未成年の携帯電話・スマートフォン使用実態調査 

2013年09月10日
デジタルアーツは、ネット教育アナリストの尾花紀子氏監修の下、携帯電話・スマートフォンを所持する全国の小・中・高校生男女618名、及びその保護者層618名、合計1,236名を対象とした、第4弾となる利用実態調査を実施した。

【調査結果】

■未成年の携帯電話・スマートフォンの利用傾向・実態

・何らかの携帯電話を持つ未成年者(10歳~18歳)のスマートフォン所有率は昨年11月に37.4%だったが、今回は50.0%に上昇。高校生は70%を超え、特に女子高校生が74.8%と顕著。

・全体のフィルタリング使用率は32.8%で、スマートフォン所有者は31.4%、スマートフォン非所有者は34.3%。また、高校生になると、「自由に見られない」ことを理由に使用率が減少。特に女子高校生は16.5%と一番低い。

・リアルな友達との連絡手段は、「メール」が前回78.2%から今回67.8%に減少し、「LINE」が前回22.5%から今回43.4%に増加。特に女子高校生は「LINE」が一番多く、前回54.4%から今回68.9%に増加。

■ネットいじめ・ネット被害の実態

・ネット上で情報発信する時に特に何も気をつけていない人は全体の45.1%。特に女子中学生、女子高校生は自分の情報・他人の情報ともに発信することに抵抗がない。

・ネット上でいじめに関わったことがあるのは5.2%で、男子中学生は6.8%が関与。「悪口や暴言が書かれていた/書いた」が53.1%、「SNS等で友達から仲間はずれにされた/した」が31.3%。

・ネットで発信した情報がきっかけで、知らない人から非難や嫌がらせを受けた経験があるのは6.1%。高校生になると高くなり、女子高校生は10.7%が経験あり。きっかけは「公共の場でのいたずら」26.3%、「芸能人などの有名人のプライベート」15.8%。

■ネットで知り合った人とのコミュニケーションにおける全体的な傾向や親子間での違い

・見知らぬ人と知り合いになったSNSは「LINE」が一番多く、未成年者43.9%、保護者36.6%。中でも男子中学生は62.5%が「LINE」、女子高校生は69.9%が「Twitter」と回答。

・連絡頻度は「ほぼ毎日」と回答した保護者は前回16.9%から今回は27.1%、未成年者が前回21.9%から今回は28.8%に増加。

・ネットで知り合った人とリアルで会いたい・会ったことがあると回答したのは未成年者が39.8%。女子高校生が1番高く前回53.1%から今回65.8%に増加。


【調査概要】
調査対象:何らかの携帯電話・スマートフォンを持つ全国の10歳から18歳の男女及びその保護者
調査期間:2013年8月5日(月)~8月6日(火)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:1,236サンプル(未成年者:618サンプル、保護者:618サンプル)
実施機関:株式会社マクロミル

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