「仕事とプロフェッショナル像」に関する調査(20~50代会社員男女対象) 

2020年04月20日

大正製薬は、「仕事とプロフェッショナル像」をテーマに、新しいプロフェッショナル像を「NEOプロフェッショナル」と定義した調査レポートを発表いたします。

今回の調査では、変化する時代の中での新しいプロフェッショナル像=「NEOプロフェッショナル」の条件や、若手社員・ベテラン社員間での違いと共通点が明らかになりました。

調査対象:20~50代 会社員男女 279名
※若手社員(働き始めてから5年未満)110名・ベテラン社員(働き始めてから20年以上)169名

調査結果概要


【1】調査データ:若手社員・ベテラン社員の「働き方」に関する調査
  • 今も昔も、若手もベテランも…「仕事=成果」の根底のマインドは共通!
  • プロフェッショナルの在り方、約7割が変化を実感。「NEOプロフェッショナル」の条件とは?
  • 若手社員のジレンマが判明! 意識していても…約6割が「エネルギー切れ」経験アリ

調査結果


◆今も昔も、若手もベテランも…「仕事=成果」の根底のマインドは共通!

今回の調査では、働き始めてから5年未満の会社員を「若手社員」、20年以上の会社員を「ベテラン社員」として、両者の考え方を比較しました。

はじめに、仕事に対しての考え方を調べました。「仕事において、できる限り成果(結果)を出したいと思いますか?」という問いには、若手社員、ベテラン社員ともに8割以上が「思う」と回答(若手社員 84%・ベテラン社員 86%)。ベテラン社員に対して10年前を目安として昔はどのように感じていたかを聞いても、84%が「思う」と回答し、今も昔も、若手・ベテラン関係なく、仕事の根底にある考え方は変わらないようです。

これを前提として、仕事の成果の出し方やその姿勢に違いがあるかについて調査を進めました。まず、仕事で成果を出すために取り入れている方法を「時間の使い方」と「仕事のやり方」の2カテゴリで比較すると、以下の結果となりました。

ベテラン社員の方が「生産性を意識して成果を出す」項目が+11pt高いものの、「定時でできる限りの成果を出す」と効率に関しての意識は同程度に。また、若手社員は「合わないと思っても、しばらくやり続ける」項目が7pt高く、生産性の項目とあわせると経験が相対的に少ないからこその手探り感も感じられます。

◆プロフェッショナルの在り方、約7割が変化を実感。「NEOプロフェッショナル」の条件とは?

続いて、「プロ意識」についても比較しました。「現代において、仕事のプロフェッショナルとして求められる条件・在り方は変化していると思いますか?」と質問すると、どちらの世代も約7割が「そう思う」と回答。特にベテラン社員の方が以前と比べての変化を実感しているようです(若手 70%・ベテラン 77%)。実際に、「求められる結果の内容・レベルとスピードが10年前とは比較にならない。成果の質とスピードを上げないと相対的にどんどん自分のレベルが下がっていくと感じている」(51歳・男性・ベテラン社員)といった声も寄せられました。

現代において、ビジネスで求められるプロフェッショナル像は変化しており、現代およびこれからの時代の新しいプロフェッショナル像は、言うなれば、「NEOプロフェッショナル」と呼べるでしょう。

そこで、新しいプロフェッショナル像を「NEOプロフェッショナル」として、その条件は何であるかを探りました。プロフェッショナルとして必要な条件・在り方は何かを聞くと、若手社員の回答の上位は「柔軟性がある」(66%)、「仕事のスピードが速い」(64%)、「物事の優先順位が明確である」(63%)など。ベテラン社員は「実行力がある」(66%)、「仕事のスピードが速い」(65%)、「常に成果・結果を追い求める」(63%)で、順位は異なるものの上位の内容に大きく違いはありませんでした。

両者の回答率に差がついた項目を見ると、最も差が開いたのは「残業が少ない」(若手 35%・ベテラン 22%)で若手社員が+13ptに。具体的には、「時間をかければいいものができるのは当然で、残業をしてまで1つのものに取り組むよりも時間効率をあげて多数のものに取り組むほうが生産性も高いと思う」(29歳・男性・若手社員)や、「現在は定時内にやることを終えて成果を出し、かつプライベートの時間もちゃんと確保している人が偉いという雰囲気がある」(29歳・女性・若手社員)などのコメントが集まりました。

この開きは「自分が憧れるプロフェッショナルとしての条件・在り方は何ですか?」と質問するとさらに顕著で、「残業が少ない」(若手 32%・ベテラン 16%:16pt差)、「柔軟性がある」(若手 53%・ベテラン41%:12pt差)、「効率の良さ・生産性の高さを重視する」(若手 39%・ベテラン28%:11pt差)の順に差がついています。

上位にあがった条件は「実行力がある」(若手 50%・ベテラン 46%)、「仕事のスピードが速い」(若手 49%・ベテラン 41%)、「決断が早い」(若手 48%・ベテラン 40%)など共通点が多かった中で、差が開いたのは働く時間や効率といった生産性に関連した項目。若手社員からの支持が高いこれらの条件は、現代における新たなプロフェッショナル像や在り方の重要な要素であると捉えられます。

こうした結果から、「NEOプロフェッショナル」は生産性・効率性を重視し、ストイックに自己研鑽をつみながらもワークライフバランスを意識して仕事に取り組むことなどが条件であると言えます。こう定義した上で、「NEOプロフェッショナル」像に共感するかどうかを質問すると、若手社員・ベテラン社員共に約7割が「共感する」と回答しました(若手 68%・ベテラン 65%)。

◆若手社員のジレンマが判明! 意識していても…約6割が「エネルギー切れ」経験アリ

最後に、「NEOプロフェッショナル」の重要な要素である生産性について、自分の仕事での取り組み状況を詳しく調べました。すると、「生産性の向上を意識し、アクションを起こしている」(若手 56%・ベテラン 67%)と、ベテラン社員の方がアクション率が11pt高い結果に。一方で、「生産性の向上を意識しているが、アクションはなかなか起こせていない」(若手 55%・ベテラン 43%)、「生産性の向上にどのように取り組めばよいか悩んでいる」(若手 63%・ベテラン 51%)では、若手社員がいずれも10pt以上高くなっています。

具体的に生産性向上のために取り組んでいる項目としては、「業務に取り組むスピード・時間短縮」(若手 65%・ベテラン 69%)がトップで、上位はどちらも変わらない結果に。そのほかに、「仕事の技術の向上・知識習得」(若手 57%・ベテラン 48%)、「オン・オフの切り替え」(若手 47%・ベテラン 44%)などが続きました。両者の差が12ptと最も開いたのは「仕事中の食事・栄養補給(食事・間食など)」(若手 29%・ベテラン 17%)で、若手社員は約3人に1人が意識しているようです。

これについて深掘りすると、若手社員の半数が「生産性を向上させる一環として、仕事中の栄養補給の質には気を使っている(摂取する栄養素、食材など)」(若手 52%・ベテラン 42%)、また、「栄養補給の時間には気を使っている(自分に適切なタイミングなど)」(若手 50%・ベテラン 44%)と回答しており、若手社員は栄養補給の質・時間ともに意識が高いことが判明。ただし、仕事に集中していたりして多忙な中では栄養補給がおろそかになりがちなようで、それにより約6割が「エネルギー切れだと感じたことがある」と答えています(若手 57%・ベテラン 48%)。

今回の調査においては、若手社員とベテラン社員は仕事の根底にある考え方は共通しており、ともに生産性や効率化に対する意識が高いにもかかわらず、若手社員は生産性向上に対してのアクション不足や悩みが同時にあり、理想と現実のはざまでジレンマを抱えていることが明らかになりました。

調査概要


・調査内容:「働き方」に関する調査
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2020年3月19日(木)~24日(火)
・調査対象:20~50代 会社員男女 279名
 ※若手社員(働き始めてから5年未満)110名・ベテラン社員(働き始めてから20年以上)169名

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