学童保育の利用に関する母親向けの実態調査 

2013年10月15日
一般社団法人キッズコーチ協会は、学童保育の利用実態や、保護者が学童保育に求めるサービスを明らかにすることを目的に、首都圏、中京圏、近畿圏に在住し、現在、小学生の子どもを学童保育に通わせている女性(母親)を対象に、学童保育に関する保護者目線の実態調査を行いました。

【調査結果のポイント】

■学童保育の利用実態
≫利用している学童保育の運営主体は公設(「公立公営」(54.6%)、「公立民営」(14.6%)の合計)が 69.2%
≫学童保育を利用している母親の 59.5%が「週に 5 回(日)以上」利用
≫学童保育を利用する理由は「放課後に家庭で子どもの面倒をみられない」が 84.5%

■学童保育に対する期待
≫学童保育で過ごす時間を通じて一番身につけて欲しい能力は、「集団生活、集団行動への順応力」が66.3%
 ・中京・近畿圏は“社会性”を”、首都圏は“コミュニケーション力”を重視する傾向
≫学童保育利用者の 57.2%が小学校高学年(4~6 年生)までの利用を希望
 ・高学年までの利用希望は、中京圏・近畿圏の方が首都圏より 10.3%高い
≫学童保育を利用に際して期待したことは、「学校から近い」(87.6%)、「行き帰りが安全」(84.4%)
 ・次いで「指導員の人数が充実」(77.5%)、「スキルのある指導員がいる」(75.0%)

■学童保育に対する評価
≫現状の学童保育で満足度が高いのは、「学校や家から近い」(80.0%)、「親の負担がない」 (70.1%)
 ・一方、満足度が低かったのは「勉強に集中して取り組める」(22.4%)
 ・家計形態別では、総じて専業主婦世帯より共稼ぎ世帯の満足度が低い
≫満足度が期待度を下回ったのは「スキルのある指導員がいる」(-19.7%)、「指導員の人数の充実」(-17.6%)

■今後の学童保育に向けて
≫学童保育の機能で期待が高いのは「しつけにかかわる習慣づけ」(38.8%)、「体を動かす機会」(38.6%)
 ・中京・近畿圏は「しつけにかかわる習慣づけ」(52.4%)、「体を動かす機会」(44.7%)を重視
 ・一方、首都圏は「子どもが楽しめるイベント」(36.9%)、「おやつの提供」(29.8%)を希望
 ・家計形態別では、共稼ぎ世帯は専業主婦世帯より「おやつの提供」、「病時・病後保育」を期待
≫指導員には「子どもが信頼できる人柄」(51.7%)、「事故などを未然に防ぐ運営管理能力」(47.8%)を期待


【調査概要】
・調査方法:インターネット調査(回答者の抽出や調査の実施は㈱マクロミルに委託)
・調査地域:首都圏(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県/東京駅を中心とする半径 40km 圏)、中京圏・近畿圏(名古屋駅を中心とする半径 15km 圏・大阪駅を中心とする半径 30km 圏)
・調査対象:30 歳~49 歳で、現在学童保育を利用している母親
・サンプル数:合計 412 サンプル(首都圏 309 サンプル、中京・大阪圏 103 サンプル)
・調査時期:2013 年 7 月下旬から 8 月上旬

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[キッズコーチ協会]
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