訪問看護師の業務実態に関する一斉調査(訪問看護ステーション対象) 

2016年03月07日
エス・エム・エスが運営する、看護師・看護学生のためのメディア「ナース専科」は、全国の訪問看護ステーションを対象に、訪問看護師の業務実態に関する一斉調査を実施しました。

 調査の結果、81%の看護師が「訪問看護中に医師の判断が欲しい時、医師がいなかったことがある」、90%超の看護師が「薬の処方や処置などについて医師に何らかの提案をしたことがある」と回答し、在宅訪問医療・介護の現場において、看護師の持つ役割や影響力が大きくなっていることが浮き彫りとなりました。

【調査結果(抜粋)】

Q. 訪問看護中に医師の判断が欲しい時、医師がいなかったことがあったか?

■考察
在宅医療の現場では、医師は月1~2回の訪問に留まるケースが多く、訪問看護中に医師の判断が欲しい場合があっても、必ずしも医師と相談をしながら看護にあたれるわけではない。

Q. 訪問看護の現場で、看護師から医師へ何かリクエストしたことがあるか?

■考察
90%超の看護師が、医師に何らかのリクエストをしたことがあるという結果となっている。看護師は、患者との接点が医師よりも多く、また他の職種よりも医療知識を有することで、医師への意見や提案も、具体的でかつ影響力が高いことがうかがえる。

■リクエスト内容フリーアンサー(抜粋)
・癌性疼痛のコントロール方法(麻薬や鎮痛剤生薬、湿布など)
・褥瘡のドレッシング材の変更
・内服薬の処方追加


【調査概要】
・調査対象:全国の訪問看護ステーション
・調査期間:2015年11月16日~29日
・調査方法:調査票を各訪問看護ステーションに郵送、提出はFAXもしくはインターネットを利用
・有効回答数:742施設
・主な回答者:訪問看護ステーションの管理者(看護師)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エス・エム・エス]
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