2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 6月の活動状況 

2014年07月10日
マイナビは、2015年卒業予定の学生を対象とした「2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 6月の活動状況」の結果を発表。なお、 2015年卒学生を対象とした「マイナビ学生就職モニター調査」は、今回が7回目の発表となります。

【調査TOPICS】

6月に入り、内々定保有者は徐々に入社予定先を決定してきている。内々定保有者の選考状況を文理別に比較すると、理系学生は内々定を獲得する時期が文系よりも早く、そのため意思決定を行う時期も早いと推測される。また、内々定を保有しながら活動を継続する学生と未内定学生の比較では、これまでの活動量において、全ての項目で活動継続学生が未内定学生を上回った。今後の活動において「こだわる」ポイントについては、活動継続学生・未内定学生に共通して「給与・待遇」「仕事のやりがい」「安定性」などが高いが、未内定学生では「職場環境」「勤務地」なども高い。

【調査結果の概要】

■内々定保有者の活動量は全ての項目で文系が理系を上回る。理系学生は「早く、少なく、短く」活動が進行

内々定保有者の6月までの活動を文理別に見てみると、活動量は全ての項目で文系が理系を上回った。内々定を受けた時期については、3月中旬から4月中旬にかけて理系が文系を上回って推移している。内々定後、入社意志を固めた時期については、理系が「4月上旬」(21.2%)をピークに以降の割合を下げているのに対し、文系は4月上旬から5月中旬まで緩やかに推移している。さらに、入社意志を固めるまでに企業からもらった猶予期間については、理系は文系より6.8pt多い37.9%が「内々定を受けたその場で即決」と回答しており、理系は文系よりも、入社意思を固める時期は早く、決断までの期間は短い傾向にあるといえる。

■活動継続中の内々定保有学生と未内定学生は、これまでの活動量に顕著な差

6月までの活動量は、前年同月同様全ての項目で活動継続中の内々定保有学生が未内定学生を上回った。特に「エントリー社数」では、活動継続中の内々定保有学生が82.2社、未内定学生は30.2社少ない52.0社と大きな差が見られた。今後の活動において「こだわる」ポイントは、「安定性」「給与・待遇」「仕事のやりがい」などが活動継続中の内々定保有学生と未内定学生に共通して高いが、「職場環境」「勤務地」については、未内定学生がより重視していることが分かる。企業から追加で提供して欲しい情報については、ほとんどの項目で活動継続中の内々定保有学生が未内定学生を上回り、より多くの情報を得て企業を判断したいと考えていることが分かった。

■地域総合職の転勤の許容範囲は地域によって差が見られ、一般職を志望する理由は「転居を伴う異動がないから」が最多

地域総合職として就職する場合、特定地域内での転勤の許容範囲をエリア別に見てみると、どのエリアも「同じ都道府県内」が最も多く、全体で44.3%だった。関西エリアでは「隣接する都道府県まで」が全体より10.3pt多い28.8%となり、東海エリアでは「同じ市区内」と回答する割合が、全体より4.2pt多く、関東エリアより8.2pt多い21.6%となった。地域総合職における転勤の許容範囲は、地域によって差があるようだ。また、今回初めて「一般職を志望する理由」を聞いたところ「転居を伴う異動がないから」(54.0%)、「サポートするほうが自分に合っていると思うから」(36.1%)、「事務作業が得意だから」(18.9%)と続いた。


【調査概要】 ※1989年からモニターアンケートを実施
調査内容/就職活動状況の定点調査  ○調査方法/Web上のアンケートフォームより入力
調査期間/2014年6月26日~2014年7月1日まで
調査対象/2015年卒業予定の全国の大学4年生及び院2年生 モニター4,209名 有効回答率28.9%
 回答数1,217名(文系男子249名、理系男子405名、文系女子252名、理系女子311名)

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