「親子間のデジタル・コミュニケーション」をテーマにした調査 

2012年09月06日
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、お茶の水女子大学の石井クンツ昌子教授監修のもと実施した「親子間のデジタル・コミュニケーション」をテーマにした調査の結果を発表。調査期間は8月18日~19日で、両親と離れて暮らす30歳~49歳までの男女計1,000名から回答を得た。

今回の調査対象者全体で、離れて暮らす親との日頃のコミュニケーション頻度について聞いたところ、「毎日」と答えた人が6.9%、「週に1回以上」と答えた人が22.5%となり、合わせて29.4%が、週に1回以上という高い頻度で親と連絡を取っていることが判明した。

離れて暮らす親に手紙を送ったり、固定電話で会話をするといった手段を“アナログ手段”、パソコンや携帯のメールを使ったり、インターネット通話を活用する手段を“デジタル手段”と定義して分類した結果、“デジタル手段のみ”を活用していると答えた人が50.0%と最多で、“アナログ手段のみ”と答えた人の19.3%、ならびに“アナログとデジタルを併用”と答えた28.4%を大きく上回った。

デジタル派が実際にどのようなコミュニケーション手段を活用しているかを詳しく見てみると、彼らが親とのコミュニケーションに活用している手段のトップは「携帯・スマートフォンでの通話」88.4%、次いで「文字メール」44.0%、「画像つきメール」14.4%となった。一方、両親のいずれかが携帯電話やスマートフォン、パソコンなどのデジタル機器や、オンライン・コミュニケーションサービスを利用しているかについて聞いたところ、65.0%が「何らかの形で利用している」と回答しており、シニア層においても、デジタル・コミュニケーション・ツールが浸透している模様。

具体的に、デジタル派とアナログ派の違いを探るため、離れている状態でのコミュニケーションの頻度と実際に会う頻度をそれぞれ調べたところ、離れながらも「週1回以上」の高い頻度でコミュニケーションをとっている人は、デジタル派では約3人に1人(31.8%)と、30、40代の全体平均29.4%やアナログ派の20.2%よりも高いことが判明した。また、帰省シーズンに里帰りをする頻度についても、「多い」と答えた人はデジタル派で52.8%と、これも平均(51.0%)より高かったのに対し、アナログ派は44.0%だった。
[RBBTODAY]
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