2017年卒マイナビ大学生就職意識調査 

2016年04月27日
マイナビは、2017年卒業予定の学生を対象とした「2017年卒マイナビ大学生就職意識調査」の結果を発表しました。本調査は、学生の就職意識や就職活動全体の動向を把握することを目的に、1979年卒以降、毎年実施しています。

【調査TOPICS】

▽大手企業志向は前年比5.5pt増の48.4%。前年に比べて大手企業志向が強い結果に
▽企業選択のポイントは “大手”から連想される項目が増加。「安定」が2001年卒以降最も高い割合に
▽志望職種は「営業企画・営業部門」が7年連続の1位。文系女子でも3割近くに達し、10年前の約1.7倍に増加

【調査結果の概要】

■【企業志向】大手企業志向は前年比5.5pt増の48.4%。就職率上昇、景況感の好転などの影響で、前年に比べて大手企業志向が強い結果に
前年は、採用スケジュール変更の影響で“大手企業志向”が減少に転じた。本年も選考開始時期が変更されたものの、“大手企業志向”は前年比5.5pt増の48.4%(※1)と増加に転じた。2016年卒の就職率上昇、景況感の好転などの影響で、前年より大手企業志向の学生が多くなった。一方で、中堅・中小企業を志向する学生の割合(※2)は、前年比5.5pt減の47.0%となり、半数を下回った。
大手企業志向増加の傾向は、文理男女の全てで確認できる。“大手企業志向”は、例年女子より男子の方が高いが、本年においては、“文系男子”で大きく増加し、2001年卒ぶりに理系男子よりも高くなった。
※1「絶対に大手企業がいい(10.3%)」+「自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい(38.1%)」
※2「やりがいのある企業であれば中堅・中小企業でもよい(38.9%)」+「中堅・中小企業がよい(8.1%)」

■【企業選択】“大手”から連想される項目が増加。「安定している会社」が2001年卒以降最も高い割合に
企業選択のポイントについて聞くと、前年に比べて増加した主な項目は「安定している会社(28.7%、前年比2.4pt増)」「勤務制度、住宅など福利厚生の良い会社(13.4%、前年比1.0pt増)」「給料の良い会社(12.8%、前年比1.6pt増)」だった。「安定している会社」は、2001年卒以降(※3)で最も高くなり、“大手”から連想されるような「安定」「福利厚生」「給料」といった項目が増加した結果となった。一方で、前年に比べて減少した主な項目は「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社(38.4%、前年比1.8pt減)」「働きがいのある会社(16.0%、前年比1.6pt減)」「社風が良い会社(17.4%、前年比0.4pt減)」などだった。「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」は2001年卒以降1位が続いているが、今回が最も低い割合となった。
※3本設問を現在の形式で集計し始めたのが2001年卒

■【志望職種】「営業企画・営業部門」が7年連続の1位。文系女子でも3割近くに達し、10年前の約1.7倍に増加
志望職種は、「営業企画・営業部門」が前年比1.8pt増の28.1%となり、7年連続の1位だった。特に文系では、男女とも2年連続で志望する割合が増加した。なかでも文系女子については、2013年卒で「管理部門(総務・人事など)」と逆転し1位となった後、2016年卒から差が開いた。そして今回、10年前の約1.7倍にあたる3割近くに達した(28.2%:前年比1.9pt増)。女性のコミュニケーション能力の高さから“営業女子“に対する企業の採用ニーズは高まっている。合わせて、女性の働き方が多様化し、女子学生の中でも「営業」という職種に対する意識がプラスに変化していることが分かる。


【調査概要】
調査対象:2017年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生(調査開始時点)
調査期間:2016年3月1日(火) ~2016年4月20日(水)
調査方法:Web上のアンケートフォームによる回収
有効回答:14,782名(文系男子3,107名、文系女子7,197名、理系男子2,188名、理系女子2,290名)

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