SNS疲れに関する調査(20~60代男女対象) 

2019年04月03日

マーケティングリサーチ会社のアスマーク(旧マーシュ)は、全国20代~60代男女に「SNS疲れに関するアンケート調査」を実施し、その結果を3月12日に公開しました。調査日は2019年1月29日(火)~1月31日(木)で、同社が運営する「D style web」のアンケートモニター会員を対象に実施しました。

調査トピックス


  • SNSは「連絡手段」として用いている人の割合が61.5%
  • Facebookユーザーの42.5%がSNSで"疲れたこと"あり
  • 職場など、プライベート外の人と繋がりのあるツールほど“疲れる“
  • 「SNS疲れ」=「人間関係によるストレス」?
    ―「プライベートを発信/閲覧したくない」が46.8%。
    ―「繋がりたくない友人がいる」が45.2%。
  • ユーザーの30.4%が疲れを原因として利用中止/退会
  • 疲れを感じた時には「閲覧」を控えるSNSユーザーが36.5%
  • 疲れを感じてもLINEは52.5%のユーザーが継続意向あり
  • 「SNSは連絡手段」と考えるユーザーが63.9%。「周りがやっているから」といったフォロワー層は5.4%と、社会インフラ化が進行している。

調査結果抜粋


■最も"SNS疲れ”をしているのは「女性20代」 n=1,000
年代別で見た場合、SNSユーザー・元SNSユーザー(※①)の中でも20代女性は65%が過去にSNS疲れを感じたことがわかる。
※①ユーザー定義…Facebook, Twitter, Instagram, LINE, TikTokいずれかのアカウントを保有していて、投稿もしくは閲覧を週に1回以上したことがある

■Facebookユーザーの42.5%が"疲れたこと"あり。
プライベート外の人と繋がりのあるツールほど疲れ度合が高い。

FacebookやLinkedInなど、職場の人との交流が含まれるツールにおいては「SNS疲れを感じたことがある」として比較的高いパーセンテージが見られた。 42.5%のFacebookユーザーは過去に「疲れ」を経験しているという結果に。
一方でTikTokやInstagramなど匿名性や娯楽性の高いツールにおいては、疲れを感じている人はいずれのユーザーも30%未満に留まり、低い傾向がある。
20代女性はどのツールにおいても、およそ半数が疲れているのは大きな特徴といえる。

■ユーザーの30.4%が疲れを原因として利用中止/退会を経験している n=427
SNS疲れを過去に感じた人の内、69.6%が「疲れを感じたことがあっても、退会はしない」という結果に。従って、30.4%はSNS疲れを感じて過去に「利用中止/退会を経験した」ということがわかる。
また、若年層は中止率が高い傾向がある。

■各々の個性やライフサイクルに合わせたSNSに需要が見られる印象
繋がると同時に自分の世界も守れるようなサービスを求めるコメントが多く見られる。


回答の一部(抜粋)
「ブロックではなく、その人のアカウントがこちらから凍結できるSNS」(30代・男性)
「お互いの気持ちが一致してから相互フォローができるように通知がいく」(20代・女性)
「自身の位置情報や、生活や行動を簡略化する機能が充実しすぎてるので、度合いをカスタマイズできるサービス」(20代・男性)
「「いいね」だけでなく「まあまあ」とか「微妙」のような、段階別に付けられるような機能になればいい。」(40代・女性)
「トモダチの個々毎に開示レベルを調整したい。」(40代・男性)
「仕事関係 友人関係 趣味関係などの使い分けが出来たら良い」(50代・男性)
「SNSをしていることを知られない機能」(30代・女性)
「出身中学、高校、大学のみ繋がる機能や現在、県内在住の出身県が同じ人が繋がる機能」(50代・男性)

調査概要


調査名:SNS疲れに関するアンケート調査
対象者:全国20~60代男女
サンプル数:1,000s
割付:性別・年代均等
実査期間:2019年1月29日(火)~1月31日(木)
調査方法:インターネット調査(アスマークの自社モニター )
調査機関:株式会社アスマーク

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アスマーク]
 マイページ TOP