「世界モバイル利用動向調査2015」 第1部 デバイス所有・通信環境編 

2015年12月01日
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社は、世界30ヶ国49,000人を対象に実施した「世界モバイル利用動向調査」をもとにした、日本、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、中国、インド、シンガポール、ブラジルとの比較分析結果をまとめました。

調査では、デバイスの所有/利用動向、携帯電話事業者の選択理由のほか、携帯電話・スマートフォンの利用動向、モバイル決済やIoTに関する利用状況などについて調査を行っています。今回発表の第1部では以下のようなトピックスを取り上げています。

【調査レポートの主なトピックス】

世界モバイル利用動向調査 2015 ~第1部 デバイス所有・通信環境編~

新しいスマートデバイスの購入意向
■ 日本は他国と比較して新製品への反応感度が鈍い。他の先進国では「すぐ最新のデバイスを購入する」と回答した比率が3~9%だが、日本は僅か1%、「非常に気に入った場合、最新のデバイスを購入する」を含めても15%である。
■ 年代別の内訳を見ても、若年層であっても「すぐ最新のデバイスを購入する」と回答した比率が1%であり、新製品への反応感度が鈍い傾向である。

新品の購入率と購入後の携帯電話の利用期間

■ 新品での携帯電話購入比率はいずれの国でも高いが、他国と比較し日本はその中でも97%と特に高い。中古市場につながる譲渡・販売の比率が日本は2割程度と他国のおよそ半分となっている。
■ 3年以上利用している消費者の比率は欧州各国では4割程度であるが日本は54%と高く、他国と比較すると、日本の消費者は、新品を購入しそれを長く利用する傾向が見られる。

携帯電話事業者の選択理由
■ 日本では携帯電話事業者選択において、家族などとのパッケージ料金があることや機種変更が可能であることの、優先度が高い。
■ 他国ではカスタマー/テクニカルサポートの質を選択理由の上位に挙げている国もあるが、日本では選択要素の高い順位にはなっていない。
■ ネットワーク品質については、日本では外出先では4Gの方が(Wi-Fiより)速い/少し速いと認識されているが、自宅では通信速度への認識は4Gが速い/遅い/ Wi-Fiと変わらない の同程度に三分される。

【世界モバイル消費者調査について】
「世界モバイル利用動向調査 2015」は、デロイトのテクノロジー・メディア・テレコムプラクティスによって実施されたグローバル調査です。本レポートはグローバル調査をもとに日本のテクノロジー・メディア・テレコムインダストリーによって作成されました。第1部はデバイス所有・通信環境、第2部はデバイス利用状況・モバイル送金/決済・IoT/スマートデバイスについて分析しています。


【調査概要】
調査形式:PCによるオンラインアンケート
(デロイトが設計した調査項目をもとに外部調査会社にて実施)
対象国:全30ヶ国
人数:49,000人
年齢:18歳以上
期間:2015年5月から2015年8月

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[デロイト トーマツ コンサルティング]
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