呉服市場に関する調査 2013 

2014年01月21日
矢野経済研究所は、国内呉服市場の調査を実施した。

本調査における呉服市場には、正絹のきもの、紬類のきもの、帯類、リサイクルきものの他、和装小物、ゆかた、合繊素材のきもの等を含む。市場規模は小売金額にて算出し、レンタルきものは含まない。

【調査結果サマリー】

◆2013年の呉服小売市場規模は前年比101.7%の3,010億円の見込みと回復基調へ
2012年の呉服小売市場規模は、前年比98.7%の2,960億円と推計した。昨年予測したように、前年を上回るまでには至らなかったが、すべてのチャネルで減少幅が縮小した。2013年は「一般呉服店」「チェーン専門店」といった、呉服販売におけるスタンダードチャネルを含めたほとんどのチャネルで横這いから微増となり、回復基調へ転換した。とくに「直販・インターネット販売」チャネルの伸張が続いており、2013年の呉服小売市場規模は前年比101.7%の3,010億円を見込む。

◆引き続き拡大する「レンタル」需要と「着付け教室」の定着

近年の呉服業界のトレンドとしては、引き続き「レンタル」と「着付け教室」が挙げられる。ここ数年、振袖を中心にレンタル需要が盛んになりつつある。レンタルに特化した専業企業の台頭は続いており、大手専門店チェーンでもこれに対抗した施策が目立っている。
また、着付けをきっかけに呉服販売を行なう手法は定着しており、従来の着付け教室専門業者だけでなく、大手専門店チェーンや一般呉服店でも着付け教室を販促に利用する店舗が増えた。また、着物への興味を促すために、和のマナー教室や和文化のお稽古事で集客し、着付け教室へと誘客、販売というスタイルも見られる。こうした流れは、着物に対する敷居を低くし、新規需要や着用機会の拡大に繋がる可能性を持つと考える。


【調査概要】
調査期間:2013年10月~12月
調査対象:呉服関連メーカー、呉服関連卸売業、呉服関連小売業
調査方法:当社専門研究員による直接面談、郵送アンケート、及び文献調査併用

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