デバイスの多様化における就業者のワークスタイルの変化実態調査 

2013年10月07日
デジタルアーツは、全国の都市部・郊外に勤務する就業者1,648名を対象にデバイスの多様化がワークスタイルにどのような影響を及ぼしているかについて、利用実態調査を実施した。

調査は、スマートデバイスと呼ばれるスマートフォンやタブレット等の端末が、個人だけでなく、仕事のあらゆる場面でも活用されるようになってきたことから、全国8地域の都市部と郊外に勤務する20歳以上の就業者の男女を対象とし、実態調査を行なった。

【調査結果】

■個人端末の所有台数と仕事における利用状況

・何らかの個人用端末を所有しているのは全体の97.1%で、2台以上所有している人は全体の50.1%。端末の種類は、「ノートPC」が73.4%、「スマートフォン(Android)」が35.9%、「デスクトップPC」が31.4%。

・個人端末を仕事で利用することが「許可されている」のは全体の35.6%で、その内の60.3%が「規制は特になく、自由に使っている」と回答。また、職業別に見ると、「禁止されていて使っていない」と回答したのは公務員全体平均で49.1%なのに対し、一般企業の社員の全体平均で28.3%となっている。

■会社支給の携帯端末の所有台数とプライベートにおける利用状況

・何らかの携帯端末を会社から支給されていると回答した割合は全体の27.5%で、支給されている端末の種類は、「ノートPC」が72.2%で突出し、スマートフォンは「Android」が7.9%、「iPhone」が4.6%。

・会社支給携帯端末のプライベート利用が「許可されている」のは全体の38.7%で、その内の63%が「規制は特にない」と回答。また、職業別に見ると、公務員全体平均の68.3%が「禁止されている」のに対し、一般企業の社員の全体平均では39.7%となっている。

■勤務先以外での仕事状況やセキュリティ意識について

・勤務先以外で仕事をする場所は「自宅」74.1%、「取引先」27.6%、「ホテル・旅館」17.7%。

・どのようなシーンで仕事をするかは、「緊急の仕事が発生した時」43.6%、「業務時間内で終わらない時」36.8%、「移動中に気になった時」26.3%。地域別に見ると、郊外では「緊急の仕事が発生した時」が48.6%と高く、都市部では「移動中に気になった時」が31.4%と高かった。

・仕事を外に持ち出して対応する人の中で、セキュリティへの不安を感じる人は全体の59%。職業別に見ると、公務員全体の平均では74.4%なのに対し、一般企業の社員全体の平均では56.4%と意識の差がみられた。

■ファイル共有ツールの使用経験とセキュリティ意識について

・ファイル共有ツール(クラウドストレージ)を使っているのは全体の30.8%で、その内、仕事で利用している人は38.3%。使用理由は「自社の人に対して資料やデータを送る時」が38.1%、「自分が自宅や社外で仕事をする時」が36.5%。

・ファイル共有ツール利用時にファイルのセキュリティが気になると回答したのは、全体の62.3%。

■データの持ち出し経験と罪悪感について

・データファイルの持ち出し経験がある人は全体の22%。その内訳は、「他部署への異動の際」が49.7%、「転職の際」が26.2%、「転職も異動もないがある」14.4%と回答。

・持ち出しは「USBメモリに保存」74.6%、「会社のメールに添付して自分宛に送信」19.6%、「CD-Rに保存」18.8%。

・データを自分用に持ち出すことに罪悪感がないと回答した人は全体の34%。


【調査概要】
・調査対象:「スマートフォン」「タブレット」「ノートPC」のいずれかを普段利用している全国の20歳以上の就業者(男女)
・調査期間:2013年8月28日(水)~8月31日(土)
・調査方法:インターネット調査
・有効回答数:1,648サンプル(都市部:824サンプル、郊外:824サンプル)

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