電子チラシにおける自治体広報紙の閲覧に関する意識調査 

2013年10月17日
凸版印刷は、茨城県と共同で、凸版印刷が運営する電子チラシポータルサイト「Shufoo!(シュフー)」を使った「電子チラシ配信システムを活用した自治体情報発信の実証実験」を2013年6月7日から9月30日まで実施。その中で電子チラシにおける自治体広報紙の閲覧について、茨城県内と近隣県外の20~60代の男女901人を対象に意識調査を行いました。
 
【主な調査結果トピックス】

▼ 新聞折込による自治体広報紙が届きにくくなっている実情!
-茨城県広報紙を電子チラシで見たという人の3人に2人が新聞の非定期購読者


▼ 電子チラシによる自治体広報紙の配信を望む声が多数寄せられる!
-茨城県広報紙を電子チラシで閲覧した人の9割以上が今後も配信希望


▼ 電子チラシ活用で近隣地域への県外PRを効率よく手軽に実施!
-観光ガイド・物産カタログの県外閲覧者の8割以上が興味を持ったことが判明


今回の意識調査では、実際に電子チラシの「Shufoo!」で自治体広報紙を閲覧した人の3人に2人が新聞の非定期購読者である実態が明らかとなりました。自治体広報紙について利用者の声を伺ってみると、これまで広報紙に触れる機会が少なかった県民も地域の情報取得について、配信を望む声が9割以上も上がっています。また、広報紙を見ていなかった若い世代からも地元のイベント情報を見逃しにくくなることから、今後も自治体広報紙を電子チラシで見たいという多くの期待の声が寄せられています。

さらに、茨城県外の近隣地域に茨城県内の観光・イベント情報や物産カタログを配信したところ、閲覧者の8割が情報取得後に茨城県に行きたくなった、食べてみたくなったとの意欲喚起が伺えました。このことから、電子チラシを通じて県外の近隣地域に対し情報発信をする手助けができると言えそうです。

【調査結果概要】
 
■新聞折込による自治体広報紙が届きにくくなっている実情
-茨城県広報紙を電子チラシで見たという人の3人に2人が新聞の非定期購読者


自治体では、これまで自治体広報活動において、新聞折込を中心に生活者に情報を発信していました。しかし、スマートフォン・タブレットなどのデジタルデバイスの普及に伴い、電子チラシで自治体広報紙を閲覧した人の3人に2人が新聞の非定期購読者であることが分かりました。新聞の非定期購読者に対し、電子チラシによる情報伝達が有用であることが伺えます。
 
■電子チラシによる広報紙の配信を望む声が多数寄せられる
-茨城県広報紙を電子チラシで閲覧した人の9割以上が今後も配信希望


茨城県広報紙を電子チラシで閲覧した人の9割が今後も配信を希望することが明らかとなりました。その理由として、ホームページのようにわざわざ自分で探さなくても、自動的に地元の情報を取得できることや、仕事と家事・育児で忙しい現代人にとって、地域に根ざした買い物情報をはじめとする生活情報のチラシと一緒に地元の情報を取得できることに好感が上がっています。
これまで自治体広報紙の存在は知りつつも、それほど広報紙を読んでいなかった若い世代からも、地元の観光情報やイベント情報を手軽に取得できることから、自治体広報紙の利用価値が高まり、自治体広報紙の電子チラシによるデジタル配信に多くの期待が寄せられていることが分かりました。

■電子チラシ活用で近隣地域への県外PRを効率よく手軽に実施
-観光ガイド・物産カタログの県外閲覧者の8割以上が興味を持ったことが判明


観光・イベント情報や物産品・名産品カタログなどの産業情報を茨城県外の住民に配信したところ、8割の閲覧者が閲覧後に茨城県に行ってみたい、食べてみたいと回答しました。ローカルな観光ガイドや物産・名産案内は配布場所や告知方法が限られていることから、これまで取得できなかった観光情報や物産・名産情報が電子チラシによって簡単に取得することができるようになります。このことから、近場で週末に行ける距離にあっても、なかなか知られていなかった観光スポットや、名産品の旬な情報を紹介することもできます。
電子チラシは県外に住む近隣住民の観光誘致活動が低コストでできることや、自治体のイメージ戦略アップにもつながることが期待できます。


【調査概要】
調査エリア:茨城県内と近隣する地域
調査対象者:Shufoo!ユーザー(20代~60代の男女)
回収サンプル数:901
調査期間:2013年7月3日(水)~8月1日(木)
調査方法:インターネット調査

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[凸版印刷]
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