グローバルアセットマネジメント・レポート 2014 

2014年07月17日
ボストンコンサルティンググループ(BCG)はグローバル・アセットマネジメント・レポートの2014年版「Global Asset Management 2014: Steering the Course to Growth」を発表。

資産運用市場の市場規模は2年連続で過去最高を記録2013年末の運用預り資産は2012年比13%増の68.7兆ドルと、昨年に続き過去最高を記録しました。地域別にみると、いずれも2012年末比で、中東・アフリカが18%増、日本とオーストラリアの合計が18%増、北アメリカが16%増、日本とオーストラリアを除くアジアで14%増、ラテンアメリカが8%増、ヨーロッパが7%増となりました。

日本における預り資産は、4.4兆ドル(432兆円)、2012年末比18%増と推計されました。市場の成長速度は一様ではなく、新興国の一部で預り資産の拡大スピードが鈍化した一方で、先進国や他の新興国では昨年以上の成長となりました。全体でみると、先進国の成長率が13%、新興国の成長率が14%となり、世界全体の預り資産における新興国のシェアは横ばいの9%にとどまりました。

運用会社の収益も好調だが、業界の構造変化を注視すべき運用会社の営業利益額は世界全体で930億ドル、利益率も前年から2%ポイント改善し39%に達したと推計されます。預り資産拡大や、コスト削減が功を奏し、利益率は2005年から2007年にかけての水準(41%)に近いレベルまで回復しました。預り資産拡大は、堅調な株式市場の影響で資産価値が底上げされた効果が大きいものの、新たに流入した資金の割合も、前年の預り資産の1.6%と、金融危機以降で最も高いレベルとなりました。


BCGグローバルアセットマネジメント・レポートについて
BCGでは、主要国における市場調査と大手運用会社を対象にしたベンチマーキング調査を基に、資産運用市場と運用会社の動向についてまとめたレポートを毎年発行しています。
12回目となる今回は、120社を超える大手運用会社と、グローバル市場全体の98%にあたる43カ国について調査を行いました。

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[ボストン コンサルティング グループ]
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