ソーシャルメディアに対する“終活”の意識調査 

2013年08月27日
ニフティとコムニコは共同で、ソーシャルメディアに対する“終活”の意識調査を行いました。
※“終活”=人生の終わりをより良いものとするために事前に準備すること。

【調査結果トピックス】
1. 全体の62.8%が“終活”という言葉を知っている

2. 万が一の場合ソーシャルメディアで事実を「伝えたい」「伝えてほしい」は、家族の場合も自分の場合も30%以上

3. 家族の情報は「残したい」49.2%、自分の情報は「残したくない」71.6%

4. ソーシャルメディアの“終活”は「重要」、50代が最も高く47.0%、20代でも39.0%

【調査の要旨】
1. 全体の62.8%が“終活”という言葉を知っている
 「“終活”という言葉を知っていましたか」に対し、全体の62.8%が「知っていた」と回答した。年代別にみても、20代59.0%、30代64.0%と比較的若い年代においても認知されていることがわかる。
 また、全体の19.0%が「自分の死後のソーシャルメディアの扱いについて考えたことがある」と回答した。特に40代は23.0%と最も高くなった。

2.万が一の場合ソーシャルメディアで事実を「伝えたい」、「伝えてほしい」は、家族の場合も自分の場合も30%以上
 「(仮に家族が亡くなった場合)その友人・知人たちに対してソーシャルメディアを通して亡くなった事実を伝えたいと思うか」に対し、34.6%が「伝えてほしいと思う」と回答し、自分の場合にも、31.2%が「ソーシャルメディアを通して伝えてほしいと思う」と回答した(グラフ3、4)。「事実を伝えてほしいと思う」人のうちお通夜や告別式等の連絡については、家族の場合も自分の場合も60%以上が「伝えたい(伝えてほしい)と思う」と回答した。

3.家族の情報は「残したい」49.2%、自分の情報は「残したくない」71.6%
 「ソーシャルメディアの情報(投稿された記事や写真、コミュニケーションの記録など)を残したいか」に対しては、家族の情報は「残したい」「どちらかと言うと残したい」が合わせて49.2%であるのに対し、自分の情報は「残したくない」「どちらかと言うと残したくない」が合わせて71.6%となった。
 家族の情報を「残したい」「どちらかと言うと残したい」と回答した人の情報の残し方については「インターネット上にそのまま残す」46.7%、「データの形式で手元に残す」43.5%、「本・アルバムなどの形式で手元に残す」9.8%となった。

4.ソーシャルメディアの“終活”は「重要」、50代が最も高く47.0%、20代でも39.0%
 「ソーシャルメディアの“終活”は重要だと思う」と回答したのは全体の39.0%。年代別では、50代が47.0%と最も高く、次いで40代の42.0%、20代の39.0%となった。
 今後、ソーシャルメディアの“終活”について「考えていこうと思う」と回答したのは22.6%となり、理由には「今からの時代では必要」や「残された者に迷惑をかけたくない」などが挙げられた。50.4%は「まだ考えられない」と回答し、その理由には「実感がわかない」「これからゆっくりと考えていきたい」などが挙げられた。


【調査概要】
・調査対象:自身およびその家族がソーシャルメディア(Facebook、Twitter、mixi、LINE、Google+、ブログなど)を利用する20歳以上の男女
・サンプル数:500人 性年代均等割付(20代、30代、40代、50代、60代以上)
・調査期間:2013年7月31日(水)~8月 5日(月)
・調査方法:インターネットによるアンケート調査
※調査結果の数値は、小数点第2位以下を四捨五入して表示しています。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[コムニコ]
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