2015年確定申告に関する調査 

2015年01月08日
freeeは、今年 2 - 3 月に確定申告をする予定の 20代~60代の男女 400 名(事業所得または不動産所得を申告予定の人)を対象にした確定申告に関する調査結果を公表。

【調査結果概要】

平成 26 年度より白色申告者全員に記帳が義務化され、白色申告者にとっては負担増となる今年の確定申告ですが、この記帳義務化について知っている白色申告予定者は、54% にとどまることが本調査より明らかになりました。
また、一般的に大変なイメージがある確定申告ですが、「確定申告時期の気分」を聞いたところ「鬱・憂鬱」の回答が 23%を占め、確定申告者が苦労している様子が伺えます。

【調査結果トピック一覧】

1)平成 26 年度からの白色申告の記帳義務化を知っていた白色申告者は 54%。実際に青色申告に移行した人は 3% にとどまる

2)e-tax(電子申請)の利用は 30 代以下が圧倒的に高い。また年代が上がるに連れ税理士等による代理申告が増える傾向に

3)確定申告の時期の気分は「鬱・憂鬱」がトップ。

4)確定申告や経理業務で 1 番大変なことは「1位:日々の記帳」「2位:確定申告に関する知識の取得」

5)1 番大変だった確定申告エピソード:「せっかく入力したデータが全て消えた」など


【調査結果】

1)平成 26 年度からの白色申告の記帳義務化を知っていた白色申告者は約 54%。実際に青色申告に移行した人は 3%にとどまる
今年 2 ~ 3 月に提出される平成 26 年度の確定申告より、すべての白色申告者の記帳(※1)が義務化されました。対象となる白色申告者に「記帳義務化について知っているか」を調査したところ、知っていたのは約半数の 54%にとどまりました。

また記帳義務化に伴い、白色申告は税制優遇のある青色申告と同等の手間がかかることとなりますが、平成 26 年度の申告から、青色申告に移行した白色申告者は 3%にとどまりました。

(※1)売上げなどの収入金額、仕入れや経費に関する事項について、取引の年月日、売上先・仕入先その他の相手方の名称、金額、日々の売上げ・仕入れ・経費の金額等を帳簿に記載することが義務付けられます。

2)確定申告の方法は、e-tax(電子申請)の利用は 30 代以下が圧倒的に高い。また年代が上がるに連れ税理士等による代理申告が増える傾向に
近年税理士などを中心に利用が広まる e-tax(電子申告)ですが、確定申告方法を年代別に見てみると、30 代以下では電子申告利用率が他の世代の倍以上となっています。
一方、税理士などに申告を依頼する代理申告は年代が高くなるに連れて利用率が高くなる、という傾向になっています。

3)確定申告の時期の気分は「鬱・憂鬱」がトップ。
今回の調査で「確定申告の時期はどのような気分になるか」を聞いたことろ、トップは「鬱・憂鬱」という回答で 23%を占めました。次に「面倒・面倒くさい」が 20%。他には、「ブルー」「重い」「慌ただしい」「億劫」など、全体的に確定申告時期は暗い・嫌な気分になる人が多いことがわかりました。

4)確定申告や経理業務で 1 番大変なことは「1位:日々の記帳」「2位:確定申告に関する知識の取得」
確定申告や経理業務で1番大変なことは「日々の記帳」「確定申告に関する知識の取得」の順となり、普段の記帳などの実作業に加えて、確定申告特有の知識を得るのに苦労していることがわかりました。

5)1 番大変だった確定申告エピソード:「せっかく入力したデータが全て消えた」など
1 番大変だった確定申告について、様々なエピソードが寄せられました。
・パソコンのデータが消えて全部やりなおし。
・東日本大震災で領収書などが汚れてしまった時。
・入院中。病院のベットで仕上げた。
・とにかく初年度の確定申告がさっぱりわからず大変だった。
・一番最初の申告が、何もかもチンプンカンプンで、配偶者にも怒られ、ストレスがひどかった。
・電子申請利用の手続きが間に合わず、夜自転車で遠方の郵便局に消印を貰いに行った。
・データ転記ミス。何が間違っているのかを全てチェックしてとても大変。
・e-taxの操作の仕方で非常に苦労した。 税務署に行って教えてもらった。
・追徴課税されたこと。
・物件の大規模修繕をしたときの経費処理の仕方。
・赤字申告の年。どのように申告するのか情報が少なかった。国税庁のホームページ等で勉強した。
・家事按分の割合を前年度より上げて申告したら、その根拠を求められた。


【調査概要】
調査名:確定申告に関するアンケート
調査期間:2014 年 12 月 16 日~ 12 月 19 日
調査対象:平成 26 年度所得税確定申告予定の 20 代~ 60 代男女 400 名(事業所得または不動産所得がある人のみを対象とする)
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
対象者属性:[年代]20代 3.0%、30代 10.5%、40代 33.0%、50代 33.5%、60代 20.0%

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[freee]
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