2017年3月卒業予定者の就職活動に関する調査 【4月1日時点の状況】 

2016年04月26日
アイデムの人と仕事研究所は、2017年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女631名を対象に調査を実施しました。この度、その調査結果をまとめましたので、一部抜粋してお知らせします。

【調査結果】

≪就職活動の進捗状況≫
【主な活動】「準備活動段階」8.4% 「エントリー活動段階」45.3% 「面接・試験段階」34.9%
【各活動ステータスに到達した学生の割合】「エントリー活動段階」88.1% 「面接・試験段階」61.5%
6割の学生が面接・試験段階へ突入、前年に比べ早い進捗

【応募企業数】 (エントリー活動段階以降に進んでいる学生対象)
「10~29社」33.6% 「5~9社」19.4% 「1~4社」18.5% (平均18.5社、3月1日状況から11.3社の増加)
【面接選考企業数】 (面接・試験段階以降に進んでいる学生対象)
「5社以上」30.2% 「1社」20.9% 「2社」20.6% (平均3.5社、3月1日状況から1.0社の増加)

≪会社説明会参加後に選考を受けなかったことはあるか≫
「ある」73.0%
<選考を受けなかった理由>
第1位「自分が思っていた仕事とは違いそうだったから」48.9%
第2位「その企業と雰囲気が合わなそうだったから」47.5%

≪面接選考受験後に選考を辞退したことはあるか≫
「ある」26.6%
<選考を辞退した理由>
第1位「その企業と雰囲気が合わなそうだったから」34.0%
第2位「もともと志望度があまり高くなかったから」31.9%

【調査結果の詳細(一部抜粋)】

≪就職活動の進捗状況 ≫
【主な活動】「準備活動段階」8.4% 「エントリー活動段階」45.3% 「面接・試験段階」34.9%
【各活動ステータスに到達した学生の割合】「エントリー活動段階」88.1% 「面接・試験段階」61.5%
6割の学生が面接・試験段階へ突入、前年に比べ早い進捗

学生に、2016年4月1日時点の就職活動において、“現在行なっている<主な活動>”を聞いた。「エントリー活動段階」と回答した学生が最も多く45.3%となった。「エントリー活動段階」の学生は、前回調査(2016年3月1日状況)より15.2ポイント減少した一方で、「面接・試験段階」が一気に24.0ポイント増加、34.9%となった。また、<主な活動>において「準備活動段階」「エントリー活動段階」「面接・試験段階」のいずれかを回答した学生に、 <最も選考が進んでいる企業の状況>を聞いた。前回調査から「エントリー活動段階」は23.4ポイント減少し30.1%となった。一方、「面接試験段階」と回答した学生は32.5ポイント増加し、60.3%となった。

<主な活動><最も選考が進んでいる企業の状況>を合わせて、実際にどのくらいの学生が、就職活動の各活動ステータスに到達しているかを見た。「準備活動段階」は、調査対象の全学生のうち94.9%、「エントリー活動段階」88.1%、「面接・試験段階」61.5%、「内定獲得段階(“内定獲得/就活継続段階”と“内定獲得/就活終了段階”の計。以下“内定獲得率”)」8.1%となっている。前年同月調査(「2016年3月卒業予定者の就職活動に関する調査 2015年4月1日状況」以下、前年同月調査)と比較すると、 「エントリー活動段階」までは同程度、もしくはやや遅い進捗と言えるが、「面接・試験段階」は9.4ポイント増加し、昨年よりも進捗が早い様子がうかがえる。

【応募企業数】「10~29社」33.6% 「5~9社」19.4% 「1~4社」18.5%(平均18.5社、3月1日状況から11.3社の増加)

就職活動が「エントリー活動段階」以降に進んでいる学生に対し、4月1日までに選考に応募した企業数を聞いた。結果は、「10~29社」と回答した学生が最も多く、33.6%となった。
前年同月調査と比較すると、今年度は「5~9社」「10~29社」の割合が高い一方で、「30~49社」「50社以上」の割合が低い。平均社数も4.5社減少しており、前年より選考に応募した企業数は少ない傾向が見られる。

【面接選考企業数】「5社以上」30.2% 「1社」20.9% 「2社」20.6% (平均3.5社、3月1日状況から1.0社の増加)

就職活動が「面接・試験段階」以降に進んでいる学生に対し、4月1日までに面接の選考(グループワークやグループディスカッションも含む)を受けた企業数を聞いた。結果は、「5社以上」と回答した学生が最も多く30.2%だった。
男女別、文理別で見ると、男女別では男性が、文理別では文系が、面接選考に進んだ企業数が多い傾向となった。企業規模に対する志向別では、中小企業志向の学生が、他の学生よりも平均社数が低い傾向が見られる。
前年同月調査と比較すると「5社以上」の割合が14.3ポイント増加しているのが目立つ。平均社数も0.9社増加しており、面接選考への進みが早まっている様子がうかがえる。

≪会社説明会参加後に選考を受けなかったことはあるか≫
<会社説明会には参加したものの、選考を受けなかったこと> 「ある」73.0%
<選考を受けなかった理由>
第1位「自分が思っていた仕事とは違いそうだったから」48.9%
第2位「その企業と雰囲気が合わなそうだったから」47.5%

企業の会社説明会・セミナーに参加したことがある学生に、会社説明会には参加したものの、その企業の選考を受けなかったことはあるかを聞いた。選考を受けなかったことが「ある」と回答した学生は73.0%と約7割となった。男女別では女性が、文理別では文系が、受けなかったことが「ある」と回答する割合がやや高い傾向となっている。
また、選考を受けなかったことが「ある」と回答した学生に、その理由を聞いた。結果は、「自分が思っていた仕事とは違いそうだったから」48.9%、「その企業と雰囲気が合わなそうだったから」47.5%の2つが突出して多く、ともに5割近くに達している。

≪面接選考受験後に選考を辞退したことはあるか≫
<面接選考は受けたものの、その後の選考を辞退したこと>「ある」26.6%
<選考を辞退した理由>
第1位「その企業と雰囲気が合わなそうだったから」34.0%
第2位「もともと志望度があまり高くなかったから」31.9%

面接の選考(グループワークやグループディスカッションも含む)を受けたことがある学生に、面接の選考を受けたものの、その後の選考を辞退したことがあるかを聞いた。辞退したことが「ある」と回答した学生は26.6%と、約3割に達した。男女別では男性で、文理別では文系で、辞退したことが「ある」と回答する割合が高くなっている。
また、選考を辞退したことが「ある」と回答した学生に、その理由を聞いた。結果は、「その企業と雰囲気が合わなそうだったから」34.0%、「もともと志望度があまり高くなかったから」31.9%の2つが突出して多く、ともに3割を超えている。

【調査結果の全体】

≪進捗状況≫
◆現在のステータス
【主な活動】「準備活動段階」8.4%  「エントリー活動段階」45.3% 「面接・試験段階」34.9%
【各活動ステータスに到達した学生の割合】「エントリー活動段階」88.1% 「面接・試験段階」61.5%
6割の学生が面接・試験段階へ突入、前年に比べ早い進捗
◆1日の活動時間
「就職活動に費やす時間」は4.9時間で、前回調査(3月1日時点:3.7時間)から1.2時間の増加
「学業に費やす時間」は2.1時間で、前回調査(3月1日時点:2.5時間)から0.4時間の減少
◆会社説明会参加回数
「5~9回」20.0% 「10~14回」19.2% 「1~4回」16.5%
平均14.4回 前回調査(6.3回)から8.1回の増加
◆応募企業数
「10~29社」33.6% 「5~9社」19.4% 「1~4社」18.5%
平均18.5社 前年同月調査(23.0社)より4.5社少ない 前回調査(7.2社)から11.3社の増加
◆エントリーシート・履歴書提出企業数
「5~9社」31.7% 「10社以上」24.1% 「1~2社」16.7%
平均6.4社 前年同月調査(4.6社)より1.8社多い 前回調査(1.9社)から4.5社の大幅な増加
◆面接選考企業数
「5社以上」30.2% 「1社」20.9% 「2社」20.6%
平均3.5社 前年同月調査(平均2.6社)に比べ0.9社多い 前回調査(2.5社)から1.0社の増加
◆現在選考中の企業数
「1~2社」28.1% 「5~9社」21.9% 「3~4社」21.7%
平均5.0社 前回調査(2.5社)から2.5社の増加
◆就職活動の準備・対策
「就活ナビサイトへの登録」86.1% 「自己分析」60.9% 「インターンシップ」60.1%
◆就職活動の準備・対策で、利用した機関やツール
【自己分析】「就活ナビサイトに搭載されている情報・ツール」46.6%
【SPI等の適性検査対策】「関連書籍や雑誌」57.7%
【企業・業界研究】「就活ナビサイトに搭載されている情報・ツール」63.3%

≪企業選定の志向≫
◆企業規模に対する志向
「大企業志向」50.0% 「中小企業志向」26.6% 「企業の規模は全く意識していない」23.5%
◆志望業界
男性は「メーカー」「ソフトウェア・通信」「商社」
女性は「メーカー」「金融・証券・保険」「サービス」
◆志望職種
男女ともに上位は「事務・管理系」「営業系」「企画系」
◆働く上で大切にしたいもの
「働きやすさ」46.8%(-0.8)「仕事の内容」41.8%(-2.7)「給与の高さ」11.4%(+3.5)
※( )は、前年同月調査との差
◆合同企業説明会の参加目的
「多くの企業の説明を聞くため」69.3% 「色々な企業と出会うため」68.5%
「色々な業界を知るため」66.1% 「志望企業の情報を得るため」64.6%
◆合同企業説明会をきっかけに選考に進んだか
「エントリーをした」90.5% 「個別の会社説明会に参加した」82.4% 「採用選考に応募した」79.2%
◆会社説明会参加後に選考を受けなかったこと
「ある」73.0%
<選考を受けなかった理由>
「自分が思っていた仕事とは違いそうだったから」48.9%
「その企業と雰囲気が合わなそうだったから」47.5%
◆面接選考受験後に選考を辞退したこと
「ある」26.6%
<選考を辞退した理由>
「その企業と雰囲気が合わなそうだったから」34.0%
「もともと志望度があまり高くなかったから」31.9%


【調査概要】
調査対象:2017年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女
調査方法:インターネット調査
調査期間:2016年4月1日~5日
有効回答:631名

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