2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 2月の活動状況 

2014年03月12日
マイナビは、2015年卒業予定の学生を対象とした「2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 2月の活動状況」の結果を発表。なお、2015年卒学生を対象とした「マイナビ学生就職モニター調査」は、今回が3回目の発表となります。

【調査TOPICS】

2月に入り、学生の活動も本格化してきた。活動の中心において中小企業に目を向ける学生の割合が12月から徐々に増えてきている。個別企業セミナーへの参加割合と参加社数はともに前年同月をやや下回った一方で、エントリーシートの通過社数や選考を受けた社数は前年同月比で増加しており、例年よりも前倒しで初期選考へ移っていることが分かる。活動内容もエントリーシート対策が前年同月よりも減少し、代わりに筆記試験や面接対策を進める動きが見受けられる。個別企業セミナーでは先輩社員から具体的な仕事の内容や体験が聞けたり、社風が感じられたりする内容を求める声が多いことから、学生の満足度を高めたい企業は、今後の選考においても先輩社員との接触機会を設ける必要がありそうだ。

【調査結果の概要】

■ 2月は引き続き前倒しで進捗し、1次面接を受けた学生は6割以上

2月の活動状況は前年同月よりもやや前倒しで進捗しているようだ。「個別企業セミナーに実際に参加した」や「企業からエントリーシートを取り寄せた」などの序盤の活動では前年同月よりも割合を下げたが、「人事担当者と会った」「1次面接を受けた」「最終面接を受けた」などの中盤以降の活動は前年同月よりも回答割合が増えており、企業との接触や選考に進んでいる学生が多いことが分かる。「企業にエントリーシートが通過した」が同年前月比24.4pt増の69.6%、「1次面接を受けた」が同年前月比27.5pt増の61.3%と急激に増えており、早くも本格的な選考のピークに入り始めているようだ。

■ 前年同月よりも速いペースで初期選考が進む

活動状況に比例して、「エントリーシートを提出した社数」が前年同月比0.1社増の5.9社、「エントリーシートが通過した社数」が前年同月比0.3社増の2.7社、「選考を受けた社数」が前年同月比0.2社増の2.7社と、前倒しで進んでいる企業との接触が選考フェーズに移り、初期選考の活動量が早くも増えてきている。

■ 就活生が個別企業セミナーで本当に聞きたかった内容は、「社風・社内の雰囲気」「具体的な仕事内容」「入社後の待遇」

個別企業セミナーに参加したことがあるかを聞いてみると、89.2%と約9割が「参加した」と回答した。参加学生にこれまでに参加した中で最も良いと思った企業セミナーのスタイルを聞いたところ、「先輩社員による仕事の体験談」が22.0%と最も回答が多く、次いで「人事担当者による事業や仕事内容の説明」が20.8%、「社員や内定者と自由に懇談」が19.6%だった。また、個別企業セミナーで実際に聞いた内容と本当に聞きたかった内容を比較してみると、「社風・社内の雰囲気」「具体的な仕事内容」「入社後の待遇」「入社後のキャリアモデル」「入社後の教育・研修制度」などの項目で本当に聞きたかった内容の回答割合が上回った。入社後をイメージさせる情報の提供を厚くした方が学生の満足度は高まりそうだ。


【調査概要】 ※1989年からモニターアンケートを実施
調査内容/就職活動状況の定点調査
調査方法/Web上のアンケートフォームより入力
調査期間/2014年2月24日~2014年2月28日まで
調査対象/2015年卒業予定の全国の大学3年生及び院1年生 モニター4,209名 有効回答率33.7%
       回答数1,419名(文系男子290名、理系男子440名、文系女子322名、理系女子367名)

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[マイナビ]
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