消費者意識の回復力調査(アジア/太平洋・中東地域の主要国) 

2013年01月23日
MasterCard Worldwideは、アジア/太平洋・中東地域の主要国における、消費者意識の回復力を調査した結果を発表。本調査では、減速する世界経済成長、特に商品の輸出低迷の、消費者意識の回復に対する影響について評価しています。

「減速する世界経済における消費者意識:2013年第1四半期の回復力に関する指標」(Consumer Confidence in a Weak Global Economy: An Index of Resilience 1Q, 2013)と題されたレポートでは、アジア/太平洋・中東地域の17市場を対象に、アジア/太平洋地域で、最も包括的かつ長期的に実施しているMasterCardの消費者意識調査(MasterCard Worldwide Index of Consumer Confidence)の結果と、商品の輸出成長率との相関分析を示しています。減速する経済を乗り切る強い潜在力を持つ市場では、消費者意識が最も高く、また商品の輸出低迷に対する回復力がある市場においても消費者意識が最も高い結果となりました。一方、消費者意識が非常に低く、商品の輸出低迷に対しても脆弱な市場では、潜在的な経済回復力も最も低い結果となりました。

調査対象市場のうち、日本、香港、フィリピンは最上位にランクされ「比較的回復力が高い」という結果となりました。
一方、シンガポール、サウジアラビア、クウェート、アラブ首長国連邦は最下位にランクされ「非常に脆弱性が高い」という結果となりました。

アジア/太平洋・中東・アフリカ地域で輸出志向の市場には、近年、中国への資源・商品輸出が最大の経済推進要因となっているオーストラリアや資源輸出への依存度の高いサウジアラビア、アラブ首長国連邦、およびクウェートが含まれます。オーストラリアの同指標は「比較的脆弱性が高い」とされ、また中東地域のすべての市場で「非常に脆弱性が高い」という結果になりました。
その一方、米国に次いで第2位の国内消費規模を持つ日本は「比較的回復力が高い」結果となり、調査対象の17市場の中で第1位となりました。東南アジアの各市場においても同様で、GDPに対する商品の輸出比率が最も高い市場(マレーシア、ベトナム)では指標が最も低く、また国内消費が大きい市場(フィリピン)では、より高い結果となりました。この指標において、GDPに対する輸出の比率が非常に高いシンガポールと香港と比べると、全く異なる結果となりました。

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[MasterCard]
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