外国人トラブルに関するアンケート調査 

2015年11月18日
オウチーノ編集部は、首都圏在住の20歳~59歳男女498名を対象に、「『外国人トラブル』に関するアンケート調査」を行った。

はじめに、「日本国内で、外国人とトラブルになったり、外国人に対して困ったことはありますか?」という質問をしたところ、「トラブルになったことがある」と答えた人が8.6%、「困ったことがある」と答えた人が15.1%、「ない」と答えた人が78.1%だった。次に、「トラブルになったことがある」、「困ったことがある」のいずれかを選択した人に、「その時、どのように対処しましたか?」という質問をした。結果、「直接注意をした、文句を言った」と答えた人が31.2%、「どうすることもできず、諦めた」と答えた人が30.3%、「関わらないようにした」と答えた人が20.2%だった。最後に、「購入したいと思ったマンションに外国人が多く住んでいると分かった時、あなたはどうしますか?」という質問をしたところ、「購入をとりやめる」と答えた人が21.9%、「購入を迷う」と答えた人が23.7%、「どこの国の人かによる」と答えた人が24.9%、「特に気にしない」と答えた人が29.5%だった。

21.9%が、外国人と「トラブルになったことがある」、もしくは「困ったことがある」と回答。

はじめに、「日本国内で、外国人とトラブルになったり、外国人に対して困ったことはありますか?」という質問をしたところ、「トラブルになったことがある」と答えた人が8.6%、「困ったことがある」と答えた人が15.1%、「ない」と答えた人が78.1%だった。

具体的なトラブル内容としては、「職場にいる外国人とうまく意思疎通ができず、誤解をされてしまった」(41歳/男性)、「会社の外国籍社員が辞める際、お金に関して色々と文句を言ってきた」(34歳/女性)、「私の実家の畑に勝手にトウガラシを植えて育てていた中国人がいた」(29歳/男性)などが挙がった。困ったこととして多く挙がったのは、「マナーを守らない」だった。具体的には、「歩道に中国人が広がっていて通れないことが多々ある」(28歳/男性)、「ゴミ捨てのルールを守らない。移動中のポイ捨てをする」(51歳/男性)、「電車の中で大きな声で会話していた中国人がいた」(36歳/男性)などが挙がった。次に多かったのは、「言葉が通じない」。具体的に聞くと、「道を聞かれたが英語が分からなくて答えられなかった」(52歳/女性)、「電話を受けた時、答えられなかった」(45歳/男性)、「飲食店で、注文したものと違うものが出てきた」(53歳/女性)などが挙がった。日本では常識であることも、外国人にとってはそうではない。その認識の違いが、トラブルや日本人が迷惑と感じる行為に発展してしまうようだ。

トラブルになった時、31.2%が「直接注意をした、文句を言った」と回答。

「外国人とトラブルになったことがある」、「外国人に対して困ったことがある」のいずれかを選択した人に、「その時、どのように対処しましたか?」という質問をした。結果、「直接注意をした、文句を言った」と答えた人が31.2%、「どうすることもできず、諦めた」と答えた人が30.3%、「関わらないようにした」と答えた人が20.2%、「警察や役所など公的機関に相談した」と答えた人が16.5%、「関係する民間企業に相談した」と答えた人が6.4%、「弁護士に相談した」と答えた人が2.8%、「特に何もしていない」と答えた人が15.6%だった。「トラブルになったことがある」と答えた人に、どのように対処したのか聞くと、「直接注意をした、文句を言った」と答えた人が58.1%、「警察や役所など公的機関に相談した」と答えた人が32.6%だった。「困ったことがある」と答えた人の場合は、「どうすることもできず、諦めた」が40.0%、「関わらないようにした」が22.7%だった。トラブルにまで発展した場合は、相手に対して何かしらのアクションを起こす人が多く、一方、困る程度であれば、見過ごしている人が多いようだ。

約7割が、外国人が多くいるマンションに住むのはためらう。

最後に、「仮にこれからあなたがマンションを購入するとして、購入したいと思ったマンションに外国人が多く住んでいると分かった時、あなたはどうしますか?」という質問をした。結果、「購入をとりやめる」と答えた人が21.9%、「購入を迷う」と答えた人が23.7%、「どこの国の人かによる」と答えた人が24.9%、「特に気にしない」と答えた人が29.5%だった。なお、「外国人とトラブルになったことがある」と答えた人の場合、48.8%が「購入をとりやめる」と答えた。やはり一度トラブルを経験してしまうと、近隣に住むことをためらう人が多いようだ。

「購入をとりやめる」と答えた人にその理由を聞くと、「価値観や生活習慣が違うとトラブルになるから」(45歳/男性)、「治安やコミュニケーションに不安があるから」(36歳/男性)、「ゴミ出しや生活習慣の差による騒音など、トラブルが多そうだから」(58歳/女性)などが挙がった。「購入を迷う」と答えた人にその理由を聞くと、「言葉が通じなかったり、日本の文化を知らない人がいるとちょっと不安だから」(28歳/女性)、「トラブルが発生しそうだから」(34歳/男性)、「住んでいる人が日本的な生活をできているのか、確かめる必要があるから」(27歳/女性)などが挙がった。「どこの国の人かによる」と答えた理由を聞くと、「反日思想の国の人なら購入をやめるから」(46歳/男性)、「モラルのない国は困るから」(33歳/女性)などが挙がった。「特に気にしない」と答えた理由を聞くと、「日本の文化に溶け込もうとしているなら問題ないから」(58歳/男性)、「外国人と交流するいい機会だから」(29歳/男性)、「日本人だって問題のある人はいる。外国人と言うだけで躊躇することはないから」(50歳/男性)などが挙がった。

約7割が、購入予定のマンションに外国人が多く住んでいたら、購入をためらうことが分かった。一方で、交流するいい機会になる、といった前向きな声も挙がった。マンションの管理側も、居住者同士がうまく共同生活を送るために、現行のルールをただ守れというだけではなく、管理規約などを多言語化すること、文化・生活習慣の違う外国人がいる前提でルールを作ることなどが必要になるのではないだろうか。


【調査概要】
有効回答:首都圏在住の20歳~59歳男女498名
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2015年11月11日(水)~11月13日(金)

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[オウチーノ]
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