ASV(先進安全自動車)技術の名称に関するアンケート調査 

2015年02月10日
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、セーフティトレーニングなど安全運転講習会に参加したドライバーを対象に、「ASV(先進安全自動車)*技術の名称に関するアンケート」を実施し、その結果を取りまとめホームページで公開。

このアンケートは、現在、多くのASV技術が実用化され、市販車にも順次搭載が進んでいますが、メーカーごとに呼び名が異なったり、アルファベットの略称で表記されたりする場合が多く、判りづらいという声が多く寄せられていることから、ASV技術の名称が自動車ユーザーにどの程度知られているかを2014年6~9月に調査しました。(回答数:240名)

* Advanced Safety Vehicle の略称で、先進技術を利用してドライバーの安全運転を支援するシステムを搭載した自動車のことです。

【主な調査結果】

・ASV技術の名称(略称)として最も認知度が高かったのはESC(横滑り防止装置)で、その割合は45%であった。これに続くのはACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)で、25%の認知度であった。

・しかし、ESCのメーカー別名称となると、識別できる人の割合はかなり減ることがわかった。ESCを表す名称(商品名)として3つのサンプル(VSC、ESP、VSA)を選び、様々な語群の中からこれらを識別できるかを調べたところ、「VSC」が24%、「ESP」が15%、「VSA」が7%という結果であった。

・普及が進みつつある自動ブレーキ、ACC、レーンキープアシストについて、メーカー別名称がどの程度知られているかを調べたところ、総合では「アイサイト」の認知度が56%(3装置合計)と高かった。ただし、装置単独で見ると、「アクティブレーンコントロール」(43%)や「レーダークルーズコントロール」(40%)の方が認知度が高いという結果が出た。これらの名称はユーザーが機能をイメージしやすいことから、それが表す技術内容が端的に伝わったものと考えられる。

・ユーザーの要望としては、「メーカーを問わず同一技術は同一名称としてほしい」「アルファベットの略称はわかりにくい」「日本語で表記してほしい」「どのような機能なのかがイメージできる名称にしてほしい」などといった意見が多かった。


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[JAF]
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