「通信販売事業関与者の実態調査2013」Part2 

2013年08月28日
エルテックスは、独自調査「通信販売事業関与者の実態調査2013」を実施。調査では通信販売事業に携わるご担当者様の「悩み事・困り事」「通販事業へ対する課題」「通販システムに対する不満」などを集計・分析。今回は、その第2弾として、「通販・EC支援システム(パッケージソフトやASPサービスなど)に対する意識」の調査結果を公開。

【通信販売事業関与者の実態調査2013」Part2概要】

1)通販・EC支援システム導入の際の重視点は「導入や運用のコスト(47.3%)」「スタッフの技術力(35.8%)」「ソフトやサービス、機能の充実度(33.3%)」となり、コストに対する高い意識を持ちつつ、「システム提供者側のシステム・エンジニアなどのスタッフの技術力」と「ソフトやサービスの機能の充実度」が必要ということがわかりました。

2)通販支援のシステムに対しては、「バックヤード(管理・運営者向け)のページの作りや機能に不満(39.4%)」となり、約4割のご担当者が、ご自身のお使いになる管理者向けページに不満を持っています。

3)管理・運営者向けのページに対する不満点は、「自分の作業に関係のないメニューが多い(32.6%)」「メニューや言葉がわかりにくい、難しい(23.7%)」「画面のデザインが悪く、効率や操作性が悪い(20.7%)」(全て複数回答のスコア)となり、ユーザビリティーに関する不満が多い傾向です。


【調査結果】

1)通販・EC支援システム導入の際の重視点は「導入や運用のコスト(47.3%)」「スタッフの技術力(35.8%)」「ソフトやサービス、機能の充実度(33.3%)」(全て複数回答のスコア)

質問項目).あなたの会社、事業所の通信販売事業のためシステムを導入する際に重視するものをいくつでもお選びください。その中で最も重要なものひとつをお選びください。

◇複数回答に見る特徴
通信販売事業を支援するシステム導入時の重視点は、「導入や運用のコスト(47.3%)」「スタッフの技術力(35.8%)」「ソフトやサービスの機能の充実度(33.3%)」がトップ3ボックスとなり、コストに対する意識の高さがうかがわれました。特に、情報システムのご担当者のコスト意識は他の担当者と比較すると極めて高くなっています。 また、システムそのものの機能より、システムを導入するスタッフの技術力を重視している点からは、人的なスキルの高さもシステム提供者側に必要とされていることを示唆しています。

◇単一回答に見る特徴
単一回答のスコアで見た場合、トップの項目は複数回答同様に「導入や運用のコスト(19.4%)」となりましたが、2番目に「システム導入に独自の手順やルールがある(10.0%)が浮上し、特にマーケティングのご担当者の重視度が高くなっています。そして、3番目には「ソフトやサービスの機能の充実度(8.5%)」「スタッフの技術力(8.5%)」が同率で並びました。

2)通販・EC支援のシステムに対しては、「バックヤード(管理・運営者向け)のページの作りや機能に不満(39.4%)」となり、約4割のご担当者が、ご自身のお使いになる管理者向けページに不満を持っています(全て複数回答のスコア)

質問項目)あなたが、今現在お使いになっている、または過去使ったことのある通販支援のシステム(パッケージやASPサービスなど)であてはまるものをいくつでもお選びください。

通信販売を支援するシステムに対しては、管理・運営者のためのページに対する不満が、消費者が利用する商品購入のページの機能に比べて、高いことがわかりました。

※本質問は、エルテックスが販売している通販・EC支援ソフト「Xspeecs(クロススピークス)」を含む、合計18の主要「通販・EC支援パッケージソフト」「ECのASPサービス」を、「過去に使ったことがある」「今現在使っている」方に質問しています。

3)管理・運営者向けのページに対する不満点は、「自分の作業に関係のないメニューが多い(32.6%)」「メニューや言葉がわかりにくい、難しい(23.7%)」「画面のデザインが悪く、効率や操作性が悪い(20.7%)」(全て複数回答のスコア)
バックヤード(管理・運営者向けのページの作りや機能)で不満があると回答した方のみに質問

質問項目)あなたが不満に思うものをいくつでもお選びください。

通販・EC支援システムの管理・運用者向けのページに対する不満点のトップ3ボックスは、「自分の作業に関係のないメニューが多い(32.6%)」「メニューや言葉がわかりにくい、難しい(23.7%)」「画面のデザインが悪く、効率や操作性が悪い(20.7%)」となり、機能やレスポンスといったシステムの持つパフォーマンス性に対しての不満は比較的低く、ユーザビリティーについての不満が高いことがわかりました。


【調査概要】
・調査エリア:全国
・調査対象者:楽天リサーチ保有の調査パネル(ビジネスパネル)
年商規模3000万円~100億円までの通販事業に携わる1~3の職種の、会社役員、社員、派遣社員、個人事業主
 1.マーケティング・広告・宣伝
 2.業務(受注、決済、配送、その他の業務)
 3.情報システム
・調査方法:ネット方式による、アンケート調査
・調査期間:2013年5月26日~28日
・回収サンプル数:249
・調査主体:株式会社エルテックス

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エルテックス]
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