学校のトイレに関する調査 

2013年11月19日
LIXILは、今の子供たちの現状を把握し、より快適な学校のトイレ空間づくりを目指すため、2009年に続いて2回目となるLIXIL「学校のトイレに関する調査」を実施。

前回(2009年実施)の調査では、「学校トイレの困りごと」を中心に調査を行いましたが、今回の調査ではダイレクトに「学校のトイレで"ウンチ"をしますか」「しない/する理由は」を聞き、子供の気持ちについても調査を実施しました。その結果、残念ながら今の子供たちも昔と変わらず同じ状況であり、過半数の子供たちが「どうしてもガマンできない時だけする」(44%)、「絶対にしない」(9%)と回答しています。大人の感覚、特に会社勤めの方であれば、恐らく殆どの方が、それ程強い抵抗を感じないと思われますが、過半数が抵抗を感じているということは、当社としても、重要視すべきことであると考えています。

【主な調査結果】

■学校のトイレで“ウンチ”をしない子供たちが過半数を占める

「学校で“ウンチ”をしますか」と尋ねたところ、「どうしてもガマンできない時だけする」(44%)「絶対にしない」(9%)と、学校生活の中でのトイレ事情でかなりの子供が“ガマン”していることが明らかになりました。また、その理由は、「他人に知られたくないから」(50%)が最も多く、次いで「落ち着かないから」(46%)、「休み時間が短いから」(31%)という結果になりました。その他にも“ウンチ”をした後の「においが気になるから」(27%)などを気にする子や、「トイレが汚い」(22%)「トイレが臭い」(20%)など、トイレ環境に関する理由も目立ちました。

■「和式トイレ」離れが顕著に表れるものの、学校のトイレはまだまだ「和式トイレ」が多い傾向に

和式と様式どちらの大便器を使いますかを尋ねると、「必ず洋式を使う」(26%)「できるだけ洋式を使う」(39%)と全体の65%の子供が「洋式トイレ」を使うと回答し、「できるだけ和式を使う」(12%)「必ず和式を使う」(6%)を大きく上回る傾向が顕著に表れています。
しかしながら、トイレタイプの状況を見ると、今回の調査からは、まだまだ「和式トイレ」が多い傾向(「どちらもあるが和式の方が多い」(46%)「すべて和式」(12%))がみられ、子供の思いとギャップがあることがわかります。

■学校のトイレ空間は、「汚い・暗い・くさい・落ち着かない・夏は暑く/冬は寒い」

学校のトイレのイメージについて尋ねたところ、「"きれい"か"汚いか"」では「汚い」が全体の68%、「“明るい”か“暗い”」では「暗い」が全体の61%、「"くさい"か"くさくない"」では「くさい」が全体の68%、「“落ち着く”か“落ち着かない”」では「落ち着かない」が全体の68%という結果となり、学校のトイレに対するイメージは良いものではないという傾向が明らかになりました。また夏場や冬場の暑さ寒さについて尋ねると、「夏場は暑い」が全体の73%を占め、「冬場は寒い」が全体の75%とかなり“過ごしにくい”と感じている子供たちが多いこともわかりました。

【調査の概要】
調査方法:インターネット調査
対象エリア:全国
調査対象:小学校1年生~高校3年生までの男女
 ※高校生未満は保護者(25歳~59歳)の代理回答
サンプル数:1248名 (各学年の男女 各52サンプル)
調査実施期間:2013年7月26日~2013年7月28日

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[LIXIL]
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