イギリス国民対象、サッチャー元首相に対する評価 

2013年04月17日
市場調査会社のカンター・ジャパンは、同じカンター・グループに属するテイラーネルソン・ソフレス社(TNS社)が行った調査について報告。

「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャー元イギリス首相が今月8日に亡くなられてから、イギリスのメディアではサッチャー元首相に対する報道が続いており、彼女に対する評価が割れているようです。そこで、TNS社は、18歳以上のイギリス国民約1,200名に対し、サッチャー元首相に対する評価を聞きました。調査期間は、2013年4月9日から11日です。

■ サッチャー元首相がイギリスに与えた影響に関し、国民の評価は割れる
『サッチャー政権は、イギリスに「良い」影響を及ぼしたか?それとも「悪い」影響を及ぼしたか?』という質問を行ったところ、「良い」影響を及ぼしたと回答した人の割合が41%、「悪い」影響を及ぼしたと回答した人の割合が34%となりました。

■ 女性が政治的な力を持つことが容易になったと考える人は半数近くいる
次に、『サッチャー政権によって、女性が政治的に力を持つ地位に就くことが容易になったと思うか?』という質問を行いました。すると、「そう思う」と回答した人の割合は47%で、「そう思わない」と回答した人の割合17%を上回りました。

■ 戦後1番だと思う首相はサッチャー元首相
『戦後のイギリスの首相で誰が一番良いと思うか?』という質問に対し、最も支持を集めたのがサッチャー元首相でした。結果は、マーガレット・サッチャー23%、ウィンストン・チャーチル17%、そしてトニー・ブレア11%となりました。

■ まとめ
イギリス国民のサッチャー元首相に対する評価は分かれるものの、彼女が戦後の政治で後世に最も影響を与えた人物の一人であることは間違いありません。


【調査概要】
この調査を行ったテイラーネルソン・ソフレス社(TNS社)は、カンター・ジャパンのグループ会社であり、イギリスを拠点に世界約80ヵ国で消費者調査に携わっています。日本では、カンター・ジャパンがTNS社の日本支社の役割を担っています。TNS社は、不定期でイギリスの政治に関する調査を行い、ウェブサイトなどで公表しています。
・調査期間:2013年4月9日から11日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:18歳以上のイギリスの男女
・対象者数:n=1,201

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[カンター・ジャパン]
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