終活に関する調査(40才代~70才以上男女対象) 

2018年11月28日

全国石製品協同組合(全石協)は、近年、「人生の終わりをより良いものとするため、事前に準備を行うこと」として話題の“終活”について、一般消費者の浸透度の実態を把握するために、全国40代~70代以上 男女 2,370名を対象に「“終活”に関するアンケート調査」を実施いたしました。得られた回答結果の概要をまとめました。

調査結果サマリー


  •  “終活”という言葉を「知っている」は48.3%と、2年前から24.7ポイント上昇「知っている」と「聞いたことがある」を合わせると7割超。
  • 実際に“終活”を「やっている」は、2年前の10.9%から今年は11.8%と0.8ポイントと微増であるが、60代・70代については、60代が3.5ポイント、70代が8.5ポイントと伸長。
  • 専門家に相談したい項目(実際にやっている人)は、昨年までの「エンディングノートの書き方」に代わって「自分の荷物を片付けておく」がトップとなった。

調査結果


■「“終活”という言葉をご存知ですか?」について

“終活”について「知っている」が48.1%で、「聞いたことがある」の30.3%を合わせると78.1%となり、「知らなかった」21.6%(2016年:52.8%)を大きく上回る結果に。また、「知っている」と答えた方は2016年の23.4%から24.7ポイント上昇しており、この2年間で “終活”という言葉が一時的なものでなく一般に定着してきている事をうかがわせる結果となった。

■「“終活”をやっていますか?」について

一方で、実際に“終活”を「やっている」人は、11.7%と2年前の10.9%からほぼ横ばいで、全体的に具体的な活動にはまだまだ至っていないが年代別で見ると、特に60代・70代については、2年前と比較し、60代が3.5ポイント上昇、70代が8.5ポイント上昇と年代が上がるにつれてその実施率が高まっている傾向にある。

■「専門家に一番相談したい“終活”は何ですか?」(実際に終活をやっている人)について

実際に終活をやっている人に「専門家に一番相談したい“終活”は何ですか?」と聞いたところ、「自分の荷物を片付けておく」が26.4%で最多、「財産や相続をまとめておく」が26.0%、次いで「エンディングノートをまとめる」が18.8%、となり、昨年まで2年連続でトップだった「お墓の準備をしておく」に代わって「自分の荷物を片付けておく」が、トップとなった。
“終活”が言葉だけでなく、現実味を帯びてくるにあたって、より目の前にある現実的な問題 「荷物の片付け」や「財産や相続」の事が、上位に来る結果となったと考えられる。

《まとめ》

以上の結果から、“終活”の言葉だけが独り歩きするようなムーブメントから、シニア層における身近な問題になっていることが示されたのではないかと考えられる。一方、認知が向上し、考えなくてはいけない事と理解しているもののなかなか行動に移せていない人が9割近くいるという事は、またまだ終活の情報収集や進め方が理解されていないと考えられるのではないでしょうか。

調査概要


調査対象:全国 40才代~70才以上 男女
調査期間:2018年11月6日~2018年11月12日
調査方法:インターネット調査
有効サンプル数:2,370名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[PRTIMES]
 マイページ TOP