妊婦さんの「感染症予防に関する調査2014」 

2014年01月21日
プラスアールは、妊婦さんの「感染症予防に関する調査」から見えてきた、妊婦さんとそのパートナーとの意識の差や具体的な予防法についてレポートいたします。

【調査結果】

■妊婦さん自身のインフルエンザワクチン接種意向「受けた+これから受ける(49.9%)」
「インフルエンザの予防接種は受けましたか?」という設問において、
妊婦さん本人、パートナーの順
・受けた 36.5%、30.9%
・これから受ける 13.4%、49.2%
・受けない 50.1%、19.9%
という結果になりました。

接種済みの割合ではパートナーよりも妊婦さんの方が高い結果となりましたが、「これから受ける」についてはパートナーの方が3.6倍も高い比率となっておりました。インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、妊娠初期に接種をしても流産や先天異常の発生リスクが高くなったという報告はない(平成21年11月11日厚生労働省発表)とされておりますが、ワクチンに対してのイメージから妊娠後は敬遠されがちな状況がはっきりとした結果となりました。

■妊娠前の感染症検査で最も意識が高いのは風疹検査「妊婦さん40.8%、パートナー12.9%」
「妊娠前に感染症の検査を行いましたか?(いくつでも可)」という設問において、
妊婦さんの受診率が高かった順に、
風疹:170人(40.8%)
クラミジア:137人(32.9%)
HIV(エイズ):129人(30.9%)
という結果になりました。

2013年前半の風疹流行の結果、妊娠前の風疹検査受診率が40.8%という高い割合となりました。その他の項目については、水痘・帯状疱疹ウイルスを除き全て公費負担での妊婦健診標準項目とされていることから、妊娠後の受診者数も含んでいる可能性が考えられます。風疹を除く5項目の中では妊婦さん・パートナー共にクラミジアが最も関心が高いという結果になりました。6種類すべての検査を受けた妊婦さんは43名で全体の10.3%という結果となりました。

■感染症予防としてマスクをしている妊婦さんの割合は69.1%、加湿は42.9%
「感染症予防の為に行っていることはありますか?(いくつでも可・フリー回答有)」という設問において、
行っている人が多い順に、
手洗い:81.5%
マスク:69.1%
うがい:68.6%
加湿:42.9%
人ごみを避ける:33.1%
という結果になりました。

手洗い、うがいという最も推奨されやすい予防策と並んで、マスクの着用率が69.1%と非常に高い割合となりました。また、加湿をしている方も42.9%と非常に高く、予防に対して少なからず費用をかけている様子もうかがえる結果となりました。

■感染症予防に関する具体的な方法コメント
感染症予防に関してのフリー回答では、「うつるときは、うつる。自然に身を任せる。薬はのはまない!ワクチンはうたない!それだけです。」といった“自然に身を任せる”という意見から、「こまめに衣類の着替え、トイレの便座は除菌クリーナーで拭いてから使う、ヨーグルト、フルーツを食べる、外出する時は防寒にもなるので必ず手袋を」と、衣類を着替えるという意見まで幅広くございました。その中でも、具体的な商品名として空間除菌の“クレベリン”が多く挙げられており、“除菌”に対しての意識の高まりを感じる結果となりました。


【調査概要】
・調査方法:インターネット調査 「カラダノート」内、妊娠なう向けコーナーにて実施
・調査期間:2013年12月14日~2014年1月13日
・地域:全国
・対象者:カラダノート会員/「妊娠なう」の利用者
・有効回答数:417

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