「介護ロボット」に対するケアマネジャーの意識調査 

2015年01月28日
介護関連メディア事業を手掛けるインターネットインフィニティーは、実際にケアマネジャーが「介護ロボット」についてどのように考えているのか、調査を行いました。
調査は、2015 年 1 月 20 日~1 月 25 日、運営するウェブサイト「ケアマネジメント・オンライン」の会員ケアマネジャーを対象に行い、584 名から有効回答が得られました。回答したケアマネジャーの勤務先として最も多かったのは「居宅介護支援事業所」383 名(65.6%)で、ケアマネジャーとしての業務経験が 7 年以上のベテランケアマネジャーが半数以上を占めました。


【調査結果ポイント】

○ 86%のケアマネは介護ロボットの使用に前向き

○ 大多数が介護ロボットに「介護従事者の身体的負担の軽減」を期待

○ 現場で最も使用されている介護ロボットは「見守り支援」


【調査結果】

○ 86%のケアマネは介護ロボットの使用に前向き

介護現場で介護ロボットが使われることについて、「とても良いことだと思う」「どちらかといえば良いことだと思う」(以下、「良い」)と回答したケアマネジャーは 501 名(85.8%)にのぼりました。
一方、「どちらかといえば良いことではないと思う」「まったく良くないことだと思う」(以下、「良くない」)と回答した人は83名(14.2%)でした。

○ 大多数が介護ロボットに「介護従事者の身体的負担の軽減」を期待

介護ロボットの使用について「良い」と回答したケアマネジャーにその理由を聞いたところ、「介護従事者の身体的負担が軽減できる」が 445 名(88.8%)で最も多く、以降「人では難しい動作ができる」232 名(46.3%)、「人手不足が解消できる」230 名(45.9%)と続きました。
一方、「良くない」と回答したケアマネジャーは、その理由として「ロボットでは、人のようなキメ細やかなケアができない」をあげた人が 58 名(69.9%)で最多でした。以降には、「誤操作、誤作動が起こる可能性があり、不安である」48 名(57.8%)、「事故が起こったときの責任の所在があいまいになる」46 名(55.4%)と続き、不測の事態への不安が強いことがうかがわれます。

○ 現場で最も使用されている介護ロボットは「見守り支援機器」

厚生労働省は、介護ロボットの重点開発分野として「移乗介助機器(装着用・非装着用)」「移動支援機器(屋外型・屋内型)」「排泄支援機器」「入浴支援機器」「見守り支援機器(在宅介護型・施設介護型)」をあげています。
そのことをふまえ、担当している利用者のなかに、実際にこれらの介護ロボットを使用している人がいるかを聞いたところ、「在宅」で 26 名(4.5%)、「施設等」で 45 名(7.7%)の利用者が使用していました。「在宅」「施設等」ともに最も多かった介護ロボットは「見守り支援機器」(在宅 18 名、施設系 35 名)でした。


【調査概要】
調査期間:2015 年 1 月 20 日~1 月 25 日
調査方法:インターネット調査
調査対象:「ケアマネジメント・オンライン」の会員ケアマネジャー
回答数:584 名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[インターネットインフィニティー]
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