人ほど、老後の生活の希望に夫婦間で相違がないと思うと回答する割合が高い傾向が明らかになりました。

男女共に老後について話し合っている夫婦ほど、老後の生活の希望に夫婦間の相違がないと回答した割合が多い

■あなたは何歳まで働きたいですか?(n=775/単一回答方式)

何歳まで働きたいですか?男性・女性ともに「61~65歳」が最多
次に男性500名に、現在働いていると回答した女性275名を加えた計775名を対象に、いつまで働きたいかについて聞いたところ、男女共に最も多かった回答は「61~65歳(39.4%)」という結果になりました。また女性では「年齢関係なく働けるうちはいつまでも」が26.9%と比較的高い結果となりました。

■あなたが勤めている会社には定年制度がありますか?ある場合は定年の年齢をお選びください。無い場合は「定年制度はない」を選択ください。(n=775/単一回答方式)

定年は60歳が最多、65歳定年は男性20.6%、女性23.3%
続いて自分の勤めている会社に定年制度があるかどうか聞いたところ、男性では91.4%、女性では57.5%が「定年制度がある」と回答。定年の年齢で最も多かったのは「60歳」という回答で、男性が67.8%、女性が28.0%となりました。

■あなたは定年退職後、どのように働きたいですか?最も近いものをお選びください。退職制度があるか分からない方は退職制度があるという前提でお答えください。(n=678/単一回答方式)

定年退職後は「再雇用制度を活用し引き続き働きたい」が最多
自身の勤める会社に「定年制度がない」と回答した方を除く男性480名、女性198名を対象に、定年退職後はどのように働きたいかを聞いたところ、男性女性共に最も多かったのが「現在の会社で引き続き働きたい(会社の再雇用制度や勤務延長制度を活用)」で、男性が47.5%、女性が37.4%という結果となりました。また女性では「現時点では特に希望や理想はない」と回答した方の比率が男性よりも高い傾向が分かりました。

■定年退職後も働きたいと思う理由をお教えください。(n=501/複数回答方式)

定年退職後も働きたい理由
「生活費のため」に続いて、男性は「やりがいや生きがい」女性は「社会との繋がり」

自身の勤める会社に定年制度があり、定年退職後何らかの形で働きたいと回答した男性374名、女性127名に定年退職後も働きたいと思う理由を聞いてみたところ、男女共に最も多かったのは「お金や生活費のため(男性81.6%/女性76.4%)」でした。
2位以降は男女で回答に差が出ており、男性は「やりがいや生きがいのため(31.0%)」、女性は「社会や人との繋がりを持ちたいため(41.7%)」と続きました。

■配偶者との夫婦仲は良いですか?(n=1,000/単一回答方式)

6割が「夫婦仲が良い」と回答
定年退職後のことを話し合っている夫婦ほど夫婦仲が良い傾向

男女1,000名を対象に配偶者との夫婦仲を聞いたところ、「とても仲がよい(20.3%)」、「どちらかというと仲がよい(40.9%)」を合わせると、61.2%の方が「夫婦仲が良い」と回答しました。一方で、「どちらかというと仲が悪い(8.7%)」や「とても仲が悪い(3.6%)」と回答した方もいました。
定年退職後の暮らしや仕事について、配偶者と話し合っているかどうかという質問とクロス集計したところ、夫婦で老後について話し合っていると回答した夫婦ほど仲がよいという傾向も見られました。

■あなたの配偶者が定年などで退職した後も、配偶者にはなるべく家の外で働いていてほしいと思いますか?
配偶者の方に定年制度があるか分からない方は、定年制度があるという前提でお答えください。(n=466/単一回答方式)

■そのように思われる理由をお答えください。(n=403/複数回答方式)

亭主元気で留守が良い!?86.5%が夫には定年退職後も外で働いてほしいと回答
続いて配偶者が勤める会社に定年退職制度がないと回答した方を除く女性466名に、夫が定年退職した後も外で働いてほしいか聞いたところ、「とても思う(51.3%)」と「どちらかというと思う(35.2%)」を合わせると、86.5%の方が外で働いてほしいと思っていることが分かりました。

続けて、配偶者には定年後も働いてほしいと回答した403名の女性に対して、定年退職後も外で働いてほしいと思う理由について聞くと、「お金や日々の生活費のため(77.2%)」と回答した方が最も多く、次いで「配偶者にずっと家に居られたくないから(49.6%)」、「配偶者の肉体的健康のため(45.7%)」、「配偶者の精神的健康のため(45.7%)」と続きました。
その他の自由回答としては「ボケ防止のため」や「社会との関わりを持ってもらうため」といった回答もありました。

「マイスター60調べ」

調査概要


■有効回答数:1,000名
 ・妻と同居している全国の50代男性会社員500名
 ・50代男性会社員を夫に持ち、現在同居している全国の女性500名(40代100名/50代400名)
■調査期間:2019年3月22日~2019年3月27日
■調査方法:インターネットリサーチ

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