電話恐怖症に関する意識調査(20~60代男女対象) 

2020年05月18日

セゾン自動車火災保険は、人々のコミュニケーションの形に着目し、全国300人を対象とした「日々のコミュニケーション手段に関する意識調査」を実施いたしました。

特にここ十数年では、携帯電話の普及、そしてLINEをはじめとするメッセージアプリの登場で日々のコミュニケーション手段の活用に大きな変化が起こっています。 本調査においても電話やメッセージアプリなどのコミュニケーション手段の多様性が浮き彫りになり、「電話に苦手意識を感じている」人たちが一定数存在することが分かりました。

主な調査結果


1.全体の約4割が電話でのコミュニケーションに苦手意識を持つ

電話でのコミュニケーションに苦手意識を持ち、「非通知や知らない番号からの着信には出ないことが多い」人が9割以上を占め、自ら電話をかけることもストレスに。

2.メッセージアプリの普及で、電話回数は減少傾向へ

LINEなどのメッセージアプリの普及により、全体の半数以上の人がアプリの利用によって電話回数が減ったと回答。

3.企業のコミュニケーション手段も多様化している

電話での問い合わせは早く正確に問題が解決する反面、ライフスタイルの多様化により問い合わせ窓口の営業時間内での電話連絡が難しいケースも増えており、メッセージアプリを活用することで利用者の利便性が高まることに期待。

調査結果まとめ


(1) 【全体の4割が電話恐怖症であるという結果に!】

本調査において、電話がかかってきたときや、自分が電話をかけるときにストレスを感じる人を「電話恐怖症」とした場合、全体の約4割の人が該当する結果に。

今回は、以下の1~4の質問のうち2つ以上、かつ5~10の質問のうち3つ以上当てはまる(やや当てはまるも含む)と回答した人を「電話恐怖症」と仮定し、調査しました。

1 自宅や勤務先の固定電話が鳴ると緊張する 41.7%
2 自宅の固定電話にかかってきたとき居留守をすることがある 47.7%
3 非通知の電話には出ないことが多い 68.3%
4 見知らぬ番号からの電話には出ないことが多い 65.3%
5 固定電話に電話を掛けるときに緊張する 29.3%
6 友人や知人に電話をする際、LINEやメール等で事前に連絡する 35.3%
7 留守番電話にメッセージを入れることが苦手だ 53.3%
8 お店に予約を入れるときは電話よりインターネットを使う 45.0%
9 電話を掛ける前に話す内容や言葉を準備する 58.3%
10 電話の方が早い場合でもLINEやメール等で連絡したい 38.3%

メッセージアプリがあるのが当たり前の世代が増えていくなか、使用頻度が少なくなった電話に苦手意識を感じる人は、今後さらに増えていくかもしれません。

(2)【電話恐怖症の人は電話についてどう感じている?】

「電話に関する事柄」についての質問をしたところ、全体としても非通知や知らない番号からの着信には出ないと回答した人がそれぞれ約7割弱。その中でも、電話恐怖症に分類される人の場合、非通知や知らない番号からの着信には出ないと回答する人は9割以上となった。

電話恐怖症に当てはまらない人であっても迷惑電話や詐欺から身を守るという意味で「非通知でかかってきた電話には出ない」「知らない番号からの着信には出ない」と回答した人が約5割であり、電話恐怖症固有の特徴とは言えません。

では、電話恐怖症の人だからこそ抱えているストレスや特徴はどのようなものがあるでしょうか。
調査結果によると、電話恐怖症の人は自ら電話をかけることにも強いストレスを感じるようです。

電話恐怖症の9割の人が「電話をする前に準備が必要」と答えています。
特に、固定電話へのストレスがより強く、「固定電話にかけるときに緊張する」と答えた割合は、恐怖症以外の人では1割にも満たなかったのに対し、電話恐怖症の人では6割と、大きな差があります。

その他に特徴的なのは、電話恐怖症の人の約8割が「お店の予約にネットを活用する」と答えていることです。
電話ではなくネットを活用する理由としては、「雑な対応をされると傷つく」といった声がありました。
電話の使用に関する意識に加え、メッセージアプリの普及による変化についても調査しました。

(3)【メッセージアプリの普及で、電話の回数は減っている!】

全体の半数以上の人がアプリの普及により電話回数が減ったと回答。

電話をかけるのも受けるのも苦手な人にとって、メッセージアプリの普及は願ってもないことでしょう。また、電話に苦手意識のない人でも、LINEなどのメッセージアプリを利用するなかで、便利さを実感している人も多いのではないでしょうか。

メッセージアプリが広く浸透するにしたがって、私たちのコミュニケーションには少なからず変化が起きていると言えます。

そのひとつが、電話回数の減少です。

今回の調査では、全体の半数以上の人が、アプリ使用により電話回数が減ったと回答しています。
理由としては「電話よりもLINEの方が連絡をつけやすい」「自分のタイミングで連絡がとれる」という点が挙げられています。
加えて、全体の7割以上の人がメッセージアプリの普及に「便利さ」を感じているという結果が出ました。
さらに、全体の約半数が、メッセージアプリによる連絡や手続きができる風潮に関して「良いと思う」と考えており、特に若年層では男女ともにメッセージアプリの使用を好む割合が高いこともわかります。

調査概要


■名称:電話恐怖症に関する意識調査
■調査主体:セゾン自動車火災保険株式会社
■調査方法:インターネット調査
■調査時期:2020年3月
■調査対象:20~60代の男女300名

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