キャリタス就活2017 学生モニター調査結果(2016年7月調査) 

2016年07月06日
DISCOは、2017年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、就職活動に関する調査を行いました。(調査時期:2016年7月1日~5日、回答数:1,242人)

【調査結果概要】

1.7月1日現在の内定状況
○内定率は79.8%。先月(54.9%)より24.9ポイント上昇
○就職先を決定し活動を終了したのは、全体の58.1%。就活継続中は38.1%

2.就職決定企業について
○従業員1,000人以上の大手企業が7割(70.2%)を占める
○就活終了者の4割以上(41.7%)が、就活開始当初からの「第一志望」に決定したと回答

3.就職活動継続者の今後
○今後のエントリー予定社数は平均5.7社
○見直すことの筆頭は「志望業界の見直し」で49.8%。「職種の見直し」は27.6%

【調査結果】

2017年卒業予定者の採用面接が正式に解禁されてから1カ月が経過し、就職採用戦線は大きな山を越えたようだ。7月1日現在のキャリタス就活・学生モニターの就職活動状況について調査を行ったところ、内定率は8割近くに上っていることが分かった。今月も内定率のほか多岐にわたる項目を調査したが、取り急ぎ主要指標のみ紹介したい。

1.7月1日現在の内定状況
7月1日現在の学生モニターの内定率は79.8%。先月調査(6月1日現在)の54.9%から1カ月で約25ポイント伸び、8割に迫る高水準をマークした。これは前年同期(50.6%)を30ポイント近く上回る数字だ。ただ、前年の同じタイミング、つまり選考解禁1カ月後の9月実績(82.3%)と比較すると、やや下回る。ちなみに、4月が選考解禁だった一昨年(2015年卒)の7月実績(79.3%)とほぼ同率である。
内定取得学生のうち就職先を決めて就職活動を終了した者の割合は72.9%。6月調査では30.7%だったのが、大きく増加しており、本命企業の選考結果が出たことで活動を終える学生が増えたのだろう。本調査時点での就職先決定者の割合は、モニター全体の58.1%となる(右下グラフ)。一方で、「内定を得たが就職活動を継続」と「内定なし」を足し合わせた「就活継続者」は38.1%。就職戦線は、大手企業の夏採用や中堅中小企業を主軸に第2ラウンドへと移っている。

2.就職決定企業について
就職活動終了者(モニター全体の58.1%)に、就職決定企業について尋ねた。従業員数が「1000~4999人」と「5000人以上」の割合を合計すると70.2%となり、大手企業が7割を占める。また、就職決定企業がもともと第一志望だったという者が41.7%に上ることから、本命の大手企業に就職を決めた学生が多かったことが推測できる。

3.就職活動継続者の今後
大手企業の選考が一段落し、事実上後半戦へと入っているが、就職活動を継続している学生(モニター全体の38.1%)の多くが「新たな企業を探している」と回答しており、今後のエントリー予定数の平均は5.7社だった。
また、今後見直すことを尋ねると、「志望業界の見直し」が約半数に上り(49.8%)、圧倒的に多い。企業側から見ると、今後は業界研究が浅い印象の学生の訪問が増える可能性があるが、業界理解が進む内容の説明会を開催するなど、後半戦ならではの情報提供が求められそうだ。


【調査概要】
調査対象:2017年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)
回答者数:1,242人(文系男子398人、文系女子373人、理系男子316人、理系女子155人)
調査方法:インターネット調査法
調査期間:2016年7月1日~5日
サンプリング:キャリタス就活2017 学生モニター(2016年卒以前は「日経就職ナビ・就職活動モニター」)

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