夏休みに関する調査(20歳~59歳の社会人男女) 

2014年07月28日
マネースクウェア・ジャパン(M2J)は、消費税8%に増税後、初の夏休みを迎えるにあたり、全国20歳~59歳の社会人男女300名を対象に「どんな夏休みを過ごす予定なのか」を調査した。

【調査トピックス】

(1) 消費税アップが最も影響している費用は「交通費」(42.7%)

(2) 「半年ぐらい前」から夏休みの計画を立てた人は、昨年比1.6倍

(3) 夏休みの平均予算は、昨年よりも1万円アップの「4.9万円」

(4) 今年の夏休みの過ごし方第1位は、昨年と同様「帰省」(32.7%)

(5) でも、理想の夏休みの過ごし方第1位は、「海外」(32.7%)


【調査結果】

2014年の夏休みの過ごし方は、平均日数においても、その内容においても、昨年と比べて大きな変化はありませんでした。しかし、消費税の増税は、夏休みの計画を立てる時期や、使える予算などに少なからず影響しているようです。

■夏休みを過ごすにあたって、消費税アップが最も影響している費用は?

最も大きく影響したのは「交通費」で、全体の半数近い42.7%となりました。マイカー派の場合には、「ガソリン代が上がると遠出したくなくなる」(30代/男性)「高速の割引もなくなり、当初予定の金額より2~3万アップした」(40代/男性)などの影響が出ているようです。近場での行楽を選ぶ、予算を数万円多く見積もるなどしている人が多く見られました。

第2位は「宿泊費」で、全体の28%を占めていました。「一番単価が高い宿泊代に消費税アップが大きく影響する」(50代/男性)「4人家族の宿泊費の消費税はばかにならない」(40代/女性)などの声が。額が高いだけに影響は大きく、「ホテルのランクを下げた」(50代/女性)という人もいました。さらに第3位となった「飲食費」では、「支払う機会が多いので、その度値上がりを実感する」(40代/男性)「便乗値上げが痛い」(20代/女性)「外食を減らすことになりそう」(40代/女性)などの回答が。第4位の「土産代」については、「少しグレードを落とすことにした」(30代/男性)「値段だけでなく、買う人数も少し減らそうと思う」(20代/女性)など、シビアに考える人も少なくはありませんでした。また、「その他」と答えた人の中には、「海外旅行なので、影響を感じる部分が少ない」(30代/女性)との声もあれば、「気にしないのが一番。」(50代/男性)というポジティブな回答もありました。

■今年の夏休みの計画を立てたのは、いつ?

増税以前の昨年も、増税後の今年も、「1ヶ月ぐらい前」という回答が最多という結果になりました。しかし、その数字は、過半数超えの56.7%から、過半数割れの49.3%へと変化しており、その分だけ前倒しで計画する人が増えました。ちなみに、「半年ぐらい前」との回答は、4.9%から8.3%に増加しており、こちらは昨年比1.6倍に。全体的には、昨年より今年のほうが早めに夏休みの計画を立てているという結果となりました。消費税アップの影響で、レジャーの予定や予算をより計画的に考える傾向にあると言えそうです。

■夏休みの過ごし方の「理想」と「現実」

2014年の夏休み、連続休暇数の平均日数は「5.84日」となっており、昨年比プラス0.17日と微増にとどまり、ほぼ変化はありませんでした。一方、理想の平均日数は「11.10日」となっており、現実とのギャップはかなり大きいようです。「旅行も帰省もしたいし、帰宅後に家で休む時間もほしい」との回答が多くあり、そのためには10日以上の連続休暇が必要だと考えているようです。
一方、夏休みの平均予算については、昨年よりも1万円アップの「4.9万円」との結果になりました。平均日数には大きな変化はないので、消費税アップを見通した上で、予算に余裕を持たせていると言えそうです。また、理想の予算の平均については「10.6万円」との回答で、現実の約2倍の予算を望んでいることがわかりました。

■今年の夏休みの過ごし方

2014年の夏休みの過ごし方を聞いてみたところ、第1位は「帰省」で、昨年と同様でした。理想の過ごし方においては第4位のため、かなり現実とのギャップがあると言えそうです。第2位は「温泉」で、理想の過ごし方と同じランキングとなっています。第3位は「夏祭り」、第4位は「花火」となっていますが、こちらは夏の風物詩だけあって、昨年の過ごし方だけでなく、理想の過ごし方にもランクインしており、根強い人気があるようです。理想の過ごし方における第1位は「海外旅行」ですが、現実においてはトップ5にもランクインしていないという残念な結果に。「理想の過ごし方=海外旅行」にかかる予算は、前出の「理想の平均予算=10.6万円」にかなり近いと言えそうです。


【調査概要】
調査タイトル:今年の夏休みはどのように過ごしますか?
調査期間:2014年6月26日(木)~7月1日(火)
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:全国20歳~59歳の男女
有効回答数:300サンプル
その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[マネースクウェア・ジャパン]
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