防犯意識と実態調査(20代~60代の主婦対象) 

2016年10月21日
LIXILは、東京・大阪・愛知の20代~60代の主婦1,500人を対象に、防犯意識や施錠の実態についてアンケート調査を実施しました。

【調査結果サマリー】

■主婦の約半数が外出時に「施錠しないことがある」と回答。
5分以内のゴミ捨てなら鍵をかけない方が最も多く、5分以上の外出でも約3割の方が鍵をかけない!?
外出時の施錠実態を見ると、「必ず施錠する」が52.3%とやや多いものの、半数近くは「施錠しないことがある」(47.7%)と答え、そのうち31.9%は「5分以上の外出」でも無施錠で外出しています。無施錠で出かけることがある主婦が、鍵をかけずに出かける範囲は、「近所のゴミ捨て場まで(5分以内程度)」が33.0%と最も多く、次いで「近くのコンビニまで(10分以内程度)」(11.3%)、「スーパーでのお買い物まで(30分以内程度)」11.0%となりました。鍵をかけずに出かける理由は「すぐ戻ってくるつもりだから」(47.3%)が最も多くなっています。

■「愛知県」の主婦が、「無施錠で外出する時間」が一番短い(5分以内程度)!
「無施錠で出かけることがある」と答えた主婦の「無施錠で出かける時間」をエリア別で見ると、「近所のゴミ捨て場まで(5分以内程度)」は、東京(31.3%)、大阪(26.3%)、愛知(41.4%)と、愛知県が最も多く、「無施錠で出かける時間」が3エリアの中では最も短い結果になっています。

■普段行う防犯対策の第1位は「施錠の確認」
主婦の62.5%は「自分の防犯意識が高い」と自任しており、防犯対策として普段行っていることは1位「施錠の確認」(64.0%)、2位「近所付き合い」(55.5%)、3位「窓を開けて寝ない」(36.3%)の順となりました。

【調査結果】

■生活者調査で見る、主婦の空き巣対策

①主婦の防犯実態、外出時に施錠しない主婦が半数近くも
「5分程度のゴミ捨てなら鍵はかけない」主婦は最も多い


外出時の施錠の実態を見ると、「必ず施錠する」が52.3%とやや多いものの、半数近くは「施錠しないことがある」(47.7%)と答えています[図1]。
都市防犯研究センターの資料によると、侵入窃盗の犯行にかける時間は、約3割が5分以内となっているにもかかわらず※3、主婦の31.9%は「5分以上の外出時にも施錠をしないことがある」という結果になりました。 ※3出典=都市防犯研究センター/警察庁統計資料

また、無施錠で出かけることがあると答えた主婦715人を対象に、どの程度の外出であれば無施錠で出かけるかと聞くと、「近所のゴミ捨て場まで(5分以内程度)」(33.0%)が最も多く、「近くのコンビニまで(10分以内程度)」は11.3%、「スーパーでのお買い物まで(30分以内程度)」は11.0%の結果となりました。[図2]。
主婦にとって5分以内程度のゴミ捨てなら無施錠で外出というのは、日常的なことのようです。

②「すぐ戻るから」と、鍵をかけない人が約半数も

無施錠で出かけることがあると答えた主婦にその理由を聞くと、「すぐ戻ってくるつもりだから」(47.3%)という理由が最も多く、次いで「これまで空き巣等の犯罪に巻き込まれたことがないから」(27.8%)、「安全な地域に住んでいると思うから」(23.2%)、「鍵をかけるのが面倒だから」(19.7%)があげられました。[図3]。
「その他」(15.5%)の具体的な内容を見ると、「高層階なので心配していない」(愛知県55歳)、「8階で、外からの侵入は困難だと思うから」(愛知県38歳)のように、高層階だから侵入されないので施錠しなくても大丈夫という意見や、「換気をしたいから」(愛知県30歳)、「柵があるから」(大阪府55歳)などの意見が寄せられました。

③エリア別施錠実態と空き巣件数 「無施錠で外出する時間」が一番短いのは愛知県

無施錠で出かけることがあると答えた主婦の無施錠で出かける時間をエリア別で見ると、愛知県の主婦は「近所のゴミ捨て場まで(5分以内程度)」(41.4%)が最も多く、「無施錠で出かける時間」が3エリアの中では最も短くなっています[図4]。
一方、「平成28年警察白書」(警察庁)によると、平成27年の窃盗犯のうち侵入盗の認知件数は、 1位 愛知8,157件、2位東京6,324件、3位 福岡6,251件、4位 大阪5,891件の順となっています。
愛知県は平成26年の侵入盗の認知件数でも、9,084件でワースト1となっています。[参考資料‐図12]
愛知県は空き巣が多いという統計データがあるものの、今回の調査では、無施錠で出かける時間が大阪、東京よりも短いという結果となりました。

④防犯意識は高いと自任。普段の防犯対策で一番意識しているのは「施錠の確認」

自分の防犯意識について聞くと、6割以上の主婦が防犯意識は「高い(高い+まあ高い)」(62.5%)と自任しています[図5]。
普段、防犯対策として行っていることを聞くと、「施錠の確認をおこなう」(64.0%)、「近所の人とあいさつをする」(55.5%)、「窓を開けて寝ない」(36.3%)の順となりました[図6]。
鍵をかけることを一番意識しているにもかかわらず、ゴミ捨てなどの短い外出には鍵をかけずに出かけてしまいがちのようです。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
対象エリア:東京都、大阪府、愛知県
調査対象:20代?60代の主婦1500人(各エリア500人ずつ、10歳刻みで100人ずつ)
調査実施期間:2016年9月10日(土)~9月12日(月)
調査実施機関:マイボイスコム株式会社

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