ビジネスパーソンの「変化対応力」についての調査 

2013年06月21日
インテリジェンスグループの、「株式会社インテリジェンスHITO総合研究所」は、20~50代のビジネスパーソンを対象に、変化対応力についての調査を実施しました。

■調査概要 ~ 変化対応力を4つに分類し、5段階で自己評価
本調査では、求められる変化対応力を4つに分類し、自身の変化対応力についての様々な質問に対して「あてはまる」度合いを、1~5点で評価してもらいました。その後、全体平均および「仕事にやりがい・充実感のある人/ない人」に分けて、各項目の平均点を集計しています。

・職場変化対応力 … 職場環境や仕事、一緒に働く人の変化に対応していく力
・働き方変化対応力 …自分が置かれている環境での働き方の変化に対応していく力
・雇用変化対応力 … 労働環境や雇用の在り方の変化に対応していく
・社会変化対応力 … 社会変化(グローバル化やIT化への変化)に対応していく力

調査時期 : 2012年10月
有効回答者数 : 1923人 (うち、やりがい・充実感「ある人」…580人、「ない人」…450人)

【結果概要】

・仕事にやりがいや充実感の「ある人」は「ない人」に比べると、全項目にて変化対応力が高い
・やりがいや充実感の「ない人」は「ある人」に比べ、特に30代における変化対応力の伸びが鈍い
・年代別にみると、変化対応力は40代で最高に、その後は下降傾向

今回の調査結果は、仕事のやりがい・充実感と、変化対応力の有無の相関が如実に現れる結果となりました。 年齢の推移をみると、4つの分類すべてで40代が変化対応力のピークとなっています。20、30代でビジネスパーソンとして基本となる変化対応力を身に付け、更に40代にて責任ある仕事を持つことで見える風景が変わり、能力的にも花が咲く時期となるのでしょう。50代以降は経験をもとに後進の指導等に当たることも多く、大きな成長はなくなるようです。

仕事への充実感、やりがいが「ある人」は年代を追うごと変化対応力のポイントが上昇するのに対し、「ない人」は20~40代の伸びが弱く、特に30代での成長幅は少ない傾向が見られます。現在の30代は、多くの会社が成果主義を導入し社内の若手育成を疎かにした就職氷河期に入社、もしくは若手であった世代です。

若手時代に会社からの支援をうけることなく、自身のキャリアアップに向け社内外問わずアンテナを広げ努力をしたかが、その後の対応力だけでなく、仕事のやりがいにもつながったと言えそうです。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[インテリジェンス]
 マイページ TOP