高機能膜市場に関する調査 2013 

2013年08月12日
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて高機能膜市場の調査を実施した。

【調査結果サマリー】
◆2012年度の高機能膜市場規模は前年度比7.0%増の1,122億円
高機能膜市場は、世界同時不況下にあって震災の影響も加わり、2010~2011年度にかけては低迷が続いた。しかし、2012年度は、UF/MF膜やRO/NF膜、脱水膜については前年度に比べて10%前後増加するなど回復の兆しがみられ、2012年度の高機能膜市場規模を前年度比7.0%増の1,122億円(メーカー出荷金額ベース)と推計した。

◆市場予測:2020年度には2012年度比62.6%増、気体分離膜が市場拡大を牽引
高機能膜は、今後の景気回復とともに再び成長軌道に戻ると考える。特に、RO/NF膜や新素材開発が進む脱水膜等が大幅拡大し、2015年度の高機能膜市場規模を1,289億4,000万円(2012年度比14.9%増、メーカー出荷金額ベース)と予測する。その後、2015年度から2020年度にかけては燃料電池関連の需要を見込む水素分離膜や二酸化炭素分離膜等の気体分離膜の市場が本格的に立ち上がることから、2020年度の高機能膜市場規模は2012年度比62.6%増の1,823億9,000万円(メーカー出荷金額ベース)に拡大すると予測する。

1.調査期間:2013年3月~6月
2.調査対象:国内の高機能膜関連企業および団体
3.調査方法:専門研究員による直接面談、電話・e-mail によるヒアリング、ならびに文献調査併用

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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