新卒若手社員による「入社してよかった」会社ランキング 

2015年03月03日
ヴォーカーズは調査レポート、新卒若手社員による「入社してよかった」会社ランキングを発表。

運営する「Vorkers」に投稿された評価レポートから、新卒入社で5年目までの若手社員のレポート(11,694件)を抽出して分析を行いました。年齢的にはおおむね20代の若手社員にとって、評価の高い企業はどこなのかを「総合評価」によってランキングしました。併せて、各企業の「平均残業時間数」および「平均有休取得率」を参考として掲載しています。

【要旨】

・ランキングトップは、1月14日発表「働きがいのある企業ランキング2015」で2年連続1位となったプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)

・ランキングトップ3の会社は、有休消化率が40%以上

・ランキング30に、リクルートグループ5社(5位リクルートホールディングス、12位リクルートジョブズ、14位リクルートキャリア、17位リクルートスタッフィング、21位リクルートコミュニケーションズ)がランクイン

・ランキング30に、商社4社(8位三菱商事、10位住友商事、18位三井物産、26位伊藤忠商事)がランクイン

・大手広告代理店、電通と博報堂は23位と同率ランクイン

・ランキング30位のうち、月間の残業時間50時間以上なのは21社


■新卒若手社員による「入社してよかった」会社ランキング

1位は、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社

今回1位となったのは、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G、以下P&G)。P&Gは、ヴォーカーズが今年1月に発表した「働きがいのある企業ランキング2015」でも2年連続1位を獲得しています。今回対象となった若手社員だけでなく、人気が強いその秘訣はなんでしょうか。ヴォーカーズに寄せられた社員クチコミをみていきたいと思います。

P&Gの新卒若手社員のクチコミを見ると「風通しが良い、若手も活躍できる環境がある」「自由、アグレッシブ、チャレンジング」な環境であり、若手であってもチャレンジできる成長の機会を与えられているようです。また、「人を大切にする会社」というコメントもあり、従業員が働きやすい制度が充実していることがうかがえます。なお、同社の残業時間は53時間あまり、また有休取得率は40%と、全企業平均とほぼ同じ水準。仕事のためにプライベートを犠牲にしなければならないほどではないようです。

2位は、ゴールドマン・サックス証券株式会社

ランキング2位はゴールドマン・サックス証券株式会社。同社の残業時間は90時間であり、普段は長時間働いていることがうかがえます。
同社の若手社員のクチコミを見ると、「社員が猛烈に働くので、自分にも自然とストレッチがきく」と、同社社員の士気の高さを称賛する声がありました。また、「若手にも裁量が大きく、一般の会社ではありえない規模の額や客を任せてもらえる」といったクチコミも寄せられており、やりがいも大きいようです。もちろん、成果を出すことが強く求められ、「Up or Out」(昇進するか、辞めるか)という厳しい環境に置かれていることから、プレッシャーも大きいことが予想されます。

3位は、ブライダル関連サービスの老舗企業、高見株式会社

3位は高見株式会社です。同社は創業1923年、2013年に創業90周年を迎えた老舗企業。京都に本社を置き、ブライダル関連サービスを主力事業としています。ウェディングのプロデュースなど、若い女性が活躍できる職場として、若手社員からも高い評価を得ています。

実際、若手社員のクチコミを見ると「直接的にお客さまの声を聴くことが出来るので、そのやりとりの中でやりがいも感じやすく、新入社員でも十分重宝される」というコメントがあり、若いうちから「働く喜び」を味わえる環境のようです。また、老舗企業らしく福利厚生制度は充実しており、残業時間も17時間弱と少なめ、有休取得率も67%と全企業平均を大きく上回っています。ただし、結婚式が開かれることの多い週末は休みにくく、また現場はほとんど立ち仕事であるため「体力勝負」のところがあるようです。

【ランキング】
1位 プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)
2位 ゴールドマン・サックス
3位 高見
4位 武田薬品工業
5位 小松製作所
6位 リクルートホールディングス
7位 日本電信電話(NTT)
8位 三菱商事
9位 スターバックスコーヒージャパン
10位 トヨタ自動車
10位 住友商事

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[ヴォーカーズ]
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